歴史雑感– category –
-
笠置シヅ子の夫:「吉本穎右との恋」と忘れ形見の 愛娘「ヱイ子」
笠置シヅ子(実名「亀井静子」・ブギウギの「花田鈴子・福来すず子」)の運命の人は、吉本興業の御曹司「吉本穎右(えいすけ)」。二人の間には女の子(ヱイ子)が生まれる。しかし、静子と穎右が一緒に暮らすことが出来たのは、ほんの数ヶ月。正式に結婚することは出来なかった。穎右は、娘のヱイ子が生まれる約一月前この世を去った。このブログでは、ブギウギ花田鈴子のモデル亀井静子(笠置シヅ子)と、吉本穎右の恋の顛末について追究する。 -
スズ子は梅吉と本当の親子になれた:史実の笠置は、音吉の墓もつくる
「わては寂しい。飲んべえで働きもせんと、情けのうてだらしない、何の役にもたたへんお父ちゃんやけど、寂しい。」というすず子。それに対して、梅吉は、「決まってるやろ。親子やからや。当たり前やないか」と返す。二人のわだかまりは解け、『ホンマモンの親子』になれた。こうして梅吉は、郷里香川に帰っていった。この先二人は、別々の人生を歩んでいくのだろうか。史実を元に推察する。 -
ブギウギ福来スズ子の弟、花田六郎の実在のモデルは誰:キャストは誰
ブギウギ花田梅吉とツヤの実在のモデル、亀井音吉とうめとの間には、実の子が3人。そして、もらい子の静子を合わせると、合計4人の子がいた。だが、長男頼一は生後間もなく亡くなってしまう。また、次男の正雄も3歳で亡くなっている。亀井家の子どもは、実質三男の八郎と静子の二人姉弟だった。音吉とうめにとっての実子は八郎だけ。このブログでは、ブギウギの六郎とそのモデル八郎の謎にせまる。 -
『大空と弟』ブギウギの歌詞は、楽譜をできるだけ忠実に再現
ブギウギで趣里さんが歌った『大空と弟』に、絶賛の嵐。この曲は、存在は明らかだったが、楽譜も無く、音源を記録したものも一切残っていない「幻の曲」として知られていた。だが、2019年に、ひょんなことから「楽譜」が見つかる。今回ブギウギの中で趣里さんが歌った曲は、その楽譜に沿いできるだけ忠実に再現したものだという。そして、劇中で趣里さんが歌うことで、新たな息吹をもってこの曲はよみがえった。このブログでは、「大空の弟」にまつわるエピソードを探る。 -
藤原鎌足の生誕地:藤原氏一氏独裁の基を築いた鎌足の故郷は、常陸鹿島
藤原鎌足の生誕地について大きく二説がある。一つは、大和国高市郡大原説。もう一つは、常陸国鹿島説。有力説は大和出身説だが、古来より鹿島説も根強い。鹿島は、鉄の産地でもあり、武力に優れるもののふの地でもある。この記事では、鹿島を鎌足生誕の地とする根拠を解き明かす。 -
徳川家光(竹千代)ってどんな人:【三代将軍、家光の評価】
「生まれながらの将軍」家光は、幕藩体制の基礎を築いた将軍として知られる。この3代将軍家光を評価し、通信簿を付けるとするとどうなるだろうか。 -
徳川秀忠てどんな人、【二代将軍秀忠の評価】
徳川秀忠の業績を探る、日本史の旅に出かけましょう。将軍として権力を握り、武士の時代に多大な影響を与えた彼の名声と歴史的意義にまつわる謎を解き明かすのが、この探検の目的です。徳川秀忠の評価と日本史への貢献の謎を解き明かし、彼の評価とその意... -
【初代将軍『家康』の評価】:他の戦国武将に比べて人気が低い理由
徳川家康という名前は、日本の統一と徳川幕府誕生の代名詞です。彼は、日本の歴史、文化、社会を形成する遺産を持つ、日本で最も影響力のある指導者の一人と考えられています。家康のリーダーシップは、その軍事的戦術から政治的才能に至るまで、何世代に... -
ブギウギ福来すず子(笠置シヅ子)、戦時中「敵性歌手」と見なされる
羽鳥善一(「服部良一」)と組んで、絶頂期を迎える福来すず子(「笠置シヅ子」)だったが、時代はそれを許さなかった。戦争の時代への突入である。戦局が悪化して行くにつれ、すず子(「笠置」)の歌や踊りは「敵性」と見なされていく。そしてついに松竹歌劇団は、解散となってしまった。この地獄のような時代、それでもすず子にとって運命の人との出会いがあった。その人物とは…。 -
ブギウギすず子「モデル笠置」、母と弟の死を乗り越えふるさと公演
ブギウギでは、すず子が東京で頑張っている一方で、大阪の実家では養母ツヤが病に倒れていた。そして、母を看病する弟六郎。この二人の死亡フラグが立って11月第二週が終了した。 13日からの第三週では、物語はどこまで進むのだろう。このブログでは、母ツヤと、弟六郎の死後の養父花田梅吉(柳葉敏郎)のモデル(亀井音吉)について語る。