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『風、薫る』95話|りんの決意と直美が誓う再出発の涙

赤痢が去った坂塚村で、りんは黒川病院に残る道を選び、直美は東京で「恵風看護婦会」を立て直すと誓った。

二人が一度離れてでも進もうとしたのは、なぜだったのでしょうか。

この記事では、95話の決着の中身と、その裏にある明治の地方医療の事情まで、なおじの視点で追っていきます。

この記事で先に見ておきたいこと

  • 坂塚村の赤痢が収束し、りんと直美が再び笑顔を取り戻したこと
  • 黒川医師が、りんに「1年間、黒川病院で働いてほしい」と提案したこと
  • その間、直美は東京へ戻り「恵風看護婦会」を立て直すと誓ったこと
  • 黒川病院の厚遇が、明治の地方医療の切実さを映していること
  • 柳生藤次の正体が、今後への伏線として残されたこと
風、薫る95
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目次

まず結論から答えます

Q1. 「風、薫る」95話で赤痢は収束した?

はい、坂塚村の赤痢は95話で収束します。りんと直美は久しぶりに肩の荷を下ろし、笑い合う時間を持ち、村には疲労と安堵が入り混じった空気が残ります。

Q2. りんは黒川病院でどんな仕事をすることになった?

りんは黒川病院で1年間、看護婦を育てる仕事を任されることになりました。月給12円と住居も用意され、破格の待遇に視聴者からも驚きの声が上がっています。

Q3. 直美はりんと別れてどうなる?

直美は東京に戻り、うまくいっていなかった「恵風看護婦会」を1年かけて立て直すと誓います。1年後にはりんを直美のもとへ「譲る」という約束も黒川と交わされました。

赤痢収束からりんが選んだ新しい道

りんが選んだ新しい道

坂塚村を襲った赤痢が、ようやく収まりました。りんと直美は久しぶりに肩の荷を下ろし、笑い合う時間を持ちます。

長太郎の絶叫がアサに届いた前話の余韻を受け、村全体が静かに落ち着きを取り戻していく。感染の恐怖が去った村には、代わりに疲労と安堵が入り混じった空気が残ります。

直美が明かした本心

そこで直美は、東京の「恵風看護婦会」がうまく機能していないことを打ち明けます。本当はりんの様子を見に新潟へ来たのだという本心も、ここで初めて漏れます。強がりの裏側が、静かにほどける場面。

黒川医師が持ちかけた1年間の提案

二人の事情を察した黒川は、りんに「1年間だけ黒川病院で働き、看護婦を育ててほしい」と提案します。月給12円、住居も用意するという条件に、りんは深く頭を下げました。
ばけばけのトキほどではないにしろ、破格ですねえ。

新潟には、正規に訓練を受けた看護婦がまだ一人もいません。この土地の事情が、黒川の申し出の重さを裏側から支えています。

村に残る決意をしたりんの背中を見ながら、こんな一句が浮かびました。

赤痢去り 軒にぶら下ぐ 白衣一枚

りんと直美、それぞれが選んだ一年間

りんは黒川病院での勤務を決意し、直美は「恵風看護婦会」の立て直しを約束します。1年後にはりんを直美のもとへ「譲る」という言葉も、黒川から交わされました。

👉関連記事:直美とりんの最強バディが復活した93話の感想記事

バディの勝利が生まれた三つの理由

95話の決着は、病気が治まったという結末だけではありません。りんと直美が、それぞれの場所で戦い続けることを選んだ点に、このドラマらしい成熟を感じました。

報道・現場・信頼という三本柱

赤痢編を振り返ると、勝因は三つに分けられます。横沢記者の正確な報道がデマを打ち消したこと、避病院という過酷な現場で踏みとどまったこと、そしてアサ親子との信頼関係を築いたことです。

バスケ部の顧問をしていた頃、チームが勝つ日はいつも「守備」「速攻」「声かけ」の三つが噛み合っていました。りんたちの勝利にも、似た噛み合いを感じます。

これまでのバディ回とのつながり

りんと直美の関係は、養成所時代の反目から始まりました。すれ違いを重ねながら育った関係が、95話の「1年後に必ず一緒になる」という約束に自然につながっています。

👉関連記事:赤痢の村と避病院の過酷な現実を描いた92話の感想記事

黒川病院の厚遇が語る明治の医療事情

黒川病院の厚遇

黒川がりんに示した条件は、明治期の地方医療がどれほど人材を求めていたかを物語っています。

看護婦がいない土地という現実

黒川病院は新潟でも最新の設備を持つ大病院でしたが、正規に訓練された看護婦は一人もいませんでした。設備があっても、それを使う専門職がいなければ機能しません。この構図は、現代の医療過疎地域の議論にも重なりますよね。

厚遇の裏にある時代の要請

月給12円・住居付きという条件は、当時としては破格。SNSでも「ホワイトすぎる」と話題になりましたが、これは黒川個人の善意というより、看護婦という職業を地方に根付かせたいという時代の要請の強さでもあります。

社会科の授業で明治の殖産興業を教えるとき、「制度が人を追いかけるのではなく、人が制度を追いかける時代だった」という話をよくしていました。りんの1年間は、その側に立つ選択ですよね。

恵風看護婦会を立て直す直美の覚悟

直美が東京へ戻り、「恵風看護婦会」を立て直すと誓った場面は、あっさり流れますが重みのある決意。

直美という人物の背骨

親に捨てられ教会で育った直美にとって、看護師という仕事は「選んだ職業」ではなく「ようやく見つけた居場所」でした。だからこそ、自分の看護婦会がうまくいかないことは、事業の失敗以上の意味を持ちます。

👉関連記事:大家直美とは?上坂樹里が演じる東京育ち看護婦の軌跡

1年後の東京編への布石

直美の再建劇は、次週予告で語られる「1年後の東京編」の軸になりそう。りんが育てた看護婦たちと、直美が立て直した看護婦会が、どこでどう合流するのか。ここは楽しみに残しておきたい部分ですね。

柳生藤次の正体と残された伏線

94話で明らかになった柳生藤次の正体は、内務省衛生局の職員。赤痢の現地調査中に自ら発症するという、いわば巻き込まれ型の登場でしたが、彼の存在は今後の医療行政の物語につながるでしょうね。

なお、柳生藤次の史実モデルについては、後藤新平の名がファンの間で挙がっています。
そうだとしたら、社会科教師としてはワクワク!

ただしNHKからの公式な発表はなく、これは視聴者による推測にとどまる点を付け加えておきます。

よくある質問(Q&A)

Q1.柳生藤次はまた登場しますか

公式には明言されていませんが、内務省衛生局という立場から、今後の医療政策の場面で再登場する可能性が考察されています。あくまで視聴者の推測の範囲です。

Q2.黒川病院の看護婦育成は、その後の看護婦規則制定につながりますか

劇中の設定と、明治期に実際に進んだ看護婦資格の制度化(1900年前後の看護婦規則)は時期的に重なる部分がありますが、ドラマ内でその接続が明示されたかどうかは現時点で確認できていません。柳生藤次のモデル候補とされる後藤新平が看護行政に関わった人物であることから、ファンの間ではこの2つの筋が今後合流するのではという推測が出ていますが、これはあくまで視聴者による考察であり、NHKからの公式な言及ではない点に注意が必要です。

Q3.長太郎の演技が話題になった理由は何ですか

避病院の外からアサを励まし続けた94話の絶叫シーンが、SNSで大きな反響を呼びました。子役の存在感が視聴者の心を強く動かした場面です。

Q4.来週(第20週)の東京編で、りんと直美の「1年間」はどう描かれますか

予告では1年の時間が一気に進み、東京編が再び始まることが示されています。りんが黒川病院で育てた看護婦たちと、直美が立て直した「恵風看護婦会」が、どの場面で・どのような形で合流するのかが今後の見どころで、これは現時点では放送内容が確認できていない未確定の展開です。

Q5.「恵風看護婦会」という名称の由来は分かりますか

劇中での明確な由来説明は、現時点で確認できていません。今後の放送で説明があれば、この記事も内容を更新する予定です。

筆者紹介|なおじ

なおじ

茨城県の公立小・中学校で社会科教師として35年、校長として11年、学校経営にも携わってきました。

指導主事として教育現場を見てきた経験から、明治という時代の「制度と人」の関係を読み解くのが好きです。

現在は8つのブログでドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評を書いています。

風、薫る95

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