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日本の反撃能力強化と新しい戦略:具体的な運用方法の不透明さへの挑戦

シギントは江崎道朗さんと、茂田忠良さんとの共著です。私にとって2024年度に読んでよかったベスト3以内に入る本だと感じています。

その中から『日本の反撃能力』についてこのブログで触れます。

2022年、日本は国家安全保障戦略を策定し、防衛力の強化を目指すこと決定しました。特に「反撃能力」の強化が焦点となり、中国やロシアの脅威に備えるため、長距離ミサイルや情報収集手段の開発が急務とされています。

しかし、具体的な運用方法や情報戦略が不透明なため、今後の課題解決が求められている、という内容です。

情報や漏洩について勉強しておきたいという方に、この本をおすすめ。
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目次

## 日本のガードマン戦略

#### 国家安全保障戦略って?

まず、2022年の12月に日本は「国家安全保障戦略」という大きな計画を作りました。この計画では、次の5年間で43兆円もお金を使って国の防衛を強化することに決めました。これは、まるで大きな城を作るためにたくさんの資材を集めるようなものです!

この計画では、以下の5つの力を強くしようとしているんです:

1. **外交力**(友達を増やす力)

2. **防衛力**(敵から守る力)

3. **経済力**(お金を稼ぐ力)

4. **技術力**(新しい技術を使う力)

5. **情報力**(大事な情報を集める力)

#### インテリジェンスって何?

次に、「インテリジェンス」という言葉があります。これは情報活動のことを指します。茂田先生が、この情報活動の3つの種類を教えてくれました:

– **ヒューミント**(HUMINT):人からの情報

– **シギント**(SIGINT):信号や通信からの情報

– **イミント**(IMINT):画像や映像の情報

これらの情報活動は、まるで探偵が事件を解決するために証拠を集めるように、国を守るためにはとても大事な要素なんです。

#### 反撃能力の重要性

今、日本は守りだけでなく、攻撃する力「反撃能力」も持たなければならなくなっています。

これは、まるで友達から何か悪いことをされたときに、自分からも抵抗する準備をするような感じです。
そうしないと、いじめっ子にいじめれてしまいます。

中国やロシア、北朝鮮がどんどん強いミサイルを持ち始めているため、日本もミサイルを撃ち返す準備が必要になっているんです。今まで日本は「専守防衛」というルールに従って、攻撃するための武器を持っていなかったんです。

しかし、状況は変わりました。

#### どうやって反撃するの?

反撃能力を実現するために、日本は長距離ミサイルを使うことを計画しています。アメリカから「トマホーク」という巡航ミサイルを買うことも決めています。これは、遠くの敵にピンポイントで攻撃できる「魔法の矢」のような存在です。

でも、れだけでは足りません
カギは「12式地対艦誘導弾」っていうミサイルです。

#### 12式地対艦誘導弾とは何

12式地対艦誘導弾は、日本の陸上自衛隊が持つミサイルで、敵の船を狙うための武器です。例えるなら、超高精度な弓矢のようなもので、遠くにいる敵の船をピンポイントで攻撃できる能力を持っています。2012年から使われ始め前のミサイルよりも賢くなって、逃げ回る敵にも当たりやすくなっています。これを使うことで、海の安全を守る力が強化されます。

そんなミサイルがあったのか。日本もすごいね。

このようなミサイルで、攻撃射程も伸ばして、もっと強力に反撃能力をもとうとしようとしているんです。

#### 問題点と運用の難しさ

ただし、ここで大事な問題があります。長距離ミサイルを開発できても、どこを攻撃してよいのか、何時攻撃して良いのかが曖昧なままです。「敵のどこを狙うか」がちゃんと決まっていないと、野外で突然熊に出くわしてしまい、襲ってくる熊が、まさに目の前にいるのに、撃って良いのかどうかがかわからない状態です。

熊に一発殴られたなら、撃って良いよ。
これが専守防衛のルールだからね。

そんな……、
熊に殴られたら、

もう既に 死んでしまってるでしょうが‥!!!

茂田先生は、その武器をどのように使うのか、使えるのか、そのためにはどんな情報が必要かを考えることが大事だと言っています。

しかし、安保三文書にはその具体的な戦略あまり書かれていないので、不安だと指摘します。

#### 新しい情報収集の手段

また、安保三文書では、約600億円「静止衛星」を打ち上げる計画と、無人偵察機を使って敵の動きをチェックすることが記されています。この衛星は、まるで空から見守る「監視カメラ」のような働きをします。

ただ、1つの衛星や無人機だけで全てを把握するのは難しいので、もっとたくさん使う必要があるとされています。アメリカも新しいシステムに移行しようとしているので、日本も同様の取り組みが必要ですね。

次の新しいシステムって、一体どのようなシステムなのだろうか。

### 結論

日本の国家安全保障戦略は、「反撃能力」を強化することに力を入れています。
しかし、それを実現する具体的な方法や、情報を集めるやり方がまだ不透明な部分が多いのが現状です。

これは未来の脅威に立ち向かうための大きな課題と言えるでしょう。

※文章の理解は、ブログ管理者の責任で行っています。従って、江崎さんら執筆者の意図と違って射る部分があるかも知れませんので、ご注意ください。

ぜひ、「シギント」を実際にお読みいただき内容を確認してみてください。

情報や漏洩について勉強しておきたいという方に、この本をおすすめ。
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ファイター

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