歴史雑感– category –
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朝ドラ・ブギウギモデル『笠置シズ子』、専務との出会いで松竹歌劇団に入る
笠置シズ子は、養父母の勧めで三歳から日本舞踊や三味線を習い始めた。このあたりは、ブギウギの花田鈴子でも忠実に描かれている。幼児期から始めたこの芸事が、笠置のその後の人生を決定づけた。そして小学校を卒業した年、松竹楽劇部の音楽部部長・林嶽男との出会いによって松竹歌劇団に入ることができた。 -
ブギウギ:笠置シズ子の出生の秘密と、後援会会長となった東大総長南原繁
笠置シズ子が、「自分はもらい子だ」と気付いたのは17歳のころだった。それまでは、養父母こそ実の父・母だと何の疑いもなく信じていた。実の母と再会したときシズ子はどんな様子だっただろうか。また当時著名な政治学者であり、戦後初の東大総長となった... -
朱子学者「林羅山」の思想:朱子学で言う「理気二元論」とは何か
日本人の思想的な根幹を造っているのは、儒教だと言って過言では無い。その日本儒教の基(もとい)を創り上げたのは、林羅山。羅山が日本に広めようとした朱子学の思想とはどういうものか。そして羅山自身の思想とは。 -
朝ドラ『ブギウギ』の意味:笠置シズ子から、笠置シヅ子へ
朝ドラの主人公花田鈴子のモデル笠置シズ子は、ブギの女王と呼ばれ、「東京ブギウギ」など一連のブギを歌った歌手です。この記事では、日本においてヴギウギが流行した意義と、ヴギの歴史について、さらにはなぜ「笠置シズ子」は「笠置シヅ子」になったのかを紹介します。 -
ブギウギ家族の相関図:花田鈴子(笠置シヅ子)の生みの親はだれか
はな湯で、家族と幸せに暮らす花田鈴子。ブギの女王笠置シズ子をモデルとするこのお話でも、鈴子は花田夫妻の養子として描かれるだろう。では、実の親はだれか。相関関係を明らかにする。 -
「ブギウギ」の主人公笠置シヅ子の相棒:服部良一とジャニー喜多川の関係
ブギウギの主人公、笠置シヅ子(花田鈴子のモデル)は、昭和の大作曲家服部良一と師弟関係にあった。ブギウギでは草彅 剛が演じている。この服部とジャニー喜多川は家族同様の関係だった。 -
「らんまん」史実の牧野富太郎の妻「壽衛子」の死因は、卵巣癌?
今こそ、僕は感謝をつげねばらならん」はねるように立ち上がった。 「世話になった。有難う」腕を体にぴったりとつけ、最敬礼をした。数瞬の後、壽衞は息を引き取る。さて壽衛子の死因は何だったのか。 -
らんまん「槙野万太郎」の借金返済を肩代わりした「永守徹」のモデルは誰か
なんと、宮野真守演じる早川逸馬が再登場。「こうきたか」と思わずうなる演出。今回の彼は、万太郎の借金を帳消しにしてくれる「永守徹」と「万太郎」の出会いをお膳立てした。実に劇的。『史実もこうたっだら愉快だろうに。』そう思ってしまう。だが、史実は史実で劇的なのだ。逸馬もかっこいいが、「永守徹(演者・中川大志)」のモデル「池長孟(いけながはじめ)」と、史実の牧野富太郎博士との出会いを演出したのは、なんと朝日新聞の記者だった。 -
「らんまん」で入山法子さん演じる渋谷芸者が、寿恵子の待合茶屋の繁盛に貢献する
「らんまん」で、商売を始めることを決意した寿恵子(浜辺美波)は、当時は最下層の人々が流れ着く場所とされた渋谷へ向かう。弘法湯で身を清めてお参りに行く人に出会ったり、茶屋で出されたボーロに感動したり、芸者たち(入山法子・実咲凜音)の話を聞... -
らんまん野宮朔太郎:イチョウの精子の発見者モデル、平瀬作五郎とは
「らんまん」野宮朔太郎(演者:亀田佳明)のモデル平瀬作五郎という、「イチョウの精子(精虫)」の発見者を知っていますか?この記事は、野宮朔太郎(史実の平瀬作五郎)に焦点を当て、その業績であるイチョウの精子の発見について説明しています。平瀬作五郎は、イチョウの生殖過程を研究する中で、イチョウの精子を発見しました。