常陸佐竹氏– category –

常陸に遠流になった後醍醐の臣、万里小路藤房を預かった小田治久、対して佐竹の庶子月山周枢と尊氏の師夢窓疎石の人間関係を頼って武家方となった佐竹。どちらに日が当たるか。

　鎌倉時代の140年間、佐竹一族はひたすら息を潜めてこの不遇の時代を生き抜きます。それにしても140年は長い。 　

途中本当に岩が落ちてくるのではとハラハラしながら西金砂山を登ってみました。これを攻めるのは難しい。その西金砂山城の佐竹vs頼朝軍の攻防について

昌義は常陸大掾と血縁。勢いに乗る昌義は、下総の有力者に自分の娘を嫁がせ下総国にも進出。さらに次男義宗を上洛させ、皇嘉門院に仕えさせた。

　佐竹家譜によると、「勅詔（ちょくしょう）に因って常州に下向した」とあります。つまり昌義は、天皇の命令で常陸入りしました。

源義光の墓はどこにあるのか 　義光は、京都の武士を目指した義家とは違い、地方での勢力拡大を目指します。基盤の地域は、陸奥の南から常陸の北部でした。　そんな義光に訪れた試練に、源義国との戦いがあります。　義国は、兄義家と足利基綱の娘の間に生...

本日のポイント：源義光が佐竹家祖となれたのは、義光の生き残るプラン選択 ○義家は、都の武士に戻ることを選択し、義光は地方武士として生き残ることを選択した。 前九年の役で頼義を勝利に導いた清原氏 　頼義の鎮守府将軍としての任期が切れる少し前ま...

奥六郡は、元々は蝦夷（えみし）の居住地と言われます。その長が安倍氏でした。安倍前総理はこの安倍氏の末裔に当たります。（頼時三男の安倍宗任は降伏して一命を取り留め、平家方の水軍として活躍。平家滅亡により山口に流罪となり山口安倍氏となります。

本稿のポイント 佐竹氏の祖となる源義光は、常陸平氏と深く縁を結ぶことができた。その遠因はおじいちゃんである源頼信の活躍にあった。満仲の３人の子らは、どうやって源氏の力を高めていったのか。 満仲の後を継ぐ、長兄源頼光 　源満仲には３人の男子が...

武家として、９００年生き残れた家は、数えるほど。岩手の南部家、宮城の伊達家、山口の毛利家、鹿児島の島津家、そして、佐竹家。どうして９００年命脈をつなぐことができたのでしょうか。