竹雄 しっかりしろよ やきもきする
さて、竹雄と綾、こちらはどうなっていたかというと…。
二人はいい感じで祭りを楽しむ。
その帰り道に、竹雄は東京土産のかんざしを綾に渡そうとする。
~ほんなら竹雄も、自由になっていい
綾様が、たとえどんな方と一緒になろうと、蜂屋を出ようとも、わしの忠義は変わりませんきに
そうだ、今だ、渡せ。告白しろ!
ところが、自分の気持ちを抑え込み、綾の気持ちを忖度する。
綾は、佐川に帰って万太郎と結婚する、と言い出す。
タキばあちゃん、罪なことをしたねえ。
万太郎 警察に捕まる
万太郎と綾 それを支える竹雄の新たな門出
万太郎は、中原万次郎との出会いを通し、「植物学は捨てられない」ことを自覚する。
わしは、植物学のために生まれてきたがじゃ。
そして、綾も「酒造りを捨てられない」ことを自覚する。
峰屋は、私に任せとき。おまんが植物学のために生まれてきたがやったら、私は峰屋のために生まれてきたがやよ。私は酒造りが好きじゃ。おなごの身でも、好きなもんは、好きながじゃ。
その代わり、約束しちゃり。お互い、今日選んだ道を悔やまんこと。
万太郎と、綾は互いの決意を確認し合う。
そして、竹雄に言う。
あたしらあがだらしなかったら、おまんがシカってよ。
竹雄は、二人の手を植えから握りながら言う。
叱りますよ。こじゃんと叱りますき。ほんじゃき、二人は前だけを向いて。
竹雄が、痛々しい。
綾さん、気付いてやれよ。
それとも、もう気付いてはいるのかな?
万太郎 警察に捕まる
新たな決意を胸に、万太郎と綾そして、竹雄は高知へ帰ることにする。そして、きちっとタキに自分たちの気持ちを話すことを決意した。
高知を去るにあたり、万太郎は逸馬の姿を見に行く。
逸馬たちは、まさに演説の真っ最中。遠巻きに逸馬の話を聞いていた万太郎に対し、逸馬は万太郎に弁士として登壇することを迫る。
綾や竹雄に背を押され、万太郎は登壇し話し始める。
そこへ、警察が踏み込んでくる。
なんと、間が悪い。
逸馬たちはもちろん、万太郎も捕まって投獄されてしまった。
万太郎の投獄は、史実の富太郎先生の身の上にも現実として起こった出来事。
綾や竹雄は、万太郎はたまたま登壇していただけで自由民権運動に直接は関係ない都主張する。だが警察は取り合ってくれない。
綾は、万太郎の投獄をタキに知らせなければならないと考える。
綾の考えを聞いた竹雄は、佐川のタキの元へ走り出す。
だが途中、力尽き竹雄は倒れ込む…。
けなげな竹雄。
かわいそうなくらい、主人思いの竹雄。
泣けるねえ。
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