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風、薫る18話感想│シマケンの一トンビと環さらわれた衝撃・元教師が読む

こんにちは、なおじです。

風、薫る18話の感想です。

今回の第18話、紙飛行機から始まって環がさらわれるまで、なおじは終始ドキドキしっぱなしでした。

シマケンがりんの偏見に静かに気づかせ、小日向(藤原季節さん)が詐欺師「寛太」だったと判明し、直美が捨松に嘘を告白して鹿鳴館を去る——そして最後は環失踪という衝撃。

この記事でわかること

  • シマケンの「一トンビ」発言の意味とりんへの思い
  • 小日向(寛太)が詐欺師だった意味と直美への心理戦
  • 直美が鹿鳴館を自ら去った理由
  • 捨松の「いまさらですわ」セリフの深さ
  • 環失踪が意味する今後の展開

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目次

シマケンの「一トンビ」ってなに?

シマケン

なおじも最初わからなかった

紙飛行機をりんの足下に投げるシマケン。

「人生は紙飛行機‥」

思わずSMAPの名曲が頭をよぎってしまいましたが、それとは違う話(笑)。

シマケンが言い出した「一(いち)トンビ」——なんでしょうこれ、意味わからないですよね。

なおじも「えっ?」てなりました。

シマケンの説明を聞いても、よく分からないのは視聴者みんな同じだったみたいで、SNSでも「一トンビって何?」という声がたくさん上がっていたようです。

でも要するに、シマケンはりんのことが気になっていると、そういうことですよね。

病弱だったシマケンの幼少期

シマケンは、自分の幼少時代をりんに打ち明けました。

幼少時病弱で寝てばかりだったという話。

本ばかりを読んで、窓の向こうで人の声が聞こえるたびにさみしくなった、でも手が気持ちよかったという。

夜中に看病に来てくれたおばさんの手が、冷たくて温かかったと言う場面、なおじはじんとしました。

「冷たくて温かかった」——こういう表現、好きなんですよねえ。
うまいなあと思います。

体温が冷えた夜中の手のひらだけど、その存在がまるごと温かかったという意味ですよね。

教壇に立っていたころ、病気で休んだ子どもが登校してきたとき、ほんの少し気にかけてあげるだけで表情が変わることがありました。

シマケンが看護に惹かれる理由、その原点がここにあるんだと分かりました。

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シマケンがりんに気づかせた「偏見」

りんのナース悩みの正体

りんは、シマケンにナースになるかどうかを決めかねている悩みを相談しました。

そこでシマケンが静かに指摘するんです。

「気にしているのは、自分への偏見ではないか」と。

さらに「ナースになると再婚が遅れると悩んでいるのではないか」と。

この指摘が鋭い。

読者(視聴者)にも「そうか、りんはそこで止まってたのか」とわかる瞬間で、なおじも「そういうことか!」とひざを打ちました。

りんが「10トンビ」前進した理由

りんは自分の内心を指摘されて、ドギマギ。

それでも、りんは10トンビぐらい自分の気持ちを先に進めることができたようです。

シマケン、いい人ですよねえ。

35年教師をやってきて思うのは、自分の「偏見」って自分では気づきにくいんですよ。

進路相談でも「どうしてその仕事はやめとこうと思ったの?」って聞くと‥、

最初は「なんとなく」と言うけれど、掘り下げると「親に反対されそうで」とか「恋人に悪いかな」とか、出てくる出てくる。

りんのモヤモヤの正体は、まさにそれでした。

シマケンの一言が、りんの偏見を溶かしたとも言えますね。

偏見を 気づかせてくれる 人が宝

小日向は詐欺師「寛太」だった

女郎屋から出てきた小日向を直美が目撃

直美は、なんと女郎屋から出てきた小日向(藤原季節さん)に出くわします。

「キンジさん。あんたも、嘘をついているよね。旗本の娘じゃない」と小日向。

え、知ってたの?

小日向は詐欺師だった——そして本名は「寛太」。

「警察呼ぶなら、おれもあんたのことを話すよ」と言う小日向。

完全に、嘘つきと詐欺師の化かし合いですよね(笑)。

SNSでも「嘘つきと詐欺師の化かし合い?」という声があがっていたようで、なおじも同じ感想でした。

「良い詐欺師になれる」は褒め言葉?

直美さんも親がいないと知って、

「それで鹿鳴館のメイドに頑張ったね。せっかく軍人さんと結婚できると思ったろうに、悪かったね」と言う寛太。

そして「直美さん、良い詐欺師になれるよ」。

これ、悪口なのか慰めなのか、なんとも複雑な言葉ですよね。

でも、寛太が去っていくとき、直美がかんざしを折る場面——あのかんざしは「偽りの自分」の象徴だったんじゃないかとなおじは思います。

折ることで、「この嘘の生き方はここで終わり」という決意を表したのかな、と。

体言止め:折ったかんざし、折れた嘘。

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直美の告白と捨松の「いまさら」

「詐欺師と同じになってしまうから」

直美が捨松(多部未華子さん)に、嘘をついていたことを告白します。

「自分から打ち明けなければ、詐欺師と同じになってしまうので」と直美。

「無理を言って入れていただいた鹿鳴館ですが、止めさせてください」と続けました。

「どれだけ偽って着飾っても、所詮私は他の人にはなれない」

「でも、私に戻っても何もない。そのことも、よく分かりました」

この台詞の重さ、刺さりますよねえ。

なおじが教師として一番難しかったのも、「自分に戻ること」を子どもに伝えることでした。

他の子の真似をすることで傷つきが減る時期もある。でも最後に残るのは、やっぱり「自分」しかない。

直美のこのセリフは、そのことを明治の言葉で、静かに言い切っていると思います。

「いまさらですわ」捨松の深さ

捨松が言い放った一言——「それは、いまさらですわ」

知っていた、ということですよね。

最初から気づいていたけれど、直美の本質を見て、鹿鳴館に置いた。

この捨松の器量、なおじ感動しました。

35年間、色んな校長先生に仕えて、指導主事を務めて、自分も校長を11年やりましたが、「知っていても待つ」というのが、一番難しいリーダーシップなんですよ。

捨松は、完璧な「待てるリーダー」でした。

知っていた 言わずに待てる 器かな

環がさらわれた!衝撃の幕切れ

環

帰宅したりんの耳に届いた叫び

帰宅したりんの耳に、「環、たまき‼」という美津の叫び声が聞こえました。

環がさらわれた——!

一瞬呆然としたあと、「環!」と叫んで走り出すりん。

亀吉の手の者にさらわれてしまったのか。

ここで18話が終わるという、これは完全に「続きが気になって仕方ない終わり方」でしたねえ。

なおじ、思わず「えええっ!」と声に出してしまいました。

朝ドラの幕切れとして、なかなかの衝撃度です。

今後の展開を読む

環失踪によって、りんの「ナースになるかどうか」の悩みは吹き飛ぶことになりそうです。

家族の危機が、ヒロインを行動へ駆り立てる——これ、朝ドラの王道の展開ですよね。

シマケンとりんの関係も、この事件を通じてさらに深まっていく予感があります。

直美のほうは、鹿鳴館を去ったあと、どこへ向かうのか。

次の第19話が楽しみで仕方ありません。

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よくある疑問|Q&A

Q1. シマケンの「一トンビ」ってどんな意味?

A. 劇中のシマケンの説明では「一馬力」ならぬ「一鳶力」という独自の単位のようです。トビ(鳶)の飛び方や力の使い方になぞらえた言葉らしいのですが、視聴者の間でも「ちょっと分かりにくい」という声が多かったようです。要は「りんのことが気になっている」という気持ちの表現と見てよいと思います。

Q2. 小日向の本名「寛太」は何者?

A. 第18話で判明した情報によると、小日向栄介と名乗っていた人物の本名は「寛太」で、詐欺師であることが直美にも露呈しました。旗本の娘という身分も偽りでした。直美と同じく「親のいない」境遇で育った人物のようで、二人の間には奇妙な共鳴があります。

Q3. 直美はなぜ自分から告白したのか?

A. 寛太(小日向)に「良い詐欺師になれる」と言われたことで、直美は「このまま黙っていたら詐欺師と同じ」と気づきました。その直後に捨松へ告白する流れです。寛太の言葉が、皮肉な形で直美の背中を押したと言えます。

Q4. 捨松の「いまさらですわ」はどう解釈すればよい?

A. 捨松は最初から直美の素性を知っていた(あるいは疑っていた)にもかかわらず、直美の本質を見て鹿鳴館に置き続けたということです。「知っても待つ」という捨松の大きな器を示す名セリフでした。

Q5. 環をさらったのは誰?

A. 第18話時点では明言されていませんが、りんが「亀吉の手の者では」と直感しているように、これまでの流れからも亀吉側の人物が絡んでいる可能性が高いと見られます。第19話以降の展開で明らかになるでしょう。

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筆者紹介|なおじ

なおじは元社会科教師として教育現場に35年間携わり、指導主事を5年、校長を11年務めました。退職後もボランティアで子どもたちに学習を教えています。

社会科・歴史を長年教えてきたので、時代背景や史実との比較が得意分野です。「待てるリーダー」としての捨松の姿は、学校経営の現場でも通じるものがあります。

現在は8つのブログでドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評を書いています。

風、薫る18話

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