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日大・林真理子理事長を「パワハラだ」と提訴した澤田副学長

日大アメフト部,名門「不死鳥フェニックス」の廃部が決定した。日大は、2018年の「悪質タックル問題」から始まり、5年間にわたり「競技スポーツ運営委員会」でアメフト部の適切な運営や管理について審議してきた。だが、今年8月に麻薬取締法で3年生部員が起訴された。さらに、10月には同部屋の4年生が逮捕される。そして、11月27日に3人目の逮捕者がでた。「競技スポーツ運営委員会」のトップは学長。当然実務は、澤田康広副学長が担っただろう。「競技スポーツ運営委員会」で日大アメフト部の立て直しを進めていたにもかかわらずc、今回の違法薬物問題が発生している。この事実に基づいて、林真理子理事長が、澤田副学長らに辞任を求めた。すると、澤田副学長は、「林真理子理事長のパワハラだ」と、1000万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。このブログでは、「澤田副学長はどういう論理で林真理子理事長を提訴したのか。また「澤田副学長の提訴を一般の人たちはどう見ているか」についてまとめた。

目次

澤田副学長が、林理事長を「パワハラ」として提訴した論理

澤田康広副学長とは、どのような人物か

澤田理事は、『日大出身の元検事』という学歴・経歴をもつ超エリート。
1964年8月生まれの59歳(2023年現在)。
出身地は、大阪府大阪市。
日大法学部教授であり、日本大学副学長でもある。

日本大学大学院で修士を取得し、1992年に28歳で司法試験に合格。
東京・関西・九州などで検事として働き、2011年4月(46歳)からは、山口県で次席検事となった。

その後2015年(50歳)、東京地方検察庁総務部副部長
2016年4月(51歳)、宇都宮地検次席検事
2018年3月(53歳)、宇都宮地検退任
2018年4月(53歳)、日本大学法学部法律学科教授兼副学長就任

このように、学歴は日本大学の大学院で修士を取得した秀才。
そして、次席検事を務めた後に、日本大学で教授・副学長を兼任する輝かしい経歴をもつ人物だ。

だが、18年の「悪質タックル問題」で謝罪に立った際、「澤田副学長の答弁の姿勢が不遜」だとして話題になった人物でもある。

澤田副学長は、林理事長のどのような発言を「パワハラ」と捉えたのか

主訴は:主要な会議ほぼすべてで出席を停止させられた

だから、「パワハラだ」という主張だ。

この澤田副学長の主訴に結び付く話として理事会で、『澤田副学長が、アメフト部の寮で生徒が隠し持つ大麻を発見したが、12日間隠して報告しなかったこと』が話題に上った。

林理事長 「(報告せずに、隠し持っていた時期が)12日間は長すぎました。」
澤田副学長 「私は違法だったとは思いませんけど」
林理事長 「誰かが責任を取らないと」
さらに… 林理事長 「澤田先生の方からお辞めいただくのがいいんじゃないかなって」
澤田副学長 「私に、辞めろということでしょうか」
林理事長 「やっぱりちょっと、社会的にも許されないんじゃないですか」
澤田副学長 「だからといって私が身をひく理由にはならないでしょ」
と、問答が続いた。

この27日の理事会のあと、澤田副学長は、林真理子理事長を「パワハラ」として訴訟した。
林理事長から受けた“パワハラ”の内容として指摘した主訴は、今年8月の会見2週間後から主要な会議ほぼすべてで出席を停止させられたとしたが、
さらに、
「すべての責任が原告にあるかのような印象操作をされた」
「執拗に辞任を強要した」などとし、『訴訟は自己保身のためではなく、日本大学の独裁を許さないため』、と主張した。

さらに、『林真理子理事長は、(補助金を得ることのために)世間体ばやりを気にし、事実を無視している。』とも主張した。

澤田副学長の解任要求は、林真理子理事長一人の意見だったのか

澤田副学長の怒りの矛先は、林真理子理事長一人に集中しているかに見える。
では、「澤田副学長の解任要求は、林理事長一人の意見」だったのだろうか。
どうやらそうではない。
理事会の総意だったようだ。
そして、「解任要求の言い出しっぺ」は、林真理子理事長ではなく、和田茂樹常務理事からだったという。

和田秀樹常務理事は、「澤田氏は情報漏洩をしている。絶対にやってはいけないことで私が解任を理事会に諮ることを提案した。」と述べている。


さらに、理事会での林真理子理事長の発言、とりわけ
「補助金を得られるかどうかの瀬戸際にあるくらい、日大は現在社会的信用を落としている」という発言に対し、
澤田副学長は、「(林真理子理事長は)補助金が気になっているだけではないか」とした批判していた。
この澤田氏の発言に対して、和田理事は「理事会が、教育機関として学生のために使われる補助金の話をするのは当然」と批判した。

澤田理事長の論理について、一般の反応

この『澤田副学長の林真理子理事長「パワハラ」提訴』について、一般の方々の意見を見ると、大半が、『澤田副学長(酒井健夫学長も含めて)に対して批判的』である。

最近の偉いさんはこの手の人が多くなりました。 日大に迷惑をかけたとは微塵も思っていないようです。 学長には相談したようですが 学長は大変な事が起きたのですから理事長にも報告するようにと 指示するか学長自身が理事長に説明するのかハッキリすべきでした。 副学長ともなる人は指示が無くても重要案件は本来は報告すべきです。 案件の重要度も理解できないレベルなら即辞任すべきだし 理事長には情報を上げたくない学長、副学長だったとしたら 問題となったら2人が責任を取るのは当然でしょう。
(ヤマトさん)

林氏から「補助金もほしいし、叩かれたくない」と辞任を迫られたが拒否したと(澤田氏は)述べた。
林氏の発言について、沢田氏は「世間体ばかり気にしている」(と発言したが)
≫(補助金確保は)理事長の役務の最も重要なものだ。 大学と学生の社会的地位を高めること、つまり社会から評価される事に対して一番(責任が)求めらるのは理事長。
≫大学運営の為の潤沢な財源の確保、大学運営を通して結果的に社会的に貢献する。この三つがこの大学の理事長に求めらるものだと思います。 この全てに反目する様な人物が副学長でいた(経緯は知らんが)事が不思議だし問題でもあったのでは?(toyさん)

理事長は経営側のトップなんだから、補助金を確保したいと考えるのはおかしくない それよりも学校教育の責任者が違法薬物を隠匿していたほうがおかしいと思うんだけど 常識が捻れてしまっているのでは?(Ⅱさん)

いや、ちょっとは世間様の意見や批判も気にしたらどうだ?林さんの「補助金ほしい、批判されたくない」の真意は、本来のまっとうな学校運営ができていれば補助金カットとかにはならないし、人様に後ろ指さされるような学校であってはならないはず。素直に受けとればそういう意味であると思われるが。(cooさん)

沢田副学長を辞めさせることは抜本的な組織改革に必要だろう。 身内保護の意識がここまで高く遵法意識が低いのは、やっぱり検察出身日大主というダブルだからなのだろう。 こうなると、間違いを犯してから瑕疵が見付かってからではもう遅い。 粛清と言われようと、必要な人材や言動に問題の無い人材であっても旧田中の息がかかった人物や今の腐敗や膿を出すことに少しでも協力しないならば辞めてもらわないと~(sf0さん)

誰を辞任させるとか責任があるとことは言わない。これは、法人自身が考える問題。俺は、この結論を第三者委員会が出した以上、理事長と副学長を、含めた上層部が全て、辞任すべきだと思う。林理事長も初期対応を間違った、把握してないはずなのに、1個人と言い切った。(澤田副学長だけをやり玉に挙げたという意味か?) 残念ながら、ここで残ることは自己保身につながる。

と、林真理子理事長も辞任すべきだとする考え方もある。
上記の様に林氏批判もあるが、「澤田副学長の発言はおかしい」という意見が大方だった。

理事会は、林真理子理事長については、減給半額として、澤田副学長は即時解任。
酒井健夫学長は、今年度をもって退任と決定した。

結論:一般の意見では圧倒的に澤田氏不利

澤田氏が林真理子理事長に対する「パワハラ」による損害賠償訴訟を起こしたことに対して、一般の意見は「澤田氏の常識を疑う」という意見が圧倒的。

だが裁判となれば、日本の司法がどう判断するのか見守りたい。

また、日大アメフト部の違法薬物問題に関して林真理子理事長も責任をとって辞任すべきだという意見も見られた。
だが、大学をどう建て直すのかについて、「大学内部トップの学長・副学長」の意見主導では建て直せないことを実感した理事会が、どう動くのかが問題となる今、林真理子理事長は、辞任ではなく減給で臨むことは間違いではない。

今後の林真理子理事長と理事会の動向にも注目したい。

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