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小林鷹之議員の「国家観」実現への道筋:日本ジャーナルでわかったこと!

今回の自民党総裁選出馬が予定されている中で、もっとも年若い議員はだれか。
それは、コバホークと言われる小林鷹之議員。

最近、日本ジャーナルで、江崎道朗さんとサンケイの田北真樹子さんが出演して、自民党総裁候補の小林鷹之議員が自身の考える「国家観」「その実現のための道筋」について語っていたよね。 

今回は、その内容をもとに、小林議員がどのような人物なのかをみていく。 

目次

### 小林議員、具体的な人事構想を語る

日本ジャーナルでは、田北さんから「小林政権が実現した場合、すでに官房長官と幹事長をだれにするのかを考えているのか?」という鋭い質問が飛び出した。

小林議員は、この質問に対し、「自分の頭の中には、その人事構想はすでにある。」と答えたんだ。

 ただし、具体的な名前の明言は避けた上で、「もし、総裁選を勝ち抜いたら、その瞬間からデイワン(第一日目)が始まる。国家運営は一瞬の隙も作ってはいけない。だから当然政権運営の軸となるところは考えている。」と答えた。

この答えから、小林議員は、すでに具体的な人事構想を練り始めていることがわかるよね。  

### 「総理が決めれば全て決まる」は幻想?

小林議員の答えに対して、江崎さんは「総理がこう言えば、全て決まるというのは勘違いだ。実際は総理と官房長官と幹事長と三者が連携して物事は進んでいく。」

政策を進めるためには、党を説得しなくてはいけないし、連立与党を説得しなければいけないし、官僚たちも説得しないといけないし、世論も説得しないといけない。チームを作っていかないと実際は政策を前に進めることはできない。

江崎さんのこの言葉は、とても重要な指摘だよね。 

確かに、総理大臣がトップリーダーなのは間違いないけど、実際には、官房長官幹事長など、様々な立場の人が協力して、政策を進めていく必要があるってこと。 

### 具体的な政策への疑問:安倍政権との比較

さらに、江崎さんからこんな質問も飛び出したよ。

「安倍政権の時は、2年間のプログラムを作った。
2年間の間に、どういう順番で、どういうことをやるのか。

日銀の人事をこう変える。経済のロケットスタートをする。
経済界を味方につける。
メディアをこういうふうにする。
国際社会にこういうふうに訴える。


というようなプログラムを作り、順番にそれをやっていく道筋を作った。
それを実行するというイメージを作った。

その辺のところはどんな感じなんですか。」

この質問に対して、小林議員は、

「総裁選が終わった後の外交日程とか、重要なスケジュールというものは頭に入れた上で、自分が成し遂げたい政策については、頭の中にある。

タダ、それを精緻化していくレベルには至っていない。まずは、総裁選に比重を置いている。」

と答えたんだ。

**え、ちょっと待った!** 

先ほどの質問で「政治は一瞬の隙間があってもいけない」と答えていたにもかかわらず、「今度は総裁選に主眼を置いているので、具体的な政策実現のタイムテーブルについては考えていない」ということを暴露してしまった格好になっているよね。

江崎さんの質問は、まさに核心を突いていた。 

「消費税減税」を本当に実現するためには、具体的な政策の道筋を示す必要があるし、それを実行するための具体的なタイムテーブル・プログラムが必要だという指摘は、もっとも。

「これから(細かいことはまだ考えていない)」というのは、小林さんの本音だろう。
総裁・総理になってからじゃないと具体的な事は考えられないだろうね。

そういえば良かったのに。

### 小林議員の国家観

小林議員は、自身の国家観について、

「世界をリードする国をつくる」という強い意志を持っている、と語った。

世界をリードする国とは、どういう国かというと、

「自立した国」なんだって。

「他国の同行にいちいち右往左往する国にしたくない。確固とした信念をもつ国・軸を持った国にしたい。」

と語っていた。 

小林議員は

「今、日本は世界から信頼される国になっている。さらに世界から必要とされる国にしたいと思っている。」

とも語った。 

これは、具体的にどんなことを意味するんだろう? 

小林議員は、国際協力や経済貢献を通して、世界から必要とされる国を目指したいと考えているみたい。 

例えば、国際的な課題解決に積極的に取り組んだり、世界経済の安定に貢献したりすることで、世界から信頼され、必要とされる存在を目指したいと考えているんじゃないかな? 

### 小林議員の示した具体的な政策

飛行士

小林議員は、国家間の実現に向けて、以下の3つを重点的に取り組みたいと考えているんだと話した。

1. **経済力の強化**

2. **憲法改正は次に向けて加速する**

3. **2050年に向けた国家戦略作成**

中でも特に、経済力強化に力を入れていくと言っている。

小林議員は、安倍総理の「金融緩和、財政出動、規制改革」という政策を踏まえつつ、供給サイドに焦点を当てたいと語っている。 

そのために、以下の3つの政策を提案していた。

1. **新日本創造計画**: 日本各地に国家プロジェクトとして、新たな産業を作っていく。国が民間企業に投資をしていく。

2. **日本版コッツ(COTS)の導入**: アメリカのイーロンマスクのスペースXを作った制度と似たようなものの日本版。国家プロジェクトをしっかりと打ち出し、民間の挑戦者を募る。

3. **経済安全保障**: 経済成長の強化・持続化が最も大切な目的。
    A)戦略的自律性**: 日本が独自に経済力を維持・強化できるような体制を作る。
   B)戦略的不可欠性**: 日本がいないと成り立たないような、重要な分野を強化する。

### 政府主導と民間主導:イノベーションを生み出すのは?

青年政治家

小林議員の政策に対して、江崎さんは(供給サイドと言うが)「政府主導で経済をやっていって、イノベーションをやっていくことが本当にできるのか。」と、鋭く突っ込んだよね。 

江崎さんは、政府主導ではなく、民間企業が自由にイノベーションを起こせるようにするのが重要だと主張していた。 

小林議員は、江崎さんの指摘に対して、「私の発想は、統制経済とは全く逆ビジネスは原則自由。そうじゃないとイノベーションは起こらない。だから国がやれ、というのではない。

リスクが大きすぎて、民間企業の自由な競争だけでは、どうにもならない分野についてはそのリスクを国が引き受けて、投資をする」と答えたんだ。

小林議員は、政府が主導するわけではなく、リスクの高い分野に対して、国が投資することで、民間企業のチャレンジを支援したいと考えているみたい。

でも、ただでさえ官僚主導で規制が多い日本に、供給サイドに視点を宛てたら、もっとひどい官僚重視にならないか。
このあたりが、どうも財務省出身の匂いがする。

トヨタが日本から出て行くような事態を招かないと良いが‥。

### 補助金 vs. 税制優遇

女性

田北さんは、小林議員のこの発言に対して、

「補助金をたっぷりつければいいのか。それをすると民間企業の足腰を弱めることにもなりかねない。それよりも税を優遇するなどした方が、やりやすいのではないか。」

と質問したんだ。

小林議員は、

「補助金は必要な部分もある。だがばらまきのようなことはやらない。本当に困っている、必要としている人にターゲットを絞って、重点的にやっていく。」

「補助金でやるより税の軽減。減税で言えば、政策減税をより進めやすくしてきたし、これからもしていく。」

と答えた。

小林議員は、補助金よりも税制優遇の方が、民間企業の活力維持につながるとは考えているみたい。

### 社会保障問題:高齢者負担と若者負担

手紙

田北さんから、「高齢者層に若干の負担を求めるのか」という質問があった。

これも鋭い質問!

小林議員は、「負担能力のある人には、負担増の検討をする余地はある。今の高齢者の負担のあり方については検討の余地がある。」と答えたんだよ。 

さらに、小林議員は

「若者対高齢者という二項対立にはすべきではないと考えている。
日本を分断社会にはしたくない。

だから高齢者の方に思いっきり負担を求めればいいかとは、私は思わない。できる限り、高齢者の安心も確保して行かなくてはならない。ただ、今の制度でずっと生き続けていいのかという点は検討の余地はある。

全体としての医療費をどうやって抑制していくのかなどは、知恵の出しどころだ。そこで抑制できた財源があるなら、それを若い層に回す。」

と述べた。 

小林議員は、高齢者の負担増は必要だと認める一方で、若者との対立を生み出さないように配慮する必要があると考えているみたい。

医療費抑制などの具体的な方法については、これから検討していく必要があるとのこと。 
高齢者である私たちも、ある程度の負担増はしょうがないかとは思っている。
でも、ある程度が、おいおいここまでと思うのはねえ。

私、国民保険料、2か月で13万。
これないでしょう。

老人

### 社会保障問題:消費税・増税・減税

江崎さんは、社会保障問題について、ここでも鋭い指摘をしたよね。

「なぜ消費増税をやってきたのか。この背景は、税と社会保障の一体改革という議論に基づいていた。

社会保障を維持するためには消費増税が必要であるという議論。

2008年の頃、『当時社会保障費は、これから毎年1兆円ずつ上がりますと財務省は言っていた。

しかし蓋を開けてみると実際に上がったのは5千億円だった。

つまり、財務省の示した数字は違っていた。

小林さんは経済成長で税源を補うと言っている。
しかし、それを本当にやろうと考えているなら、

『税と社会保障の一体改革』という議論で、消費税増をやってきたけど、これは間違いだったと認めるべきではないか。

これからは、税ではなく『経済と社会保障の一体化』を進める必要があるのではないか。

それによって、若者の経済負担を軽減するということを公約に入れられないのか。

小林議員は、この質問に対して、

「社会保障未来会議を立ち上げている。そこで経済成長と社会保障について、税と社会保障を考えていきたいとは思っている」

と答えたんだよ。

この回答、ちょっと曖昧だよね。

江崎さんは、消費税に特化して質問したのに対し、小林議員は、医療費を例に挙げ、すべてのファクターを考慮して税制を考えていくようにしたい、と述べた。

聞きたいのは、
消費税をどうするの?
増税するの?

という点。

江崎さんがさらに突っ込んだところ、

小林議員は
「増税ということは、考えていない。」
と明言した。

だが、消費税減税についても防衛税回避についても明確な回答は避けてた。
ぼやけた表現で答えているように感じたなー。

やっぱり財務省のポチか?‼

デコピン

### まとめ:小林議員の政策への疑問

小林鷹之議員の話を聞いて、政治って難しいけど、同時に、とても重要な仕事だと改めて実感。 

政治家は、ただ自分の主張を叫ぶだけじゃダメ。
具体的な政策、タイムテーブル・道筋を示せるかどうかだね。

様々な困難を乗り越えていく必要があるけど、身長186㎝で容姿端麗・頭脳明晰な小林議員は、魅力的に感じた。

今回の小林議員の考えは、はっきり言ってまだ準備不足の感じはあるが、これから政策やタイムテーブルをチームで練り上げていく事は可能なのではないかな。

それとも、迫り来る脅威は、それを許さないかな。
個人的には、高市さん、青山さん、小林さんともに期待したいと思えた。

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