夏と弥生の復縁はありうるか？「海のはじまり」に見る、切ない愛の行方

2024年9月6日

「海のはじまり」は、多くの視聴者を惹きつける、切ない愛と心の葛藤を描いた作品です。
夏と弥生の関係は、多くのファンを悩ませる「永遠のテーマ」ともいえるでしょう。

SNSやYouTubeでは、
「夏と弥生がくっつくまで諦めない！」
「二人の再会シーンを早く見たい！」といった熱いメッセージや考察動画が溢れています。

では、実際に夏と弥生は再び巡り合うことができるのでしょうか？
彼らの関係を深く紐解き、復縁の可能性を探っていきましょう。

それぞれの選択と、水季が残した言葉

夏は、かつての恋人・水季が残した実の娘・海と共に生きようとし、現在の恋人・弥生との別れを選びました。

弥生は最初、夏と海との3人での生活に喜びを感じていました。
しかし、3人でいると次第に水季の存在を感じ始め、自分が夏を奪ってしまった、海ちゃんの本当の母親にはなれないという水季への罪悪感や嫉妬心に苦しむようになりました。

「自分は海ちゃんの本当の母親にはなれない。水季さんには負けている。」

「自分は夏くんを水季さんから奪った。」

と感じてしまう弥生。
3人でいることが辛く、“自分で自分が嫌いになる”そう感じていました。

そして、ついに決断の時が訪れます。
弥生は、夏と海との生活から身を引くことを決意したのです。

別れの時、駅のホームで、互いに愛し合いながらも、それぞれの道を歩むことを選択した２人。
２人の姿は、涙なしでは見られませんでした。

弥生が夏との別れを決断した最大のポイントは、水季が残した手紙でした。

「夏くんの恋人へ」という手紙には、水季の切ない思いと、弥生への「自分の幸せを一番に考えて、自分で選択して」というメッセージが込められていました。

多くの人が、弥生の選択を正しかったと評価しています。

弥生が夏と海との3人で会うことに苦しんでいたのは事実です。
水季の存在を常に意識し、”自問自答し、自分が嫌いになっていく。
負のループですね。
これは、辛かったでしょう。

多くの人が二人の別れの選択は現実的には正しかった、そう感じています。
ですが、個人的には夏と弥生の復縁を切に願っています。

復縁への希望：水季の言葉、海ちゃんの願い、そして津野の存在

復縁のきっかけとなりそうなエピソードは物語の中でも、いくつか描かれています。

水季が残した手紙の新たな解釈:
「自分の幸せを一番に考えて」という水季の言葉の「自分の幸せ」とは、何なのでしょうか。
今の段階では、夏や海のために、自分の幸せを犠牲にしてしまうのは「自分の幸せ」ではないという解釈です。
「その解釈が覆る」そういうことが起こるのではないでしょうか。心から好きな夏くん、そして海ちゃんのために生きることも「自分の幸せ」という解釈に変わる時が来る、そういう予感がします。
海ちゃんの切ない言葉:
「いなくならないで」と口癖のように言う海ちゃん。
この言葉は、弥生さんの心を揺さぶる力を持っているはずです。
海ちゃんのこの言葉こそ、夏と弥生の復縁を促す力強い希望と言えるでしょう。
水季が残した謎の言葉:
水季が海を産んだ産婦人科に置かれていたノートに、子供を下ろした弥生の言葉が記されています。
その弥生の言葉が海をこのように産まれる言葉になりました。
水季は、その時に「この人がまた病院に来たら伝えて」と言って言葉を残しています。
今のところ、この言葉がどんな言葉だったのかは触れられていません。水季のこの時の言葉が、手紙の意味の解釈を変え、夏と弥生の復縁を導く鍵となるのではないでしょうか。
津野の存在:
水季は死の床で津野に、「この人（夏くんの恋人）と仲良くして」と言っていました。しかし、津野は「嫌だ」と答えています。
しかし、津野は「嫌だ」と言いながらも、心優しい献身的な人物です。彼は、弥生に『夏と海と別れることが本当に弥生さんの幸せなのか』、と問うかもしれません。