MENU

【風、薫る11話】謎の男は何者?勝海舟も登場・なおじの朝ドラ考察

こんにちは、なおじです。

朝ドラ「風、薫る」第11話「春一番のきざし」を見ました。

勝海舟(片岡鶴太郎)の登場と、正体不明の謎の男。

一話にこれだけ詰め込んでくるか、という密度の高い回でしたよね。

りんの新生活スタートと、捨松の動向が同時進行で描かれ、なおじは朝から頭がフル回転(笑)。

👉関連記事:風薫る10話|卯三郎は何者か?直美の孤独が胸に刺さる

この記事でわかること

  • 11話のあらすじと主な見どころ
  • 瑞穂屋が「ばけばけの山橋薬舗」に似ていた件
  • 勝海舟を演じる片岡鶴太郎と史実の接点
  • 捨松のコルセットが意味するもの
  • 謎の男は何者なのか、なおじの考察
目次

今日も環ちゃんがかわいかった件

環の存在感は場を和ませる

11話、冒頭から環ちゃんのかわいさが炸裂。

「今日も環ちゃんかわいい」と思わせる子役の使い方、すごいよね。

なおじが学校で教えていた頃、クラスに一人はいたんです。

どんな重い空気のときも、自然に場を和らげてしまう子が。

環というキャラクターは、まさにそのタイプかな。

重い展開の中でも、この子がいるだけでほっとする。

子役の使い方が上手いな、とつくづく感じました。

卯三郎の「リターン要求」が気になる

卯三郎がりんと環を店の奥に案内し、条件を提示した場面。

給金は月3円、住まいも提供する。ただしリターンのない取引はしない。

月3円というのは、明治初期の物価水準からすると、女性の雇用としてそれほど低い水準ではない。

ただし「リターン」という言葉が、なんとも引っかかる。

35年教師をやってきて思うのは、「条件を明示する大人」には二種類いるんですよね。

誠実に約束を守ろうとする人と、あとで「言っただろう」と言い訳に使う人と。

卯三郎、どっちだろう。

ここが今後の見どころのひとつです。

瑞穂屋は「ばけばけの山橋薬舗」に似ている?

山橋薬舗との既視感の正体

「瑞穂屋、なんか見たことある雰囲気だな」と思った方、なおじもまったく同じ感覚でした。

朝ドラ「ばけばけ」(2025〜26年度・NHK)に登場する山橋薬舗(やまはしやくほ)

松江で唯一の舶来品店として描かれたあの薬舗と、瑞穂屋の雰囲気がどこか似ているんですよ。

どちらも、ちょっとうさんくさい(笑)。

主人が何か隠してそうな気配。

西洋の雑貨や洋書が並ぶ薄暗い店内と、謎めいた店主。

この組み合わせって、ドラマ的においしいですよね。

直美が指摘した「胡散臭さ」

直美

直美が牧師さんに言うんですよ。

「あの人(卯三郎)、本当に良い人なのかしら」と。

汚い言葉ながら、りんを心配している直美。

不器用な優しさというか、これが直美らしい。

なおじも直美と同じ感想です。

卯三郎、本当に良い人なのか。

リターンのない取引はしないと言ったあの一言、まだ頭に残っている。

元々は洋書を扱う本屋だったという瑞穂屋の設定も含めて、謎が積み重なっています。

どうにも怪しすぎる‥

ただし明治初期の本屋は、書籍販売だけでなく、新聞・翻訳書・西洋知識の流通拠点でもあった場所。

それが今や西洋雑貨・舶来品全般を扱う店として、怪しさ強烈‥!

なぜそうなったのか、その経緯がまだ語られていないけど‥。

社会科教師のなおじとしては「この時代、こういう店がトレンドだったのだろうか」と、ついつい「ハテナ」設定をしてしまいます。

(あとで、調べてみよう。)

👉関連記事:朝ドラ「風、薫る」放送期間・全130回と実在モデル2人

片岡鶴太郎の勝海舟が登場した

「このごろNHKは片岡鶴太郎づいてるね」

11話で最大のサプライズ。

片岡鶴太郎さん演じる勝海舟が登場した。

片岡さん、朝ドラ出演はなんと6回目。

「チョッちゃん」「春よ、来い」「梅ちゃん先生」「とと姉ちゃん」
「ちむどんどん」と来て、6作目。

朝ドラ常連というか、もはや朝ドラの顔ですよね(笑)。

それはさておき、勝海舟の登場にはきちんとした文脈がある。

卯三郎(坂東彌十郎さん)とは旧知の仲、瑞穂屋に時折ふらっと現れる設定になっています。

勝海舟と史実の接点

勝海舟(1823〜1899)は、幕末に咸臨丸でアメリカに渡った人物。

江戸城無血開城を実現した交渉力で知られ、明治に入っても元老院議官・枢密顧問官を歴任した。

このドラマの時代設定(明治10年代)に登場するのは、史実的にまったく問題ない。

元社会科教師のなおじが授業で教えていたとき、勝海舟は必ず生徒がざわつくトピックでした。

「幕府側なのに、なんで明治でも活躍できたの?」

という疑問が自然に出てくる人物ですよね。

ドラマにこういう人物が絡んでくると、史実との照らし合わせが楽しくなる。

これがNHK朝ドラの醍醐味ですよね。

👉関連記事:朝ドラ風薫る第5話・捨松が英語堪能だった史実の理由

亀吉の来訪と母の鮮やかな一手

バカ亭主・亀吉、また来た

奥田屋の亀吉がりんの実家に押しかけてきた場面。

出るたびに見事に「ダメ男」を演じていて、役者さんのお仕事に感嘆するばかりです。

「また来たか」という視聴者の溜め息と、「またか」という苦笑いが一緒に来る感じ(笑)。

母の「追い返し」が見事だった

母がうまく追い払った場面、なおじは思わず声に出しました。

「お母さん、うまい!」

あの追い返し方のテンポ感が絶妙で、ひとりでテレビに向かって喋ってしまいました。

(一人でテレビに話しかけてる人、なおじだけじゃないはず)

りんが逃げ出せたのは、りんが強いからだけじゃない。

帰っても大丈夫な実家があった、ということ。

35年教師をやってきて思うのは、どんなに辛い局面でも「帰れる場所がある子」は必ず立ち直る。

りんが瑞穂屋でしっかり動き始めるのも、この「母のひと言」が背中を押している。

捨松のコルセットと直美への伏線

コルセットが示す「西洋と日本の摩擦」

その頃捨松は、コルセットを着けていた。

山川捨松の実在モデルは、11歳でアメリカに渡り、約10年間の留学を経て帰国した女性。

コルセットを日常的に身につけていること自体が、彼女がいかに西洋の生活様式に馴染んでいたかを示す。

帰国後の捨松を待ち受けていたのは、「日本の女性像」との摩擦。

コルセット一つで、そのギャップを見事に表現していた‥。

捨松が探す女性は直美では?

捨松が「英語のできる、さらに才能のある女性」を探しているらしい。

ここ、なおじは即座に「直美じゃないか!」と思いました。

直美は英語ができる。さらに才能も、意欲もある。

捨松が日本で西洋式看護を広めようとした史実と、直美の資質がぴったり重なる。

これは明日以降、かなり期待できますよ。

脚本がうまく伏線を張っていて、「ああ、そういうことか」とつながる瞬間が来そうですね。

なおじ、次回が楽しみすぎてもう眠れそうにない(笑)。

謎の男は何者か

謎の男は何者か――金田一耕助型の初登場

りんが外国人客の対応に四苦八苦しているとき、ふらりと店に入ってきた謎の男がいた。

見た目は冴えない。
しかし、どこかただ者ではない雰囲気が漂う。

なおじが「金田一耕助みたいだ」と感じたのも、うなずけるでしょう。

金田一耕助といえば、よれよれの着物でひょっこり現れ、誰も気づかない事件の核心を、すっと見抜いてしまう名探偵だ。

この男も、そういうタイプなのだろう。

朝ドラの文法として、こういうキャラクターが初登場したとき、後から物語の重要な鍵を握る人物になる――
これは、ほぼ間違いなしですよね。

英語ができる可能性が高い

外人客の場面に現れたということは、英語ができる人物ということでしょうね。

捨松が「英語のできる人材」を探している文脈とも重なる。

この謎の男と直美と捨松、どこかで糸がつながる予感。

謎の男 金田一より 男前

Q&A|風薫る11話についてよくある疑問

Q1:「ばけばけ」の山橋薬舗と瑞穂屋はどう似ているの?

朝ドラ「ばけばけ」(2025〜26年度)に登場する山橋薬舗は、松江で唯一の舶来品店として描かれました。

柄本時生さんが演じる店主・山橋才路が「胡散臭い魅力」を持つキャラクターで、瑞穂屋の卯三郎(坂東彌十郎さん)と雰囲気が似ているとなおじは感じました。

どちらも「良さそうで何か隠してそう」な店主という点が共通していますよね。

Q2:勝海舟はこの後も登場するの?

公式情報によると、勝海舟(片岡鶴太郎さん)は卯三郎と旧知の仲で、瑞穂屋に時折ふらっと現れる設定です。1回限りの登場ではなく、複数回登場する見込みです。史実でも明治中期まで現役で活動した人物なので、物語にどう絡んでくるか注目です。

勝海舟と関わりがあるということは、相当な人物なのでしょうね。

👉関連記事:風、薫る相関図|登場人物50人を5グループ別に読み解く

Q3:月3円という給金は現代でいくら?

明治初期の1円は現代価値で諸説ありますが、1〜2万円程度という説が多い。

月3円=現代の3〜6万円程度の計算です。

「え、3円は低すぎる」とも思うのですが、住まい付きということを考えると、当時の女性の働き口としてはそれほど悪くない条件のようです。

ただし「リターンのない取引はしない」という条件つきなのが気になるところですね。

Q4:捨松が探す「英語のできる女性」は誰?

なおじは直美(上坂樹里さん)ではないかと考えています。

直美は英語が堪能で、才能も豊か。

山川捨松の実在モデルは日本での西洋式看護普及に尽力した人物です。

Q5:瑞穂屋は元々本屋だったの?

瑞穂屋は、劇中では洋書から輸入雑貨まで扱う「西洋文明の発信拠点」として描かれています。

実在の清水卯三郎は、オランダ語・英語・フランス語に精通した商人で、1867年のパリ万国博覧会に日本人商人として唯一参加した人物です。

渋沢栄一とも同行し、帰国後は西洋の活版印刷機を輸入するなど、明治の文明開化を陰で支えました。

筆者紹介|なおじ

なおじは元社会科教師として教育現場に35年間携わり、指導主事を5年、校長を11年務めました。

退職後もボランティアで子どもたちに学習を教えています。社会科・歴史を長年教えてきたので、時代背景や史実との比較が得意分野です。指導主事として授業研究にも携わり、教え子からは「歴史が面白くなる先生」と呼ばれていました。

現在は8つのブログでドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評を書いています。

勝海舟

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次