令和6年12月10日・追記『國學院大學 初優勝への挑戦』
國學院大學は今年、出雲駅伝・全日本大学駅伝を制し勢いに乗っています。
チーム全体として安定感があり、特に主将・平林清澄選手はエースとしてチームを牽引。
過去2年連続で箱根2区を任されており、今年も重要な役割を担うことが期待されています。
また、山本歩夢選手や野中恒亨選手といった区間賞獲得経験者も揃い、どの区間でも強さを発揮できる布陣です。
吉田蔵之介選手への注目
吉田蔵之介選手は、「ケツメイシ」のリーダー・大蔵さんを父に持つことで注目されていますが、それ以上に陸上競技での実力が光ります。
昨年1年生ながら9区で区間7位という結果を残し、復路エースとして期待される存在です。
今年も安定した走りでチームに貢献すると見られています。
彼自身は「父親からは音楽ではなく、自分自身の道を応援してもらっている」と語っており、陸上競技に対する真摯な姿勢が伺えます。
強豪校との戦い
連覇を狙う青山学院大学や他強豪校との対決も見どころです。
青山学院大学は「あいたいね大作戦」というスローガンを掲げており、新たな戦術で挑んできます。
國學院大學がこれまで培ってきたチーム力と個々の実力がどこまで通用するか、大会当日の展開に注目です。
読者には、このような背景情報とともに、大会当日の結果を見る楽しみを提供できるでしょう!
青山学院大学の原晋監督が掲げた「あいたいね大作戦」は、2025年の箱根駅伝におけるチームスローガンであり、優勝を目指す意気込みを象徴しています。この作戦名には、以下のような具体的な意味や意図が込められています:
- 大手町のゴール地点でチーム全体が笑顔で再会すること
チームメンバー全員が無事にゴールし、優勝という成果を共有することを目指しています。 - ファンやスポンサーとの喜びの共有
応援してくれるファンやスポンサーとともに、優勝の喜びを分かち合いたいという願いが込められています。 - 優勝による新たな出会い
優勝することで多くの人々との新たなつながりが生まれる可能性を期待しており、それを楽しみにしているという意図があります。
このスローガンは、青山学院大学が毎年ユニークな作戦名を掲げる伝統の一環であり、選手や関係者の士気を高める役割も果たしています。
今年は特に、「順調に準備が進んでいる」と原監督が語っており、昨年のインフルエンザによる苦境から一転して万全の状態で臨む姿勢が伺えます。
國學院大学の特徴的なアプローチ
國學院大学には青山学院大学の「あいたいね大作戦」のような明確なスローガンやキャッチフレーズは見当たりませんが、チームとしての明確な目標と戦略が存在しています。
それは、「箱根駅伝初優勝」および「大学駅伝三冠達成」という具体的な目標に向けた全体の取り組みです。
主将・平林清澄を中心としたリーダーシップ
- 平林選手は、選手個々の自主性を尊重しつつも、チーム全体をまとめるリーダーシップを発揮しています。
彼自身がリーダーシップ論を研究していることもあり、チーム運営において科学的かつ実践的なアプローチを採用しています。 - また、平林選手はマラソン学生記録保持者として絶対的エースであり、彼の存在がチームの精神的支柱となっています。
「涙は箱根に取っておく」という覚悟
- 國學院大学の前田康弘監督は「涙は箱根に取っておく」と語り、箱根駅伝での初優勝を最大目標として位置づけています。
この覚悟がチーム全体に浸透しており、大会に向けた強い意志が感じられます。
戦略的な区間配置と中間層の強さ
- 國學院大学は全日本大学駅伝や出雲駅伝で見せたように、中間層の選手層が非常に厚いことが特徴です。
特に山登りや山下りといった箱根特有の区間でも戦力を整えつつあり、エース級選手だけでなく全体で戦う姿勢が見られます。
國學院大学にスローガンがない理由?
國學院大学では、スローガンよりも具体的な目標と日々の積み重ねに重きを置いているようです。
特に平林主将が語る「襷を繋ぐ感動」や「個々の成長を促すリーダーシップ」が象徴するように、チーム全体で一丸となる文化そのものが國學院大学らしいスタイルと言えるでしょう。
結論として、青山学院大学のようなキャッチーな作戦名はないものの、國學院大学には目標達成へ向けた強い意志と緻密な戦略が備わっている点で独自性があります。
過去記事
國學院大學は今年、箱根駅伝を5位で走りきった。1位となった、青山学院大学以上にX上では國學院大學の吉田蔵之介選手の話題が飛び交っていた。
それは、吉田蔵之介選手が、ケツメイシの吉田大蔵さんの息子だということが話題となっていたから。さらに、箱根間往復大学駅伝競走復路、第9区を1年生ながら区間記録第7位で走りきったからだ。
彼は、中学時代に陸上を始め、高校時代には全国高校駅伝で好成績を収めている。その成績をひっさげ國學院大學に進学。そして2024年、1年生ながらも9区を任され、区間第7位で走破する実力を見せた。
途中法大の選手に差を広げられた事については悔しさを顕していたが、全体としては満足いく走りと言っていいだろう。
まだまだ課題もあるが、1年生なので、課題をクリアし、実力をますます伸ばすことが期待できる。このブログでは、國學院大學の新星、吉田蔵之介について追究する。
箱根駅伝とは
そもそも箱根駅伝とは、「東京箱根間往復大学駅伝競走」のこと。2024年で第100回大会を迎えた伝統ある競技。年の初めに実施される正月の風物詩となっている。
今年は23校が出場し総合順位は、以下のような結果になった。

1位は、青山学院大学。流石という感じだ。
5位が、國學院大學。
10以内のチームには、シード権が与えられる。
ケツメイシ 大蔵の息子の実力

3日、第100回東京箱根間報復大学駅伝競走復路の第9区で、ケツメイシの大蔵を父に持つ國學院大學の吉田蔵之介が箱根駅伝デビューを飾った。
結果は第9区を走り、区間第7位。タイムは1時間10分1秒だった。
ラスト3キロ地点には、父であるケツメイシ大蔵の姿が見え、「元気が出た」と話す。
堂々のデビュー戦ではあったが、本人は自分の走りについて以下のように述べている。
「ラスト1キロで、法大の選手に離された」
「悔しかった」
と苦笑い。
だが、まだ1年だ。
今後の活躍は十分に期待できる逸材と言える。
吉田蔵之介選手は、2024年正月現在國學院大學陸上部の1年生。
陸上は中学時代から始めた。
出身中学は、渋谷区立代々木中学校。
サッカー部(ゴールキーパー)から陸上に転向した。
出身高校は、埼玉栄高等学校。
埼玉栄高校は、全国大会で優勝経験を誇る強豪の女子野球部をはじめ、 K-1の格闘家の魔裟斗や大関の豪栄道など多くのスポーツ選手を輩出した高校として有名。
高校時代には、埼玉栄高時代には全国高校駅伝のアンカーも担った。チームとしては全国大会で以下のような成績を収めている。
全国高校駅伝2021年 (6区・7位)
全国高校総体陸上(インターハイ)5000m2022年 (3組・8位)
全国高校駅伝2022年 (7区・4位)
吉田蔵之介の箱根駅伝デビュー

國學院の監督は、前田康弘氏。
監督の推薦を受け、吉田蔵之介(1年)は登録選手としてエントリーした。
10月の出雲、11月の全日本はメンバー外だった。だが吉田は、10月の東京レガシーハーフ、11月の上尾ハーフの2本のハーフマラソンに出場している。
上尾では1時間2分29秒で9位に入ったことで、長距離ランナーとしての適性を証明していた。
前田監督は、吉田に「箱根を目指していこう」と話していたという。
監督のこの言葉が吉田の自信となり、さらに実力を伸ばしたようだ。
やはり、指導者の一言というのは重い。
吉田が陸上を始めたのは中学2年から。そこから本格的な練習を重ねてきた。だが、コロナ禍で部員が集まっての練習ができない状態が続いたという。そういうときは、父であるケツメイシの大蔵が練習相手となり、一緒に走ったのだという。
大蔵自身も陸上経験者で、2024年現在47歳となった今も走り続けている。フルマラソンで3時間40分というタイムをもっている。
ケツメイシのボーカルとして、たくさんの人の心を動かす父の姿に蔵之介選手は、「自分も走りで人に元気を与えられるような選手になりたい」と述べている。
國學院大學 前田監督の期待
前田監督は、吉田蔵之介選手に対し「長い距離に対し特性をもち、ブレーキになることが絶対にないランナー」だと述べている。國學院にとって、吉田蔵之介選手は期待の1年生ルーキーだ。
実は私も國學院の出身者。後輩の走り、そして今後の飛躍に大いに期待したい。
吉田蔵之介選手が走る前に聴く曲は父の曲
父,ケツメイシの大蔵が柔道五輪2連覇を成し遂げた大野将平をイメージして作った曲が「覚悟はいいか」。
吉田蔵之介選手は、この曲をレース前に聞くことがルーティンだという。
吉田蔵之介選手18歳が当初希望していた区間は10区。ゴールテープを切る担当区間を希望していた。
だが、実際に走ったのは、9区。9区は「花の2区〈各校のエースと言われる選手が主に走る)」の復路にあたる。つまり、2区と同様一番長い距離。長距離を得意とする吉田蔵之介選手が、いかに前田監督に期待されていたかが分かる。
吉田蔵之介選手は、監督のこの采配に対し、
「みんなに感謝して走れるようにしたい」と決意を示した。
2020年に記録した過去最高の3位を上回る成績を目指し、気持ちを切り替えて準備を整えていた。
結果は、咲に示したとおり第9区7位の成績。
そして彼は、さらに上の目標を示している。
「4年生になった時、箱根駅伝で区間賞を取りたい」、と。
ケツメイシの「覚悟はいいか」の歌詞
吉田蔵之介が走る前に聴く曲は、父の作った「覚悟はいいか」。
時はどうやらきた
これまでにも相当あがいた
逃げ出した恥部すら自分の一部
丸ごと受け止め 自分を生きる
するな環境や他人のせい
結局 自分が何残せる?
努力は必ず報われるのか
本気じゃないならすぐバレるのさ
不安に思う どこまでいける?
安心しろ もう ここまで来てる~
こんな歌を聴いたら、血湧き肉躍る。
「歌を歌い、自分の肉体を磨き上げ続ける父」への尊敬と、この歌を聴くすべての人、そして自分の走りを見るすべての人に勇気を与えたい。
そう思わずにはおれなくなるだろう。
吉田蔵之介の人となりを知るための小ネタ
Q・憧れの先輩はだれですか。
A・伊地知選手、平林選手、山本(歩夢)選手
練習で引っ張る時、「俺行くよ」と後輩を背中で引っ張る姿が自信に満ち溢れてるから
Q・レースの前に聴く曲は何ですか。
A・父、ケツメイシの大蔵がつくった「覚悟はいいか」
どの歌詞をとっても、自分に向けてもアスリートに向けても歌っている曲だから
Q・負けたくないライバルは誰ですか。
A・埼玉栄時代の同期の選手たち。特に駒澤の小山翔也選手、中央の本間颯選手。
上尾ハーフでたまたま3人一緒に走る機会があった。負けたくないです。
まとめ:箱根駅伝國學院大學の新星:吉田蔵之介はケツメイシ吉田大蔵の息子

吉田蔵之介選手は、中学2年のときにサッカーのゴールキーパーから陸上に転向している。
埼玉栄高を卒業して國學院大學経済学部に入学した1年生。「長い距離の走りに敵性がある」と、國學院の前田監督からも評価されている。
10月の東京レガシーハーフマラソンでは初ハーフながら1時間3分31秒をマーク。11月の上尾シティハーフマラソンでは1時間2分29秒で自己ベストを更新し、9位に入った。そして、今年行われた箱根駅伝第100回大会では、9区を走り、区間第7位の走りを見せた。
吉田選手の父は男性4人組ヒップホップグループ、ケツメイシのリーダー、吉田大蔵(47)その人。
大蔵自身もフルマラソンで3時間4分26のタイムを持つ現役アスリートでもある。
そんな父、大蔵は息子の箱根駅伝メンバー入りを大変喜んでいた。
高校時代、新型コロナウイルス感染拡大の影響で部活動が満足に出来ない時には、練習パートナーと也、一緒に走って練習を積み上げてきた。
そんな吉田蔵之介選手が、走る前に聴く曲は父が作った「覚悟はいいか」。
この曲で勇気をもらい、もらった勇気を走りに生かし、自らの姿で誰かに勇気を持ってもらえたらと願う國學院の期待の新星だ。

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