2023年– date –
- 日本らしさ
『藤原定家とは どんな人か』 を知るための 5つのポイント
藤原定家と後鳥羽上皇が繰り広げた作歌論争は、現代も議論が続いている。背景がわかった時に、「アハ感覚を味わう」定家の歌、めんどくさいけど面白い。 - 日本らしさ
鴨長明は貧乏を楽しむ『優雅な生活』の中で、『方丈記』を書き上げた
鴨長明の草庵住まいは、今で言えば、キャンピングカー住まいのような感覚だったのではないか。貧乏を楽しむ「優雅な生活」。長明は、新たな日本文化・新たな和魂を築いたのでは。 - 日本らしさ
鴨長明の「方丈記」は、なぜ片仮名主体の和漢混淆(交)文で書かれたのか
紀貫之は、「男もすなる日記」と、あたかも自分が女のように「仮名文字」で土佐日記(935年ごろ)を書いた。仮名文字は女性の文字だったのだ。それから約300年後の1212年、「鎌倉殿の13人」の頃、鴨長明は、片仮名主体の漢字混じり文で「方丈記」を書い... - 日本らしさ
仮名文字文学「土佐日記」「源氏物語」「枕草子」によって、日本の日本らしいものの考え方が深まった
中学校の社会科で、源氏物語や枕草子は、どのように指導されることが想定されているか。最終到達点は、『国際的な要素をもった文化が栄え、後に文化の国風化が進んだことを理解している。」と言う状態を目指す。 - 日本らしさ
『自利利他』、日本の心を生み出した『空海』
天才といわれる人でも、ゼロから創造する人は少ない。日本人は、『真似から独自のモノを生み出す』能力に長けている。しかも、元のモノを遙かに越える日本的な『文化』として完成させる。仏教界・思想界の大天才『空海』も、その一人。空海は、インド密教と中国密教から、日本独自の「日本密教」、そして『自利利他』という日本の魂を生み出した。 - 日本らしさ
日本思想史上、最古の人『最澄』の一乗思想とは?
日本思想史上最古の人物は、「最澄」であろう。「総ての人は仏の前に平等。どのような人も仏によって救われる」という、最澄の思想が日本人の魂を培った。 - 歴史雑感
敵が自国に迫る時、「武力抵抗」or「恭順」の議論の中で「中立」を選んだ長岡藩 河井継之助の少年期・青年期
司馬遼太郎氏が描く「峠」の主人公、長岡藩の河井継之助の生き様は、今なお多くの人に影響を与えている。 継之助が生きた江戸最末期は、現代日本が置かれている状況をイメージさせる。薩摩・長州を中心とする新政府軍が、旧幕府軍(奥羽越列藩同盟)に... - 新聞雑感
国民的課題「国防」、国防の何に「問題意識」をもつか
日本が『何もしませんよ。』と言えば、相手国は攻めてこないのか。そんなことはない。小笠原丸の三船殉難事件や通州事件などの歴史を見れば明らか。東京大学名誉教授小堀桂一郎氏の『産経新聞令和5年1月4日』の記事は秀逸