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風、薫る60話|虎太郎×シマケン初対面!けなげな幼なじみに涙した

風、薫る第60話(第12週「旅立ち」金曜放送)は、幼なじみ・虎太郎(小林虎之介)が上京していてりんと再会し、団子屋でシマケン(佐野晶哉)と鉢合わせするという、見ている側が思わず前のめりになる展開でした。

この回、虎太郎の「製薬会社への就職」に込められた想いに気づいた瞬間、なんだかじーんときてしまって。

「けなげすぎる」という言葉、これほど似合う登場人物は久しぶりです。

恋の資格関係

こんにちは、なおじです。
社会科・歴史を長年教えてきた立場から、明治の時代背景も交えながら60話の感想をお届けします。

この記事を読み終わるころには、虎太郎とシマケンの「ライバル対決」の構図と、60話が第12週の締めくくりとして持つ意味がスッキリ整理されるはずです。

まず結論から答えます

Q1. 風薫る60話のあらすじを簡単に教えてください

看護婦養成所を卒業した直美が住む予定の長屋に空きがなくなり、一時的に一ノ瀬家に居候することになりました。そこへ幼なじみの虎太郎が訪ねてきて、りんや美津と再会。団子屋で近況を語り合っていたところに偶然シマケンが現れ、”三者鉢合わせ”が起きた回です。

Q2. 虎太郎はなぜ製薬会社に就職したの?

ドラマ内では「りんと同じ医療に関わる薬で役に立てるよう働いていきたい」と語っています。明言はされていませんが、看護婦を目指すりんを強く意識した就職先の選択だとみるのが自然です。

Q3. シマケンと虎太郎、どっちがりんと結ばれそう?

第60話時点ではシマケン本人はまだ自分の恋心を自覚していない段階。虎太郎はりんへの想いが全開で、真正面からぶつかってくるタイプ。ライバル構図が出そろったばかりで、今後の展開は全く予断を許しません。

目次

直美が一ノ瀬家へ・そこへ虎太郎が!

虎太郎登場

第60話の前半は、直美の居候と虎太郎の来訪が重なるという賑やかな展開でした。

看護婦養成所の1期生として卒業を果たす直美(上坂樹里)。
ところが、住む予定だった長屋に空きが出なくなってしまいます。
急きょ一時的にりん(見上愛)の一ノ瀬家に身を寄せることになりました。

そこへ飛び込んできたのが、りんの幼なじみ・竹内虎太郎(小林虎之介)。

りんはもちろん、母の美津(水野美紀)まで満面の笑みで出迎え、一ノ瀬家が一気に賑やかになる場面は、見ていてほっこりしました。

👉関連記事:朝ドラ「風、薫る」キャストとあらすじ総まとめ

直美の居候、地味に胸に染みる

直美の居候エピソード、さりげないんですけど泣けてくるんですよね。

養成所を卒業しても一緒に看護婦として働き、住む家まで一時的に共有する2人。
バディの絆が卒業後も続いていく、その「日常の地続き感」が
このドラマらしくてたまりません。

「最強のバディになっていく」という視聴者の感想が
ネット上でも多く上がっていたのも、うなずけます。

虎太郎が製薬会社を選んだ本当の理由

虎太郎の就職先として明かされた「製薬会社」は、この回で最も重要なキーワードです。

団子屋でりんと語り合う場面で、虎太郎はこう言います。

「(私はりんと同じ)医療に関わる薬で役に立てるよう働いていきたいと思っている」

さりげない一言ですが、これ、深いですよね。

看護婦を目指すりんが「医療の道」を歩んでいる。
だから自分も「医療に関わる仕事」に就いた——。
直接「りんのために」とは言わないところが、また健気でたまりません。

明治の「立身出世」で読み解く虎太郎

虎太郎の立身出世ルート

社会科教師として明治史を長く教えてきたなおじには、
ここに時代の文脈が重なって見えました。

明治中期の製薬業は、近代化が急速に進んだ最先端産業のひとつです。
地方出身の若者が東京で「給仕から正社員に這い上がる」のは、
並大抵の努力ではできません。

「立身出世」という言葉が明治の若者に与えた力は本物で、
福沢諭吉の『学問のすゝめ』が「独立自尊」を説き、
若者たちが猛烈に東京を目指した時代です。

その上で虎太郎が選んだ就職先が「りんの仕事と重なる医療の世界」——。

なおじの勝手な読みを言うと、りんへの想いが就職先まで動かしたんだろうな、と。
「けなげすぎる」は、むしろ控えめな表現かもしれません(笑)。

👉関連記事:一ノ瀬りんが看護を選んだ真相|朝ドラ風薫るWヒロイン

団子屋バチバチ!シマケン登場で三角関係が完成

シマケン虎太郎バチバチ

第60話最大の見どころは、団子屋での「三者鉢合わせ」シーンです。

りんと虎太郎が和やかに話していたところへ、
シマケンこと島田健次郎(佐野晶哉)が偶然現れます。

「えっ、なんでここに?」という鉢合わせ感。
2人が互いの存在を確認して、微妙な空気が流れていく——。
あの緊張感、伝わりましたか?

佐野晶哉が語ったバチバチシーンの裏話

ステラnetのインタビューで佐野晶哉さんはこう明かしています。

「自分たちが芝居をした映像をモニターで見ながら『こんなに嫉妬してんのかい!』『おい、妬くなよ』『そっちこそ嫉妬するなよ』なんて言い合っていました(笑)」(出典:ステラnet)

これ、2人の俳優さんが現場でもバチバチしながら笑っていたという証言ですよね。
そういう現場の空気がスクリーン越しに伝わってくるから、あのシーンは面白いんだと思います。

今日、朝イチの朝ドラ受けでもゲストの小林虎之介さんが、同じようなことを言ってましたね。

虎太郎型とシマケン型、どちらが好き?

虎太郎型とシマケン型、どちらが好き

なおじは30年以上社会科を教えてきましたが、職業病で「人のタイプを分類する」のがどうしても好きで(笑)。
この2人、本当に対照的です。

スクロールできます
項目虎太郎シマケン
出身栃木(農民)静岡(料理屋・インテリ)
職業製薬会社正社員小説家志望(まだ何者でもない)
性格ストレート・ハングリー奥手・まだ自覚なしかも
りんへの気持ち全開恋心を自覚できていない段階

佐野晶哉さんによると、シマケンはこのシーンで「なんだ?この気持ちは」と
初めての感情に出会うものの、それが恋だとはまだ自覚できていない状態とのこと。

「本気で惚れ込んだ相手には、こうなっちゃうんですかね」という発言、
妙にリアルで笑えました。

「虎太郎型とシマケン型、クラスにもいましたよね?性格タイプの違いが気になる方へ、心理学から読む人間関係の本も面白いですよ」

恋愛心理学入門

第12週「旅立ち」の締めくくりとして

旅立ち

第60話は、第12週「旅立ち」の最終話として、それぞれの登場人物の「新しい始まり」が重なる回でした。

りんと直美は養成所を卒業して看護婦へ。
虎太郎は地元を離れて東京で出世を目指している。
シマケンは自分の恋心に少しずつ気づき始めている。

「旅立ち」って、別れや終わりではなくて、
ずっと続いてきた日常がある一点で「形を変える」瞬間ですよね。

なおじは長年、3月になるたびに生徒を送り出してきましたが、
卒業式のたびに感じるあの「始まりの予感」に似た空気を、今日の60話に感じました。

バーンズ先生の”決意”も見逃せない

前話(第59話)でバーンズ先生(エマ・ハワード)が重大な決意を固めたことも、第12週の背景にあります。

👉関連記事:喜代としのぶの決断に納得した|風、薫る58話

1期生の卒業を機に指導者が次のステージへ動く——。
「旅立ち」はりんたちだけではなかったということでしょうか。
来週からの第13週が、ますます楽しみです。

虎太郎やりんたちが生きた明治の医療現場を、史実ベースでもっと知りたい方へ

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薬売る りんの横にと 夢燃やす

虎太郎のことを考えながら浮かびました。
製薬会社の正社員、でも本当の目標は「りんの横に立てる自分になること」。
明治の若者のひたむきさが、この一句に収まった気がします。

来週(第13週)はどうなる?

第13週からは、卒業したりんと直美がいよいよ本格的な看護婦として動き始めます。

虎太郎とシマケンのライバル構図が出そろった今、
恋愛の行方もいよいよ本格的に動き出しそうです。

また、りんの妹・安(早坂美海)と槇村宗一(上杉柊平)の結婚に向けた両家顔合わせも進行中。
娘の環(英茉)が何か悩みを抱えている様子も描かれており、
次週は複数のドラマが同時進行しそうな予感があります。

虎太郎派ですか、シマケン派ですか?
なおじは正直、虎太郎を応援したい気持ちが大きいです(あのけなげさは反則でしょう)。

朝ドラがどう作られているのか、脚本や演出の裏側に興味が出てきた方へ

👉関連記事:朝ドラ風薫る全26週130回と実在モデル2人の史実

よくある質問(Q&A)

看護婦養成所を卒業後に住む予定だった長屋に空きが出なくなったためです。仮の居候という形で、りんの一ノ瀬家にお世話になることになりました。卒業後も2人の「バディ生活」が続くことになり、視聴者の間でも「最強バディが誕生した」と話題になっています。

ステラnetのインタビューで「自分たちがモニターで映像を見ながら『おい、妬くなよ』『そっちこそ』と言い合っていた(笑)」と明かしています。シマケンはこのシーンで初めて「よくわからない感情」に出会うものの、それが恋心だとはまだ自覚できていない段階だとも語っています。

ドラマ内で具体的な会社名は明示されていません。明治中期の東京には複数の製薬会社が設立・近代化を進めており、地方出身の若者が就職する場としてリアリティのある設定です。

虎太郎は第1週(栃木での場面)に登場後、東京編ではほぼ不在が続いていました。第60話での再登場は久しぶりで、成長した姿を見せる「凱旋帰還」的な演出になっています。長い不在があったからこそ、再会シーンの感動が増している構成です。

りんと直美の看護婦としての旅立ち、虎太郎の東京での新生活、バーンズ先生の次なる決断など、複数の登場人物が同時に「次のステージ」に踏み出す構成になっています。一人ひとりの「旅立ち」が重なって描かれた週です。

筆者紹介|なおじ

なおじ

なおじは元社会科教師として教育現場に35年間携わり、指導主事を5年、校長を11年務めました。退職後もボランティアで子どもたちに学習を教えています。

社会科・歴史を長年教えてきたので、朝ドラに登場する明治の時代背景や史実との比較が得意分野です。虎太郎の「立身出世」の話は、授業で何度も語った明治の若者たちの話と重なって、思わず熱が入りました。

現在は8つのブログでドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評を書いています。

風、薫る60話

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