大リーグのオールスターで、大谷翔平選手が輝かしい第1号3ランホームランを打ちました。
相手ピッチャーは、レッドソックスのタナー・リー・ハウク(ホウク)投手。
歴史に残るピッチャーとなった、タナー投手とはどんな投手なのでしょうか。
大谷翔平選手:出た!!!オールスター初ホームラン
出ました!
大谷翔平選手のオールスター初本塁打。
米大リーグのオールスター選で「3度目ならぬ、4度目の正直!」
今年のオールスター戦は、16日(日本時間17日)に、テキサス・レンジャーズの本拠地テキサス州アーリントンのグローブライフフィールドで行われました。
大谷は、「2番・DH」で先発出場。
大谷選手にとっては、4度目のオールスター出場となりました。
ここで、待ちに待った初本塁打を放ったわけです。
ホームランを放った瞬間、球場は怒濤の大谷コール!
記録に残る相手投手は誰だったのかというと、ボスト・レッドソックスのタナー・リー・ハウク(ホウク)投手でした。
この投手、実は将来を期待される有望選手です。
タナー・リー・ハウク(ホウク)は、どんな投手
タナー投手は、
身長:196㎝
体重:102キロ
という恵まれた体格をしています。
年は、2024年現在28歳。
球界を代表する大投手になることが期待されるほどの、高いポテンシャルをもった投手として注目され続けています。
しかし、なかなか
「実力に見合った結果を、残せていません。」
どうしてでしょう。
メジャーデビューは、2020年のリーグ終盤。
先発投手として、華々しくデビューしました。
実質的にルーキー・イヤーになった2021年は、高いポテンシャルを発揮したものの、制球力に難があり、18試合に登板して、結果は『1勝5敗』
『ポテンシャルは高くても、制球力が無くては期待倒れ?』
との声も上がったようですが、このときまだ実質1年目ですのでねえ。
続く2022年、カナダでブルージェイズ戦がありました。
しかし、このときコロナにかかってしまいカナダに入国できず、球団からの信頼が下がってしまったようです。
さらにこの年の8月に、腰椎を痛めるという事故も重なり、先発投手枠から外され、リリーフに廻りました。
2023年に、徐々に本来の力を発揮しだしていたのですが、6月ヤンキース戦で顔面にボールがあたり負傷を負ってしまいます。
この事故で、ちょっとブレーキがかかったものの、本来は実力者です。
2024年の今季は、調子を取り戻し勝ち星を重ねています。
この成績によって、オールスターに選出されました。
成績向上の理由
タナー投手の持ち玉はスライダー・シンカー・スプリット。
どの玉も威力のある玉です。
しかし、制球が不安定だったために、昨シーズンまでは良い成績を残せずにいました。
ところが、今季は制球力が安定してきて、四球が昨年までに比べグッと減ったのです。
これが、2024年度の成績向上の要因です。
しかし、大谷に打たれたボールは…
『制球力が向上した』
と、今季評価されているタナー投手ですが、大谷の第2打席の配球はどうだったのでしょうか。
第1球は、外角低めに大きく外れボール。
第2球は、一転内角低めにやや外れボール。
そして運命の第3球、なんとスプリットボールが、ど真ん中の『打ってください、ホームランボール』となりました。
この玉を、大谷選手が逃すはずはありません。
こういう玉を見逃さないのが、大打者ですから。
ライトスタンドへ、特大のホームラン!
タナー投手自身、
『大谷すげー。見逃してくれないよ。
向上しつつある制球力だが、さらに磨きをかけなければ。』
と、思ったのではないでしょうか。