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ばけばけ120話「怪談の絵本」ヘブンとトキの怪談二人三脚と史実の真相

こんにちは、なおじです。

2026年3月20日(金)放送のNHK朝ドラ「ばけばけ」第120話。

タイトルは「怪談の絵本」です。

ばけばけ120話では、ヘブンとトキの怪談執筆がついにスタートしました。

なおじ、放送開始1分で涙ぐんでました。

しょっぱなからやってくれます、この脚本。

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この記事でわかること

  • 120話「怪談の絵本」あらすじと感想
  • のっぺらぼう・雪女・耳なし芳一…3つの怪談が登場した背景と史実との違い
  • 「おわっちょらん人間じゃ」司之介の名セリフの重み
  • 脱稿シーンとイライザの反応・史実との違い
  • 来週「残り5話」とヘブン最期の史実
目次

トキの一言がヘブンを動かした

「終わった人間」から「書く理由」へ

前話でヘブンが帝大クビを告白したところから、120話は始まります。

ずっと「自分は終わった人間」なのではないかと、否定することを考え続けてきたヘブン。

そればかり考えていた。

でも120話で、何かが変わりました。

トキとの会話の中で、ヘブン先生の顔が変わっていく。

その瞬間、なおじはテレビの前でちょっと前のめりになってたんですよね。

こういう感覚、わかるかなあ。

「学がない私でも読める怪談の絵本を」

ベストセラーを目指すと宣言したヘブンに、トキが言います。

「英語のわからない私でも読める怪談の絵本を作って欲しい」と。

で、「冗談冗談」って笑うトキ。

ところがヘブン先生は「素晴らしい」と即答するんです。

これですよ、これ。

35年間教育現場に携わってきて思うのは、授業を変えるのはいつも生徒のひとことなんですよね。

先生が何十時間もかけて準備した授業より、生徒の「あれってどういうこと?」のほうが、授業を動かすことが多い。

ヘブン先生、教わったんじゃないかな。
トキに。

「ママさんのために書く」という覚悟

「ママさんが読めるものを書きたい」——ヘブン先生のこの言葉、単なる親切心じゃないですよね。

自分が書くべき理由を見つけた瞬間です。

泣かせるねえ。しょっぱな1分でもう涙ぐんでましたから、なおじ。

「怪談を ママに届ける 春の風」

👉関連記事:ばけばけ119話│手紙まさかの全部ノー!トキの一言が怪談を生む

怪談の絵本に登場した3つの怪談と史実

まず整理しておきます。

「怪談の絵本」は第120話のサブタイトルであり、劇中でトキがヘブンに提案した呼び名です。

史実での小泉八雲の著作書名は**『怪談(Kwaidan)』**です。

ドラマを楽しみながら史実も確かめていきましょう。

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のっぺらぼう・雪女・耳なし芳一の登場

120話ではのっぺらぼう・雪女・耳なし芳一の3つの怪談が、トキの語りを通じて描かれます。

春→夏(風鈴)→秋→冬(雪)→また春へ、という四季を巡る構成。

これ、史実の小泉八雲の代表作『怪談(Kwaidan)』の流れとも重なるんです。

史実では妻セツが語った日本の怪談を、八雲が英語で執筆したのが1904年の『Kwaidan』でした。

史実の『Kwaidan』収録作ドラマ120話で登場
耳なし芳一(Hoichi the Earless)✅ トキが語る
雪女(Yuki-Onna)✅ トキが語る
むじな(のっぺらぼう)✅ トキが語る
鏡と鐘(The Mirror and the Bell)ドラマでは未登場
因果話(Karma)ドラマでは未登場

史実の『Kwaidan』は全13話収録の短編集です。

ドラマで選ばれた3作は、日本人にも知名度が高い怪談ばかり。

脚本の吉澤智子さん、さすがの選球眼ですよね。

ドラマを見ながら「あ、これ史実通りだ」と思う瞬間、気持ちいいですよねえ。

「ヘブンの顔に経文が書かれている」

耳なし芳一を語るトキのシーン。

そしてヘブンの顔には経文が書かれていました。

耳なし芳一の世界に、ヘブンが完全に入り込んでいる描写です。

楽しそうなヘブン先生の顔——これですよ。

書けない苦しみを何週間もかけて見せられてきた視聴者としては、この「楽しそう」がどれほど嬉しかったか。

しかも経文を顔に書かれて楽しそうってどういうことよ(笑)
(あの経文、誰が書いた? 司之介?)

でも、それがヘブンらしいんですよね。

シャボン玉と法螺貝、季節が彩る執筆の日々

シャボン玉・法螺貝の音と移ろう季節の映像が重なって、トキとヘブンの執筆活動が積み上がっていく様子が丁寧に描かれました。

このモンタージュ的な演出、良かったですよねえ。

リテラシーアシスタントとしてのトキ——髙石あかりさんの静かな存在感が光ります。

「この日からトキとヘブン先生の二人三脚がまた始まる」という感じで、なおじも思わず心の中で「頑張れトキちゃん」って言ってました。

👉関連記事:ばけばけ熊本編 史実 暇で地味と言われた熊本の真相

脱稿シーン│「おわっちょらん人間じゃ」の重み

分厚い原稿の束・脱稿の瞬間

ついにヘブンが脱稿。手には分厚い原稿の束

このビジュアルの迫力よ。

執筆の苦しみを知っているから、あの紙の厚さが全部わかる気がしました。

ちなみになおじも、授業の年間指導計画を何百枚も書いてきた身なんで、あの「束」の重さには妙なリアリティがありました。(笑)

司之介「おわっちょらん人間じゃ」が刺さった理由

司之介(岡部たかし)が「おわっちょらん、終わっちょらん人間じゃ」と叫ぶシーン。

なおじ、ここでまたじわっときました。

ずっと「自分は終わった」と思い続けてきたヘブンへの、心からの言葉です。

元教師として言わせてもらうと、こういう言葉をかけられる大人でありたいとずっと思ってきた。

教え子に「おわっちょらん」って言える先生になれたかどうか、今も自問することがあります。

司之介、あなたはもうすでにその先生ですよ。

👉関連記事:ばけばけ司之介のモデル稲垣金十郎はダメ男?|善良すぎた侍の真実を元教師が検証

イライザの「幼稚なもの」は拒絶ではなかった

脱稿した原稿をイライザに贈ったヘブン。しかしイライザは「なぜこんな幼稚なモノを」と深く失望します。

えっ、幼稚なもの?

でも、ちょっと待ってください。

これ、失望じゃなかったのかもしれない

イライザにとって「優れた著作」とは、緻密な論理、重厚な文体、アカデミックな権威——そういうものだったはずです。

ところがヘブンが送ってきたのは、妖怪が出てくる民話を絵本にまとめたもの。

イライザの「文学とはこういうものだ」という概念を、ヘブンが壊してしまった

「幼稚」という言葉は、拒絶ではなく、自分の物差しでは測れなかった驚きだったのではないかな。

イライザ自身も問い直される来週

史実では小泉八雲の『Kwaidan』は1904年にアメリカで刊行され、欧米の文学評論家からも高く評価されました。

東洋の怪異を美しい英語で描いた作品として、いまでも世界中で読まれています。

ヘブンの最高の理解者であるイライザが、最後まで気付かないはずがない。

その気付きは、編集者として——あるいはヘブンの伴侶として——「素晴らしい著作とは何か」をイライザ自身が問い直す成長でもあるはずです。

「ウラメシ、ケド、スバラシ。」という来週の週タイトルが、そのことも静かに暗示しているような気がしてなりません。

👉関連記事:ばけばけ118話─イタイは「居たい」だった?史実と真相

残り5話│史実が示すヘブンの最期

「遂にヘブン逝くか」来週予告の衝撃

来週の予告で「遂にヘブン逝くか」という展開が示唆されました。

史実上、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は1904年(明治37年)9月26日、54歳で狭心症により死去しています。

ドラマのヘブンが脱稿した原稿は、史実の『Kwaidan』に相当するでしょう。

「怪談」出版の同年に命を落としたという史実の重さが、来週の放送にのしかかります。

来週の週タイトル「ウラメシ、ケド、スバラシ。」

月〜金の放送で、残り5話です(土曜は一週間の総まとめ)。

来週の各話サブタイトルと史実での対応を整理しておきます。

話数放送日サブタイトル(予定)史実での対応
121話3月23日(月)未発表ヘブン病状悪化か
122話3月24日(火)未発表八雲の最期へ
123話3月25日(水)未発表トキの選択
124話3月26日(木)未発表クライマックス
125話(最終回)3月27日(金)未発表大団円?

第25週のタイトルは「ウラメシ、ケド、スバラシ。」。

このタイトル、見た瞬間なおじはぐっときましたよ。

恨めしい。けど、素晴らしい。

ヘブンの生涯そのものじゃないですか。

なおじとしては、ヘブンが「笑顔で逝く」最後を望んでいます。

120話で見せてくれた楽しそうな顔を、最後まで守ってほしい。

「残り五 桜散る前に 春の幕」

Q&A│120話でよくある疑問に答えます

Q1. ばけばけ120話のタイトルは何ですか?

A. タイトルは「怪談の絵本」です。第24週「カイダン、カク、シマス。」に属し、2026年3月20日(金)放送。ヘブンとトキが怪談の絵本執筆をスタートする、物語の大きな転換点でした。この週タイトルのセンス、いいですよねえ。

Q2. ヘブンのモデルは実在の人物ですか?

A. はい。ヘブンのモデルは小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、1850〜1904年)です。明治時代に来日し、松江・熊本・東京に暮らしながら日本の怪談を英語で世界に紹介しました。代表作『怪談(Kwaidan)』は1904年にアメリカで刊行されています。

👉関連記事:小泉八雲とセツの物語│ばけばけモデルの史実

Q3. トキが語った怪談にはどんなものがありましたか?

A. 「のっぺらぼう」「雪女」「耳なし芳一」の3つが登場しました。春・夏(風鈴)・秋・冬(雪)と四季を巡る構成で描かれています。3作とも史実の『怪談(Kwaidan)』に収録された作品と対応しており、脚本の巧みさを感じます。こういう対応を見つけるの、なおじの楽しみのひとつです。

Q4. イライザはなぜ「幼稚なもの」と言ったのですか?

A. 英語圏の文学水準でヘブンの原稿を評価したため、「日本の民話を絵本形式にまとめたもの」を低く見たと考えられます。ただし史実の『Kwaidan』は欧米でも高く評価されています。ドラマとしての演出上の設定と思われますが、来週どう展開するか注目です。

Q5. 「おわっちょらん人間じゃ」と言ったのは誰ですか?

A. 司之介(岡部たかし演じる)です。ヘブンの脱稿を祝うように叫んだこのセリフは、ドラマのテーマ「人間は終わっていない」を体現する名シーンでした。なおじも思わず拳を握りました。あなたはどのシーンが一番印象に残りましたか?

Q6. トキのモデルは誰ですか?

A. トキのモデルは小泉節子(セツ、1868〜1932年)です。松江の士族の娘で、八雲の妻となり、日本語のできない八雲に怪談を語り聞かせた人物です。ドラマのトキとは設定に差異がありますが、「日本語の語り手として怪談の執筆を支えた」という本質的な役割は史実通りです。

👉関連記事:ばけばけは史実と何が違う?全話感想と人物モデル一覧

筆者紹介|なおじ

なおじは元社会科教師として教育現場に35年間携わり、指導主事を5年、校長を11年務めました。退職後もボランティアで子どもたちに学習を教えています。

社会科・歴史を長年教えてきたので、時代背景や史実との比較が得意分野です。「ばけばけ」は1話から全話を視聴し、小泉八雲とセツの物語を史実と照らし合わせながら追いかけています。

現在は8つのブログでドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評を書いています。

ばけばけ120話

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