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「不適切にもほどがある!」:行き過ぎたコンプライアンス社会に喝!

このドラマの伏線

市郎とは逆に、2024年から1986年にやって来た親子がいる。
令和の社会学者でキヨシの母・向坂サカエ(吉田羊)と、その息子向坂キヨシ(坂元愛登)

母のサカエは、令和の社会学者として昭和のコンプライアンス事情を調査に来たようだ。
息子のキヨシを同行させている。

母子の二人で過去にタイムトラベル

令和の社会学者向坂サカエは、なぜ過去へのタイムトラベルに息子を同行させたのか。

・母子家庭で、息子を現代に残せなかった。
・同行していない、キヨシの父が、この時代と何らかの関係がある。
・キヨシが、この時代に何らかの関係がある。(コンプライアンスに変化をもたらす?)

キヨシが、市郎の娘ジュンコに一目惚れ

この時代にやって来たキヨシは、アイスクリームを食べていたジュンコとぶつかり、福にジュンコのアイスクリームがついてしまう。それをきっかけに、ジュンコに一目惚れしてしまう。

・キヨシとジュンコの関わりが未来の何らかに影響を与える。例えば、市郎がビールを奪った渚が二人と関係がある。

1986年当時中学生なら、2024年には、ジュンコは50歳前後になっているはず。
仮に1985年のジュンコが20前後で結婚したとしても、ジュンコの子は2024年の令和ではまだ20前後。
となると、仲里依紗が演じる渚はもう少し上の年齢だろうから、渚はジュンコの子ではないと思う。

だとすると、渚はいったいどう関わるのだろうか。

昭和のムッチ先輩と、令和の秋津青年の関わり

磯村勇斗が演じる昭和のムッチ先輩こと秋津睦実と、全く同じ顔をした令和のアプリ開発会社の社員・秋津。
この違う時代の、同じ顔の男の正体?

・実は、同じ人物?
・ムッチ先輩の子孫?
(どちらも秋津姓なので、本人か子孫で決まりだろう。)

バス型タイムマシンとメガネ少年

市郎がタイムトラベルをしたきっかけは、バス型のタイムマシンに乗ってしまったこと。
では、このタイムマシンは誰が開発したのか。

・市郎のクラスで「タイムマシンを発明して、このクラスに帰ってきたい」と発表したくりくりメガネ少年。
(「くりくり頭」「メガネ君」と言ったら、コンプライアンスに引っかかる?その場合は、ご容赦。)

職員室でたばこを吸えなくなったのは いつからか

2002年(平成14年)に健康増進法ができた。
これにより、学校や病院などの行政機関の庁舎内では「敷地内禁煙」となる。

各学校は、いち早く対応し「敷地内禁煙」を実施した。
この当時の強者教師のエピソードとして、ある学校の敷地の外に車一台分の土地を購入し、そこに車を止め、車に戻って喫煙を続けた教師がいた。

喫煙家のすさまじい執念を感じたものだ。

2019年1月24日に、健康増進法の一部が改定され「喫煙者は臨まない受動喫煙を生じさせないよう配慮する義務」が生じるようになった。

これを受け、2019年7月1日から、学校や病院、行政機関が敷地内禁煙の徹底がせまられた。

バスに灰皿がなくなったのは何時

1978年(昭和53年)に嫌煙権運動が盛んになっている。
つまり1975年(昭和50年)ごろから、徐々に路線バスの禁煙化が進んでいったようだ。

確かに1986年ごろにも、まだ一部の路線バスに灰皿が残っていた気もするが、そのころは既に路線バスでスパスパタバコを吸う人の姿は、ほとんど見られなくなっていたと思う。

ただし、観光バスを遣ったこの当時の職員旅行の時は、バスの中が煙りだらけで閉口した思い出がある。

1980年の民事訴訟で、嫌煙家敗訴

1980年に国鉄内で喫煙する人に対し、嫌煙権を主張して民事訴訟を起こした人がいた。
このときは、何と嫌煙権を訴えた原告敗訴。

そのときの理由が、今では考えられない。

1.移動手段は国鉄以外にもあり、選択肢があるのでたばこの煙害を避けるのは難しくないから。
2.鉄車両内での受動喫煙は、気になるだろうが一時的でガマンできる範囲内だから。
3.日本の社会は喫煙に寛容な社会だから。

当時の判決理由、どうなってるの。
この昭和の判決にこそ、「不適切にもほどがある!」と言いたくなる。

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