
こんにちは、なおじです。
今日の「風、薫る」第7話は、見ていてちょっと胸が痛かった。
りんが亀吉に嫁ぐ回です。
これがまた、「この旦那さんで本当に大丈夫か」と心配になるような話でしてね。
なおじ、思わず前のめりになって見てしまいました。
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結婚式から漂う「不安」の空気
りんが亀吉と結婚する場面。
そこに、ひとこと余計なことを言う参加客がいましたねえ。
「息子と同じ年の嫁。この旦那でやっていけるのか」という目線。
品がないですよね。
でも、ドラマとしては「場を示す空気」として機能していた。
りんのこれからへの不安を象徴しているようでした。
柴田屋と松永屋(タッチ)を登場させたのは、重苦しいドラマの雰囲気を少しは和らげていたかな。
りんにとっては、選んだというより「選ばれた嫁ぎ先」だった悲しさ‥。
何ともわびしい。
鯛を食い荒らす亀吉・何も言わない母
祝いの席で、鯛を食い荒らしている亀吉の場面。
ちらっと見た母。
でも、りんの手前何も言わない。言えない‥。
元教師の目線で言うと、問題行動を見て見ぬふりをする大人の存在というのは、子どもの問題行動をいちばん長引かせます。
貞の嫁への無関心。
こういう態度が、息子・亀吉の「やりたい放題」を何年もかけて育てたのかもしれない。
なんて、早くも義母を分析してしまうなおじ(笑)。
鯛を食い荒らす
祝いの宴よりも
胃が満ちる
(なおじ 即吟)
初夜に酔い潰れ・ござる親父の正体
その夜。亀吉は酔い潰れて寝ている。
初夜に酔い潰れて寝るって、どういうことなんだ(笑)。
で、夜中に「ござる、ござる、うるせえ親父はだれだ」と怒鳴り声。
飛脚上がりのおれに頭を下げるのはと、さぞ腹立ったべな、と亀吉。
やなやつだねえ、亀吉。
貞も「やっぱり氏族の娘ってのは、気位が高いんだわな」とりんを責める。
やだやだ、この家(笑)。
その頃りんの実家では、りんと信右衛門の思い出話‥。
父を一人で見取り、縁側にぽつん座るりん‥。
「父上は最後まで娘を気遣って閑かに旅立たれました」という。
泣かない、泣けないりん。
号泣する母‥。
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父上の骨壺を母に見せる場面の回想が挿入されたのも、今回の「対比」として効いていたと思います。
あれほど穏やかで、娘を最後まで気遣った父と、初夜に酔い潰れて怒鳴り散らす夫。
りんはこの落差を、どう受け止めたのか‥。
味噌汁が薄すぎた問題
奥様になったりん。
「味噌汁くらいはわたしが」と張り切って作ったら、貞が一口飲んで渋い顔。
何も言わずにそのまま去ってしまった。
嫌だねえ(笑)。
女中さんが「薄いんだと思います」とフォローしてくれる場面は、ちょっとほっこりしました。
貞にしてみれば、言いたいことを言えばいいのに、と思うわけですが、これも「嫌み文化」で育った人の象徴なんでしょうね。
亀吉は「仕事となんかしねえでいい」とりんに言う。
これ、優しさで言っているのか、「お前は家にいろ」という支配なのか、どっちなんでしょう。
明治の世では「女は家にいるもの」という価値観は普通だったとも言えますが、りんの「看護師になりたい」という夢を思うと、この一言はかなり重い。
女性蔑視の考え方が、言葉の裏に見え隠れする‥。
そもそも、りんと亀吉、文化が違いすぎるよ。
うまくいかないよ‥。
男の子が生まれて・でも名前はもらえない
りんは女の子を出産。
貞が「家老の娘が産んだこ子だ」と言う一点のみ喜ぶ。
ここ、なんとも複雑な一言ですよね。
家の格付けにだけ、この子を利用しようとしている。
そして旦那の亀吉は、娘の名前すら付けない。
「さみしい」と呟くりん。
この一言が、7話全体を締めくくる言葉として残りました。
鯛を食い荒らし、初夜に酔い潰れ、今月分の酒を抱えてくる夫。
結婚から出産まで、りんがずっと「さみしい」と感じてきたんだなと。
これでは、家を出て行く日はそう遠くないでしょう。
いや、りんが看護師を目指す動機がここからも生まれてくる、というのがこのドラマの構造なのかもしれませんね。
直美の2銭・もうひとつの不幸
一方で、東京の直美(上坂樹里)はマッチ工場でたった2銭の給金をもらっていた。
泥棒女と足元を見られる。
りんが「さみしい」なら、直美は「悔しい」。
ふたりのヒロインの受難が、静かに積み重なっていく第7話。
明日以降、亀吉との関係がどう変化するのか。
それとも、早々に破綻するのか。
りんの「さみしい」が、どこへ向かうのか。
なおじ、続きが気になってしかたありません。
詳報は、午後7時前にアップ予定
とりあえず、速報版をアップしました。
仕事を終えてから、詳報版を執筆。
執筆後アップする予定です。
できれば、午後7時頃にはアップできると良いなと思っています。