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あんぱん第36話|のぶの縁談と嵩の葛藤、戦時下の恋と友情の行方

嵩の手紙は何度も書き直されたが、のぶには届かない…。

2025年5月19日放送の朝ドラ『あんぱん』第36話は、戦時色が強まる1939年の日本を舞台に、

教師として成長するのぶと、東京でスランプに陥る嵩が描かれていましたね。

このころ政府の発した「結婚十訓」が、若者たちの恋と人生選択に影を落とし始めていました…。

目次

1. あんぱん第36話の総まとめ

1-1. 第36話の重要シーン

結論:第36話は「国家の期待と個人の希望の対立」がテーマとなる重要回です。

5月19日放送のあんぱん第36話では、教師と画学生の二つの世界が鮮明に対比されています。

時代は1939年、日中戦争の影響で国家主義が強まり始めた時期です。

御免与尋常小学校での教師生活も1年半が経過し、のぶ(今田美桜)は生徒たちに「御国のため」の愛国心を教える立場となっていました。

一方東京では嵩(北村匠海)が卒業制作に手がつけられず、

のぶへの思いを断ち切れないままスランプに陥っていたのです。

前回第35話で黒井先生(瀧内公美)が「3年間、子供ができず婚家を追われた」過去を明かしたことで、

教師としての道を選んだ背景が浮き彫りとなり、のぶの決意もより深まりました。

2. のぶへの縁談ラッシュ

2-1. のぶの縁談相手たち

結論:のぶには複数の縁談が持ち込まれ、特に若松次郎という機関士とのお見合いが注目されています。

政府が発表した「結婚十訓」の影響で、周囲は若い女性の結婚を国のためと考えるようになりました。

戦時下の「産めよ育てよ国のため」というスローガンが、のぶのような若い女性に重くのしかかっています。

のぶは教師として充実した日々を送っていたため、縁談話に乗り気ではありません。

教師の日々が充実は、建前だよね。
嵩がどうしても気になる、というのが本音…。

縁談ラッシュの中で特に注目されるのは、一等機関士の若松次郎(中島歩)との見合い話です。

次郎は商船学校を卒業した一等機関士で、父親はのぶの亡き父・結太郎(加瀬亮)の知人であり、

次郎自身も結太郎と船上で会った経験があるといいます。

カメラが趣味という情報も。

SNSでは「のぶちゃんに縁談が……!」「嵩のライバル現る!」「相手が中島歩なのでアカンこれ結ばれてまうやんけ」といった視聴者の声が続々と上がっています。

3. 嵩と健太郎の友情

3-1. 嵩のスランプと健太郎の言葉

結論:健太郎の「もうのぶさんのことは忘れろ」という厳しい言葉には、嵩を立ち上がらせるための深い友情があります。

東京高等芸術学校で卒業制作に取り組むはずの嵩は、画材を前にため息ばかりの日々を送っていました。

のぶとの関係に区切りをつけられず、創作にも集中できない嵩に、健太郎(高橋文哉)は決意を固めます。

健太郎は「お前はいつも人のせいにする。逃げてばかりじゃ何も変わらない」と敢えて厳しい言葉を投げかけたのです。

嵩は激しく動揺し、表情を歪ませますが、

健太郎の本意は「突き離すためではなく、立ち上がらせるための最後の一手」だったのでしょうね。

第36話の演出は緻密で、嵩と健太郎の対話シーンでは照明が徐々に暗くなり、

二人の周囲の世界が消え去るような効果がありましたよね。

画面には嵩と健太郎だけが浮かび上がり、友情と厳しさが交錯する濃密な空気感が表現されています。

この演出手法によって、健太郎の言葉が単なる叱責ではなく、

嵩の才能と未来を信じる深い友情からくるものだと視聴者に伝わり、多くの涙を誘いました。

健太郎が、嵩のため息を数える
という設定も、学生の日常を切り取っていて
良かった。
自分の学生時代を思い出したよ。

Yahoo!ニュースでも「健太郎が嵩にのぶを忘れられるようにあえてきつい言葉をぶつける」と紹介され、

YouTubeでは「健太郎の”愛ある一喝”に涙…!」と題した解説動画が公開されるなど、

このシーンは大きな反響を呼んでいるよね。

4. 結婚十訓と戦時下の価値観

4-1. 戦時体制と結婚政策

結論:1939年の「結婚十訓」は戦争のための人口政策という側面を持っていました。

「結婚十訓」は1939年9月30日に阿部内閣の厚生省予防局優生課が発表した実際の歴史的政策です。

日中戦争や満蒙開拓移民などで出生率低下に危機感を持った政府の人口増強策であり、

当時は「産めよ育てよ国の為」という文言が掲げられていました。

この時の内閣総理大臣は、阿部信行氏(あべのぶゆき・は第36代内閣総理大臣)
安倍晋三元総理とは、無関係ですね。

4-2. 教育現場での影響

ドラマでは、のぶが教師として「御国のため」という国策に沿った教育を確固たる信念をもって行う姿が描かれています。

師範学校で学んだ愛国教育を子どもたちに情熱的に伝えるのぶの姿は、

当時の教育者の使命感を体現しており、多くの視聴者にこの時代の教育観を印象づけていますよね。

特に女性視聴者からは「時代は違えど、社会の期待と個人の願いの間で揺れる女性の姿に自分を重ねる」という感想がSNS上で多く見られます。

36話ではこの葛藤がのぶの縁談問題とも絡み、より複雑な心情描写となっています。

5. 蘭子と豪の遠距離恋愛

思い

5-1. 除隊カウントダウン

結論:蘭子は豪の満期除隊まであと279日を指折り数えながら、静かな思いを胸に秘めています。

朝田家の次女・蘭子(河合優実)と思いを寄せる豪(細田佳央太)の切ない関係は、

第36話の重要なサブストーリーです。

蘭子の机には1日ずつ斜線を引いた手作りのカウント表が置かれ、

「あと279日……」と呟く姿が繊細に描かれています。

特に心を打つのは、豪の服をそっと撫でる蘭子の仕草。

言葉にできない思いを、物に触れることで表現する演出が視聴者の共感を呼んでいました。

祖父・釜次(吉田鋼太郎)「豪よ、はよ戻ってこい」と呟くシーンも重要で、

SNSでは「このセリフがフラグになっているのでは」という不安の声も上がっています。

5-2. 遠距離恋愛の試練

戦時下の若い恋愛には、常に身分の壁や不確かな未来という試練が立ちはだかっています。

は朝田家ではあくまで使用人の立場。

「主家のお嬢様と結婚できるなんて夢にも思っていなかった」という当時の身分意識が二人の間に見えない壁を作っていました。

先の第24話で蘭子が「好きな人がおって…その人はうちのことらあ、なんちゃあ思うちゃあせんって分かった」
と涙ながらに打ち明けた告白シーンを覚えている視聴者も多く、

この遠距離恋愛の先行きを案じています。

「蘭子ちゃんと豪ちゃんが報われてほしい」「あの時代だからこそ切ない」

といった声がSNSで多数見られ、

現代では考えられない「待つこと」の重みを視聴者は感じているようです。

俺もだよー。
豪、何とか帰ってこい!

6. 視聴者の反応と考察

6-1. SNSでの話題シーン

結論:視聴者からは「時代に翻弄される若者の生き方」に共感の声が多く寄せられています。

Xでは『あんぱん』第36話も大きな話題となり、特に健太郎と嵩のやりとりに感情的な反応が集まりました。

「のぶ、どうなっちゃうんだろう…」「20歳で行き遅れると急かされる。わかっちゃいるけどすごい時代よな」
という時代背景への驚きや、

「豪ちゃん…必ず帰ってきてや」と蘭子と豪の関係に祈りを捧げる声も多数見られました。

さらに「隠れアンパンマン声優まさかの中尾隆聖さんだったあ!」と、

ばいきんまん役の中尾隆聖の校長役登場にも多くの驚きの声が上がっています。

6-2. 次回への展開予想

結論:次回は若松家の女性の登場により、のぶの結婚話が進展する展開が予想されます。

検索結果によれば、第36話ラストに登場した「神野三鈴演じる若松節子」が次郎の母親役として物語に関わってくることが明らかになっています。

「謎の女性の正体ただ縁談を持ってきただけではなさそう。すごい家柄の人か?」
と視聴者からも注目を集めており、

次回以降は若松家との縁談話が本格的に進むと予想されます。

特に若松次郎との関係では、「のぶにとって次郎は亡き父・結太郎と船上で会った経験を持ち、父との共通点を見出す存在」という情報も示唆されており、

のぶの心境変化にも注目が集まっています。

嵩については、健太郎の厳しい言葉をきっかけに卒業制作に向き合い始める展開が期待されますが、

のぶの縁談話を知った時の反応も見どころとなりそうですなぁー。

7. まとめ:戦時下の人間ドラマ

あんぱん第36話では、戦時体制が強まる時代の中で揺れ動く人々の姿が描かれました。

のぶの縁談問題と教師としての使命感、嵩と健太郎の友情の深さ蘭子と豪の遠距離恋愛と待つ切なさ。

それぞれの登場人物が自分の人生と向き合う様子に多くの視聴者が共感していますね。

第35話で黒井先生(瀧内公美)が「3年間、子供ができず婚家を追われた」過去の苦悩を明かした流れから、

第36話では若松節子(神野三鈴)が持ち込む縁談という新たな展開の流れへ…。

のぶの人生の転機となるこの縁談話は、「のぶの亡き父・結太郎との縁」が重要な鍵となるようです。

若松次郎(中島歩)という機関士との初お見合いが、検索結果によれば次回の重要な展開になると予想されます。

一方で、スランプから立ち上がろうとする嵩の創作の行方、

そして「あと279日」と豪の帰りを待ち続ける蘭子の思いも、視聴者の心を捉えていました。

私自身は、豪の帰りを待ちわびる蘭子ちゃんたちの
サイドストーリが
36話で、一番気になった。

1939年の「結婚十訓」という時代背景の中で、

「産めよ育てよ国のため」のスローガンに翻弄される若者たちの姿を通して、普遍的な人間の葛藤と選択を描く『あんぱん』の深い人間ドラマ。

視聴者からは「今と違う価値観の中でも、心の揺れは現代と同じ」「蘭子と豪が報われてほしい」

といった共感の声が多く寄せられていますね。

次回も彼らの選択と成長を、ぜひ一緒に見守っていきましょう。

あんぱん36

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