2023年– date –
- 指導法・学習法・記憶法・脳科学
脳を鍛える10の方法、「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる」
林成之氏は、北京オリンピック競泳日本代表チームに招聘され、選手たちの「勝つための脳」づくりに貢献し、大きな成果を収めた。その林先生が、「人の才能を発揮させる脳育」として書いたのが、本書「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!」である。私の孫も、この年齢。若い両親に読んでいてもらいたい良書だ。 - 新聞雑感
アメリカによる中国の気球撃墜、どうする日本
令和5年2月4日、アメリカは、中国の探索用気球と見られるものを大西洋上で打ち落とした。中国は、相変わらずの論調で「民間のモノを打ち落とした」と抗議し、アメリカは中国の抗議を全く認めない。問題は、3年前に日本にも同様のモノと見られる気球が来ているという事実。当然ながら、日本は何も対処できていなかった。本当の有事の際、日本は、どう行動できるのだろう。 - 新聞雑感
ルフィこと渡辺優樹は、なぜフィリピンの収容所から末端の闇バイトたちに指示できたのか
フィリピンのビクタン収容所はれっきとした国家施設。そこからなぜ渡辺容疑者は日本の闇サイト一味とコンタクト出来たのか。闇で稼いだ金が自分の手元に届くのも不思議だ。お鮨ペロペロ事件も、闇サイトと関係するという「うわさ」すらある。相当に闇が深い。『どうする!日本!?』 - 指導法・学習法・記憶法・脳科学
幼児教育の根幹はPQ教育にあり
有名すし屋で、別の客が注文した鮨につばをつけた。陳列してある湯飲みをなめ回して戻した。それを臆面も無くYouTubeにアップした。まったく考えられない。品性無し、社会的規範無しの若者がニュースになっていた。「三つ子の魂百までも」と言われが、この青年が幼少期に親から受けた教育に、大きな欠陥があったのではなかろうか。日本を立て直すには、幼児教育へのてこ入れが必要だと感じる。その際に「幼児教育と脳」は必読の書である。 - 指導法・学習法・記憶法・脳科学
学習の仕方が分からないという子に、どう指導するか『10タイプ別指導のポイント』
中学校○年生になるY子は、「私、勉強の仕方分からないから。」と明るく言う。Y子は、とても明るく社交的。しかし、ある理由があり、中学校1学年はほとんど学校に登校していない。当然、学力はすこぶる低かった。5教科すべてでテストの点は10点代。だが、今は数学だけ、テストで80点以上取れるようになった。「私、数学は好きなの」と言い、数学だけは授業もよく聞き、努力できるのだという。「でも、数学だけ。あとは、全部10点代」と、恥ずかしがること無く、全教科の点数を教えてくれる。「私、勉強やる気ないもん」「授業も眠ってるか、遊んでる。」そう言って、アハハと笑う。だが、本心はどうなのだろう。社会科の教師OBの私に、「先生、どうやって社会科の勉強したらいいの?」と聞いて来る。さてY子にどうアドバイスすればよいか、 - 思想史
陽明学の祖 中江藤樹の『孝』、行動する思想家 熊沢蕃山の『借学(蕃山学)』
近頃は、町中にも餃子の無人販売機がある。「金を払わずに餃子を持ち逃げした」というニュースがたまに流れると、『本当に、日本人の仕業か?』と思うのは、私だけではないだろう。日本人は、誰も見ていなくとも、人の物をちょろまかすことなどしない。そんなことをしたら、『心に恥を感じてしまう。』それが日本民族。さて、この無人販売を始めたのは、近江聖人中江藤樹先生。先生は、『心を磨くことの大切さ』を説いた陽明学の祖。 - 林羅山
日本人の慎ましやかな行動原理を培った『林羅山』
日本人は、災害に遭ったときでさえ、慎ましやかに列を作り、列を崩さずに待つことができる。この「慎ましさ」は、どのようにして日本民族に培われたのか。江戸初期の思想家、林羅山の功績が大きい。 朱子学を江戸幕府に定着させた『林羅山』 林羅山の概... - 日本らしさ
『「道元」の自力本願』、親鸞と真逆の教えを説く
鎌倉初期、『日本を創った思想家』を三人に絞るとすれば、『空海・親鸞・道元』であろう。道元は、「自分の教えは、民衆に受け入れられる必要はない。ごく少ない人数でよい。お釈迦様のなさった修行を、自らも行いたいという志をもった者だけが、修行を通して自力で自らを救う。」と、他力救済を説く親鸞とは、真逆の『自力救済思想』を示した。 - 日本らしさ
親鸞は僧でありながら、なぜ日本で初めて結婚したのか
『比叡山や興福寺のみならず、世間の人々が、あなたの敵になるでしょう。それでも、結婚する覚悟はあるか?』法然は静かに言う。『それで、お師匠様が教えてくださった真実の仏教が、世に明らかになるならば、私はやります。』親鸞31歳、日本で初めて僧侶でありながら公然と結婚をし、肉食を実行した僧侶であった。 - 日本らしさ
日本を創った思想家 『法然上人』の新しい仏教解釈
男は、宿敵明石定明に襲われ、深い傷を負った。男の名は、漆間時国(うるまときくに)。死が目前に迫る時国の前に、9歳になる息子「勢至丸(せいしまる)」が涙ながらに,けなげに宣言する。『父上、敵は必ず私が討ち果たします。』息子の言葉がうれしくはあった。しかし、時国は、苦しい息で息子を諭す。『敵討ちなど考えるでない。敵を憎んではならない。父の遺言通り、勢至丸はその後出世し、日本仏教史・思想史に残る宗派を生み出す。 法然上人である。