ドラマ「海のはじまり」の最終回が近づくにつれ、視聴者の期待は高まり続けている。本作は、目黒蓮が主演を務め、親子の絆を深く掘り下げたストーリーで、多くの人々の心に響いている。ここでは、最終回のあらすじ、登場人物たちの状況、そして作品が持つ重要なテーマについて考察していく。
最終回視聴後 感想
「海のはじまり」‥。
ドラマの終わりが、「海と夏の暮らしの始まり」を意味しているのですね。
この物語の終わりの時点では、なんだか「幸せが始まる予感」に包まれて終わっている。
だが「オイオイ、この先が知りたいよ」
という感じを持った。
特に、夏と弥生さんがどうなるのか描かないのかー。残念、という感じ。
弥生さんが、一人でコロッケをつくって、全部にソースをかけて食べていた。
あれ全部を一人で食べたのか?
食べているときの、
弥生さんの、
満ち足りたような、
幸せそうな表情は、何を意味するの?
また、水季の手紙の内容‥。
隙がないじゃないか。
これでは、弥生と夏に進展を生まない‥。
その点が淋しいと感じてしまった。
さらに津野君。
夏くんがいそがしいので、海ちゃんの面倒を見に来ていた。
これ、ありかァ。
津野君、この先結婚できないな。
それでも、津野君は幸せを感じてしまうタイプのような気がした。
ちょっと、あわれでもあるが、そういう人もいるだろう、で終われるわけか。
幸せそうなエンディングで、完結しているのだが、
どうも私には座りが悪い終わり方‥。
それにしても、海ちゃん可愛かったなあ。
最終話のあらすじ
物語は、夏(目黒蓮)と海(泉谷星奈)の二人暮らしの今後の在り方を巡り展開するが、二人の生活は危機に直面している。
夏はひっそりとしたアパートで目覚める。
海のランドセルやぬいぐるみを見て、彼女の不在をあらためて実感する。
場面が切り替わり、南雲家で目覚めた海も、「夏くん」と呼びかけるが、応答はなく、彼女も夏のいない寂しさを実感する。
パジャマのまま今へ行った海を、朱音(大竹しのぶ)と翔平(利重剛)が出迎える。
二人は、海に「朝ご飯を食べよう」と声をかける。
だが海は反発し「食べたくない」と心を閉ざす。
朱音は、海におにぎりを差し出し、かつて水季(古川琴音)を失った日の思い出を語る。この優しい言葉に海は少し頷き、心が動かされる。
一方、夏は弥生(有村架純)からの着信を受ける。
海からのメッセージがある、と弥生。
夏は、海が帰ってくることを期待する。
しかし、心の中には不安が渦巻いている。
「本当に、海ちゃんが待ち望んでいるのは僕なんだろうか…。」
父子の結末
夏と海の関係は特別な絆で結ばれている。
夏は海を守りたいと願っているし、海もまた夏の存在に心の支えを求めている。
だが、未だ心はすれ違ったまま‥。
最終話では、水季からのメッセージに対する夏のさまざまな感情の交錯が描かれる。
水季の手紙には、「好きな人の子を育てることが本当に幸せだった」という気持ちが込められているかもしれない。
この複雑な感情の中で、夏は海との幸せな生活をどう築くかを真剣に考える。
番組制作スタッフからは、最終話はつらい話にはならない、とのメッセージがあるそうなので、おそらく夏も海も納得できる結末が訪れるのだとは思う。
最終的に、二人は「父と子」を始めることを決意すると思われる。
では、夏は、どのようにして海に「父と子」を始めることを納得させられるのだろうか。
教訓と希望のメッセージ
「海のはじまり」は、一人ひとりの家族や人間関係について深く考えさせるメッセージを持っている。親になることや親でいることを選べなかったつながりの重要性がテーマとして描かれている。
最終回では、夏がいかに決断し、登場人物たちがそれぞれどのように目的を達成していくのかが見どころとなる。
物語は決して暗くならず、温かい涙と共に希望をもたらす結末となることが期待させ、制作者もそうなると言っている。
夏と海の親子の関係は複雑で困難であるが、その先には成長と新たな未来が待っていることを教えてくれるのだろう。視聴者は、夏と海、そして彼らを取り巻く人々がどのように新しい未来を切り開いていくのか、見届けることが求められている。
弥生と夏【予想】
夏と弥生の関係も重要な要素である。
夏は水季の事情を知らずに、水季との別れを経た後に二人は恋人同士になった。
夏に海という実の娘がいることを知った弥生は、悩みに悩み「海ちゃんのお母さんにはならない」と決意し、別れることになった。
しかし、弥生は夏への想いを断ち切ることができずいる。
もしかしたら彼女は夏の子を妊娠している可能性もある。そうだとすると、弥生は産婦人科を訪れるだろう。
その場面で、水季が産婦人科に残したメッセージを受け取ることになるかもしれない。
水季からのメッセージ
水季のメッセージには、かつての恋人である夏への感謝の言葉と、別れたのに夏のことがどんどん好きになってしまう自分の気持ちの矛盾を伝えるのではないだろうか。
そして、自分の子を中絶するかどうかに悩む弥生の心を動かすのではないだろうか。
弥生も、夏と別れた後に水季と同じように夏への思いが募る。
また、水季の時と同じように産む決意をする。
「産む」という決意を促したのは、互いに互いのメッセージを読んだから‥。
この弥生と水季の運命的なつながりが、夏と弥生の関係の転換点を産むのではないだろうか。
二人は、復縁する。
復縁してほしい。
半分以上、私の願いに基づいた予想なのだが‥。
また、水季のメッセージには弥生に「海とかかわってくれて(友達になってくれて)ありがとう。」というメッセージが含まれている可能性もある。
このメッセージも、弥生の心を大きく動かし、夏との復縁を決断させるきっかけになるのではないだろうか。
海への希望
死を目前にした水季は、海に「くまとやまねこ」という絵本を贈っている。
このお話の概要は、
・主人公のくまは、仲良しの友達だった小鳥が死んでしまい心が折れる。そして、暗い家に何日も閉じこもっていた。
・小鳥を埋葬することを決めたくまは、何日かぶりに暗い家を出る。
・そこで、音楽を演奏しながら自由に旅を続けているやまねこに出会う。
・小鳥を二人で埋葬した後、やまねこはくまにタンバリンを渡し、一緒に旅に出ることを提案する。
・タンバリンには、手垢が付いていた。つまり、くまの前にそのタンバリンを使ってやまねこと一緒に旅をしていた人がいた。(その人物についての記述は無い)
・くまは、やまねこの提案を受け入れる。
・くまは、上手にタンバリンをたたけるようになることをやまねこに誓う。
こういうお話。
つまりこのお話では、「つらい別れを経験した二人は、最終的にお互いの違いや魅力を理解し合い、強い絆で結ばれていくんだよ。」という内容になっている。
この絵本を、水季は海に託した。
このお話のくまは、海ちゃん。
では、やまねこは?
当然、夏くん?。
だが、もしかすると、くまとの新しい関係を築くやまねこは、弥生さんなのかもしれない。
海の新しい母親になる人とも、「くまとやまねこ」のように良い関係が築けるんだよ。
そして、「母のはじまり」を迎える(弥生さんであってほしい)人とも、仲良くなれるんだよ‥。
まとめ
「海のはじまり」は、夏と海の物語を通じて、家族や人間関係の複雑さを描いた作品。
最終回では、視聴者に希望と温かさを届ける結末が期待される。また、制作者スタッフもそうなるといっている。
この物語を通じ、様々なつながりや新たな未来の可能性を観ることで、視聴者は自らの問いを考えるきっかけを持ち帰ることができる。
このドラマが贈ってくれたメッセージは、人々の心に長く残るだろう。
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