
こんにちは、なおじです。
「パンダって、どうやってプロポーズするか知ってますか?」
教師時代、授業の導入でこんな質問を投げかけると、生徒たちの目がキラッと輝いたものです。
人間の恋愛も動物の求愛行動も、本質は案外似ているのかもしれません。
そんな不思議な視点から人間の恋を描いた小説が、いよいよドラマ化されます。
今回は、2026年1月から日本テレビ系で放送される「パンダより恋が苦手な私たち」の原作について、あらすじや魅力をたっぷりお伝えしますね。
上白石萌歌さんの地上波連ドラ初主演作、そして生田斗真さんとの16歳差W主演という話題性も抜群。
このブログを読めば、ドラマが始まる前に原作の世界観がバッチリ掴めますよ。
ドラマ「パンダより恋が苦手な私たち」基本情報
まずは押さえておきたい基本情報から。放送は2026年1月スタート、毎週土曜よる9時の新土曜ドラマ枠です。
主演は上白石萌歌さん(25歳)、相手役に**生田斗真さん(41歳)**という豪華キャスト。
上白石さんにとって、地上波連続ドラマの主演は今回が初めて。
一方の生田さんは、人間に無関心な変人動物学者という一風変わった役どころ。
この二人の化学反応、楽しみじゃないですか?
脚本を担当するのは根本ノンジさん。
「おむすび」や「正直不動産」などで知られる実力派脚本家です。
原作の持つ独特な世界観を、どう映像化してくれるのか期待が高まりますね。
生田さんは取材で「上白石萌歌さんとラブコメをやりませんかというオファーをいただいた時、年齢の差もありますし、まずは美容に気を使わなきゃと思いました」とジョークを交えてコメント。
16歳差の共演に対する率直な気持ちがユーモラスで好感が持てます。
原作小説の魅力とは
原作は、瀬那和章さんが2021年に講談社文庫から発表した小説「パンダより恋が苦手な私たち」。
新感覚のアカデミック・ラブコメディとして、書評サイトでも高評価を得ている作品なんですよ。
この小説のユニークなところは、「恋愛」「仕事」「動物の求愛行動」という3つの要素を見事に融合させている点。
著者の瀬那さんは、小学生の頃に通学路で犬のカップルを目撃した体験が創作のきっかけになったとか。
動物たちの純粋で時に残酷な求愛の世界が、人間の複雑な恋愛模様と対比されていくんです。
私も読んでみて驚いたのが、動物たちの求愛行動の奥深さ。
パンダの意外なプロポーズ方法、アデリーペンギンが石を使う求愛儀式、カメレオンが色で返事をする仕組みなど、知的好奇心をくすぐられる内容がてんこ盛り。
これ、理科の授業で使えたら面白かっただろうなあと、元教師としては思わずにはいられません。
パンダより恋が苦手な私たち|原作あらすじ
ここからは、パンダより恋が苦手な私たちの原作あらすじを詳しくご紹介しましょう。
主人公は柴田一葉(しばた・いちよう)という20代の女性編集者。
中堅出版社「月の葉書房」で働いています。彼女の夢は、一流ファッション誌で活躍すること。
ところが入社式当日、その憧れの雑誌が休刊を告げられてしまうんです。
夢が砕けた一葉は、生活情報誌『リクラ』の編集部に配属されます。
でも、やりがいも目標も見つからない。
毎日がただ過ぎていくだけ。
そんな彼女に転機が訪れたのは、伝説のスーパーモデル・灰沢アリアが新連載の恋愛相談コラムを担当することになった時でした。
ただし、アリアは女王様気質。原稿なんて書く気ゼロ。
一葉に「あんた、ゴーストライターやりなさい」と命令するんですね。
困り果てた一葉は、知人から「恋愛を研究している学者がいる」という情報をキャッチします。
その人物が、椎堂司(しいどう・つかさ)准教授。
でも彼の専門は人間の恋愛じゃなくて、野生動物の求愛行動。
しかも人間には全く興味がないという変人ぶり。
超イケメンなのに、その魅力に気づいていない残念な人なんです。
一葉は椎堂の協力を得て、SNSで集めた読者の恋愛相談に、動物の求愛行動をヒントにアドバイスしていきます。
その過程で見えてくるのは、動物たちの驚くべき本能の世界。
そして、人間だけが持つ「悩む力」の意味。
一葉自身も、仕事や人生について深く考え始めるんですよ。
周囲の登場人物たちも魅力的。
しっかり者に見える姉、頼れる上司、自分を持っている友人。
みんな心の内に何かしらの葛藤を抱えていて、リアルなんです。
なおじが考える、この作品の現代性
ここからは、私なりの視点でこの作品を考えてみたいと思います。
現代はSNSやマッチングアプリで、恋人探しのハードルが下がった時代。
でも同時に、選択肢が多すぎて「この人」を選ぶ難しさが増しているとも言えます。
この原作は、そうした現代の恋愛の悩みに、動物という意外な切り口から光を当てているんですね。
教師時代、進路に迷う生徒によく言っていたのが「答えは一つじゃない」という言葉。
恋愛も同じで、効率や正解を求めすぎると、かえって大切なものを見失う。
動物たちの純粋で時に不器用な求愛行動から、私たち人間が学べることは案外多いのかもしれません。
また、この作品は単なる恋愛ものじゃなく、仕事や人生の意味を問い直す物語でもあります。
夢破れた一葉が、予想外の仕事を通じて新しい価値を見出していく過程は、きっと多くの人の共感を呼ぶでしょう。
上白石萌歌さんが演じる一葉の「揺らぎ」と「成長」、生田斗真さんが具現化する椎堂の「冷徹さ」と「変化」。
この二人の掛け合いが、脚本家・根本ノンジさんの筆でどう描かれるのか。今から待ち遠しいですよ。
まとめ|よくある質問(Q&A)
Q1. 「パンダより恋が苦手な私たち」の原作はどんな話?
A. 夢を失った編集者・柴田一葉が、変人動物学者・椎堂司と出会い、動物の求愛行動をヒントに恋愛相談コラムを執筆。その過程で仕事や人生の意味を見出していく、新感覚アカデミック・ラブコメディです。
Q2. ドラマはいつから放送?
A. 2026年1月スタート、日本テレビ系で毎週土曜よる9時に放送予定。上白石萌歌さんの地上波連ドラ初主演作で、生田斗真さんとW主演です。
Q3. 原作の見どころは?
A. 動物の求愛行動という斬新な切り口から人間の恋愛を描く点、仕事や夢についても深く考えさせられる点、そして個性豊かなキャラクターたちの成長物語が見どころです。
パンダ見て 帰り求愛 断られる
恋愛もののドラマが好きな方はもちろん、仕事の意味を問い直したい方、動物や生物学に興味がある方にもおすすめできる作品。
原作を読んでおけば、ドラマがもっと楽しめること間違いなしですよ。