第41回フジサンケイレディースクラシックでルーキーの神谷そら選手が初優勝を飾った。😁
ルーキーの大会優勝です。神谷そら選手すばらしい。パチパチ❣
今回、初優勝を飾った神谷選手だが、10代アマチュア時代に「卵をうむ」行為で失格を経験していた、という情報について思うこと。
フジサンケイレディースクラシックで初優勝の神谷そら ジュニア時代に「卵を生んだ」?
フジサンケイレディースクラシックで優勝した神谷そら選手を検索すると、「不正失格出場停止」という言葉が引っかかってくる。
「え!一体どうしたの?」と思う。
ジュニア時代に、「卵をうむ」行為が発覚し、出場した試合を失格になったという内容だ。
「卵をうむ」というのは、ゴルフ用語で「ロストボールをあたかも、見つけたかのように偽って競技を続行する行為」を指す。
ロストであるなら、当然2打罰のうえ元に戻ってプレーを再開しなければならない。だが、2019年のジュニア時代に出場した試合で、神谷選手はこの「卵をうむ」行為を行い、それによって出場停止処分を受けたのというのだ。
しかし、これらの情報は、すべてネットなどの不確定情報のみ。新聞報道などのメジャーな情報としては出てこない。
また、本人も「そんなことは無い」としているので、どこまで正確な情報なのか疑わしい。
個人的には、こんな出所も分からない情報は、信じるに足りないと思っている。
神谷そら選手は、卵は卵でも、「金の卵」だ。
このような優れた逸材を、潰してはいけない。
神谷そら選手のプロフィール
神谷そら選手の生年月日は、2003年4月18日。出身は、岐阜県土岐市。身長は168cm。血液型は🆎型。プロテスト合格は、2022年。この年トップ通過の逸材。なんといっても一番の魅力は見る者の度肝を抜く飛距離。
また、彼女は3姉妹で二人の妹がいる。「ももさん」と、「ひなさん」。
二人の妹もゴルフをしているという。特に二女の「ももさん」は、神谷そら選手と同じように飛ばし屋で、すでに平均247ヤードの飛距離を持っているという。
おそらく、妹もいずれプロデビューするだろう。
おめでとう 神谷そら選手 フジサンケイレディースクラシックで初優勝
周りの不快な声に惑わされること無く頑張った今回の彼女の活躍は、賞賛に値する。
フジサンケイレディースクラシック、迎えた最終日三番。神谷そら選手はボギーを叩いてしまう。
がんばれ神谷、と思っていると、続く4番パー5、2打目残り260をピン手前3mに着けてツーオンに成功。
おじさんゴルファーにとっては、夢の夢。2打目の飛距離がスプーンで260ですよ、女子の飛距離ではない。
そして、このホール見事にイーグル。
しかし、そこからが試練の時。5番9番をボギー。後半に入っても11番12番では連続ボギー。前を回っていた安田祐香選手、岩井千怜選手らにかわされ、トータル2アンダーまで後退してしまう。
距離はでるが、方向性や正確性がいまいち、今回はここまでかと、わずかに思ってしまう。
だが、14番でバーディー。難しい名物砲台グリーンの17番パー3では、見事に3mにつけてナイスバーディー。
この17番で、岩井千怜選手も、安田祐香選手も共に落としている。
神谷選手のバーディーは本当に値千金だった。
おやおや、これは、ひょっとすると、ひょっとするぞ!
ここで首位に返り咲き、最終ホールへ進む。
最終18番はとても難しく、何と神谷・岩井・安田の三人ともボギー。
神谷は、ボギーとはなったがウイニングパッドをしっかり決め、2位の人たちと1打差をつけ初優勝を果たした。
優勝インタビューでは、「まだ信じられない気持ちです。」と、喜びを語った。
インタビュアーから、「優勝を伝えたい人はだれですか。」と質問されると、言葉を詰まらせながら、「近くで支えてくれた親、周りで応援してくださった方に感謝したいです。」と述べた。
「勝っちゃったって伝えたい」と、年相応の反応もあった。
最後には「ギャラリーで温かい熱い応援をありがとうございました。これからも応援をよろしくお願いします。」と感謝の言葉を述べた。
神谷そら選手 プロテスト合格まで
神谷そら選手は、開幕前の18日に20歳の誕生日を迎えたばかり。また一人見応えのある選手がでてきた。女子ゴルフ界は、次から次とニューヒロインが出てきて、さらにベテラン選手も頑張っている。見ていて本当に面白い。
神谷選手がゴルフを始めたきっかけは、お父さんの影響だと言う。お父さんに、小さいときから女子プロゴルフの試合に連れて行ってもらっていて、6歳の時に「やってみないか」と勧められたのがきっかけ。
英才教育だね。
初めて入ったゴルフスクールは、大人と一緒だった。小学三年生の時には飛距離は200ヤードだったという。
この時点で、周りのオトナは度肝を抜かれていただろう。
小学校の高学年になった頃には、地方大会上位常連者となり、小学6年生では岐阜県小学生ゴルフ選手権で優勝を果たしている。
中学校進学時には、私立中学校から推薦入学の誘いがあったが、私立からの誘いは断り地元の公立中学校に進学した。
中学に上がると才能がさらに開花し、中部ジュニアゴルフ大会だけでなく全国大会でも優勝を果たしている。中学3年間だけで六つの大会で優勝したという。この頃になると、ドライバー飛距離は250ヤードにまで伸びていたそうだ。
高校に進学してゴルフ部に入部すると、1年生でナショナルチームに選抜された。
この時のメンバーには、安田祐香、吉田優利、後藤未有など、のちに有名プロになる方々が多数選抜されていた。
高校3年生の時には、中部女子アマチュアゴルフ選手権岐阜県ジュニアゴルフ選手権で優勝。この年、つまり高校3年生在学中に最初のプロテストを受け、最終まで残ったがあと一歩及ばず不合格となってている。
しかし、翌年の日本女子オープンゴルフ選手権にアマチュアとして参加し、見事予選を通過している。結果は8オーバーの22タイ。
そして、行われた2022年プロテスト、彼女にとっては2回目のプロテストで、10アンダーのトップ合格を果たした。
さすが。
過酷なテストで、合格率3%と言われる超難関テスト。多くの選手が四苦八苦する難関テストにわずか2回で、しかもトップで合格とは逸材中の逸材だ。
改めて 神谷そら選手 優勝おめでとう
フジサンケイレディースクラシックでは、ドライバー飛距離ランキング2位の飛距離を遺憾なく発揮していた。解説者が、彼女の飛距離を見て、何度も驚いていたのが印象的。確かに、スイングの正確性は今一歩のところがあった。あっちへ行ったり、こっちへ来たりして方向性はまだこれから。だが、そこもまた魅力。荒削りのハラハラ感も楽しめた。
まあ途中何回か、ルーキーだから今回勝たなくても…、という気持ちが、神谷選手にも、見ている側にもあった気がする。
「勝っちゃいました」という、彼女の優勝インタビューにそれが表れている。
安田選手も、岩井選手も、あと一歩。彼女たち先輩の立場からすれば本当に悔しかったと思うが、今の女子ゴルフ界は才能豊かな選手が目白押しで、優勝者は週替わり。彼女たちには次の機会に又頑張ってもらうとして、今週は神谷選手の優勝を祝おう。
まとめ
ジュニア時代に、「卵をうむ」行為があったか、無かったか。
そこに焦点を当てる必要はない。
今現在、大会運営側が「問題にしていない」ということが、すべて。
後ろ向きでは、ゴルフも人生も楽しくない。
「勝っちゃいました」で、いい。
あっけらかんとして、前に進んでほしいなあ。
神谷そら選手も、他の選手も同様にワザを磨き、「金の卵」「金の鶏」になって欲しい。
今週も楽しませてくれて、ありがとう。
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