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風、薫る
『風、薫る』第113話感想|えっ、寛太?看護の看板を爆下げ
画面に寛太が現れた瞬間、「えっ、そこにいるのか」と声が出た。『風、薫る』第113話は、悪質な派出看護会に入り込んだ寛太、子育ての途中で恵風看護婦会へ戻ろうとするしのぶ、そして何を知っているのか読めない柳生が交差した朝でした。 『あさイチ』の... -
風、薫る
『風、薫る』第112話感想|美津のねぎらいと環の成長、寛太説にゾゾゾ
美津がりんをねぎらい、環が女学校へ入学する。そこから時は明治32年へ進み、環は最上級生の姿で現れました。恵風看護婦会の仕事が軌道に乗る一方、佳枝がりんへ持ち込む話が、明るい時間の先に別の風向きを知らせます。 一年、さらに三年‥。画面の外で積... -
風、薫る
『風、薫る』第111話感想|虎太郎の帰還が映した戦争の影
虎太郎が帰ってきました。けれど第111話が映したのは、帰還を「よかったね」だけで終えられない現実です。 吾郎を失った直美は明を育てながら働き、捨松はりんと直美へ看護の未来を託す。戦争が去った後、人の暮らしに何が残るのか。その重さが、虎太郎の... -
風、薫る
「風、薫る」第109話・第110話|吾郎の最期と直美が縫い直した第2ボタン
吾郎の遺した軍服へ、直美は第2ボタンを縫い直しました。何度も「また外したの」と叱りながら直してきた、その場所です。 第109話・第110話は、吾郎の最期とともに、直美がもう戻らない日常へ初めて触れた朝でした。明を抱いたまま訃報を受け、すぐには泣... -
風、薫る
『風、薫る』第108話|直美と小川が「明」に託した未来と出征
『風、薫る』第108話は、直美と小川が生まれてくる子の名「明」に未来を託しながら、出征という別れに向き合う回でした。直美は派出看護を休む決断をし、小川は子どもの名前を準備したいと語ります。 喜びの話のはずなのに、会話の奥には別れの影がありま... -
風、薫る
「風、薫る」107話感想|直美が聞いた子の名と捨松の看護
小川のボタン、子どもの名前、多江を拒む傷病兵、そして捨松の言葉。第107話には、別々に見える場面が並びました。 けれど、その底には同じ難しさが流れていたように思います。人の手を借りること。看護を受けること。そして、まだ来ていない未来を信じる... -
豊臣兄弟
豊臣兄弟!第32回|前田利家の離脱と勝家との決闘を史実と感想で読む
前田利家は史実でも賤ヶ岳の戦いで柴田方を離れ、のちに秀吉へ帰順しました。ただし、第32回のような柴田勝家との一騎打ちや、開戦前から秀吉と密約していたという筋書きまでは、当然史実ではない。しかし、史実ではないとわかっていても、ドラマとしてグ... -
風、薫る
『風、薫る』第106話|直美の体調と多江の手紙に迫る戦争の影
『風、薫る』第106話は、直美の体調の変化を気にかけるりんと、広島にいる多江から届く手紙が交差する回でした。 第22週では、直美の妊娠を小川が喜ぶ一方、出征が決まりそうです。新しい命へ向かう夫婦の時間に、戦争の影が近づいてくる。その始まりを感... -
風、薫る
『風、薫る』第105話感想|虎太郎の決断と直美が示した看護の本質
『風、薫る』第105話は、虎太郎と多江が戦争に近い場所へ踏み出し、直美が人の痛みを生活ごと受け止める看護を示した回。 明治27年(西暦1894年)、日清戦争の足音は、遠い戦地の話ではなく、りんたちの日常を少しずつ変え始めています。 戦争は、いつから... -
風、薫る
『風、薫る』104話感想|佳枝を支えたりんと選べないシマケン
第104話は、佳枝の傷ついた自尊心にりんが寄り添う一方、シマケンが「一家で東京へ来てほしい」と言い切れない弱さを浮かび上がらせた回。 人を支えるとは、手を貸すことだけなのでしょうか。 雨の日、佳枝は手のこわばりで思うように食事ができず、深く落...