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ブギウギ福来スズ子の弟、花田六郎の実在のモデルは誰:キャストは誰

ブギウギ花田梅吉ツヤの実在のモデル、亀井音吉うめとの間には、実の子が3人。そして、もらい子の静子を合わせると、合計4人の子がいた。だが、長男頼一は生後間もなく亡くなってしまう。また、次男の正雄も3歳で亡くなっている。亀井家の子どもは、実質三男の八郎静子の二人姉弟だった。音吉とうめにとっての実子は八郎だけ。このブログでは、ブギウギの六郎とそのモデル八郎の謎にせまる。

目次

ブギウギ鈴子の弟、花田六郎の人物像

六郎と鈴子 NHK

花田六郎、史実の『亀井八郎』がなぜ、『六郎』だったり『八郎』なのか。
両親の思いがあって、このような名になっているのだろう。

長男や次男の名に『頼一』とか『正雄』とかいう名を付けたら、すぐに死んでしまったので、『長生きさせるには、目立たない名が良い』、と考えて、一見安易な命名に思える『八郎』という何したのか。

また、おそらく年がいって出来た子なので「恥郎」、それをもじって「八郎」にしたとか…。
明治生まれの人間のおおらかさせ、もしかしたらこういう名の付け方だったのかも…。

ブギウギの方の「六郎」は、史実と同じにするわけにはいかないので、「八郎」を避けたて「六郎」にしたのではないか、と思われる。

ブギウギ脚本家にとって「強い思い入れがある」登場人物

この「六郎」というキャラクターは、脚本を担当する足立紳さんにとって、「強い思い入れがある役」なのだと、チーフ演出家の福井充広さんが明かしている。

「六郎」という人物は、「人間関係の構築」が、ちょっと苦手、というか特殊な感性をもっている人物として描かれている。
だが独特の人間らしさ、子どもらしさをもっている。

この独特の感性のために、やや不登校気味の子どもとして描かれていた。また、友達は、拾ってきたカメ。
そのカメへの愛情やこだわりは、ごくごく強い。

「六郎」の少年期を演じたのは又野暁仁君

花田六郎 NHK

「六郎」を演じた又野暁仁(またの・あきひと)君は、今回の役で何と5作品連続でNHK大阪制作の朝ドラに出演している。

もちろん、コネで役をもらったのではない。
きちっと、オーディションを通って今回もNHM朝ドラの役をゲットしたのだ。

つまり、この年で周りから評価される演技力を持っているのだ。

過去には「スカーレット」(2019年後期)で、ヒロイン喜美子(戸田恵梨香さん)の息子、川原武志の子ども時代。

次に、「おちょやん」(2020年後期)ではヒロインの友人、洋子(阿部純子さん)の息子の若崎進太郎。

カムカムエヴリバディ」(2021年後期)では「なあなあ、お兄ちゃんとお姉ちゃんアベックなん?」と、るい(深津絵里さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)に話しかける、ちょっとおませな野球少年。

記憶に新しい、「舞いあがれ!」(2022年後期)ではヒロイン舞(福原遥さん)の祖母、祥子(高畑淳子さん)が暮らしている五島に移住体験でやってきた星が大好きなちょっと変わった少年、朝陽。

5期連続とは、本当にすごい。
今回も、「六郎」役で良い味を出している。

この「六郎」というキャラクターだから、『「鈴子(静子)」の出生の秘密』が、本人にバレルきっかけをつくったとしても、憎めない。

「六郎」の青年期を演じるのは黒崎煌代

「六郎」の青年役を演じているのは黒崎煌代(こうだい)さん。
又野暁仁君の演じた「六郎」が、そのまま見事に大人になっている。
新人だと言うが、良い味を出している。

黒崎「六郎」君は、何年も経過しているのに、子ども時代の又野「六郎」が言ったことを「こないだのこと」と認識している。
ぶっ飛んでいるが、笑ってしまう。

黒崎「六郎」君が言う、「こないだのこと」とは、
アホのおっちゃん(岡部たかし)が六郎に言ったことだ。

「ワイと姉やんはほんまのきょうだいやない言うた!ワイはカッパの子やって。ほんで姉やんはクジラの子やって」

突然、子ども時代のことを思い出してしまった六郎君。
鈴子は、『もしかしたら、六郎はもらい子なのではないか』と、変な方向に疑い出す。
このあたりの黒崎煌代さんの演技、上手だった。

そして、ブギウギのお話は、いよいよ『鈴子の出生の秘密』に触れることになる。

史実では、静子が17歳の時に実の父の17回忌が実家で執り行われ、そこで自らの出生の秘密を知る。
また、実の母谷口鳴尾(ブギウギ「西野キヌ(中越典子)」に出会うことになる。

「六郎」の青年時代を演じる黒崎煌代さんのプロフィール

青年 六郎 NHK

黒崎煌代(くろさきこうだい)
・生年月日:2002年(平成14年)4月19日生まれ
・出身地 :兵庫県
・身 長 :174㎝
・事務所 :レプロエンタテイメント
・趣 味 :映画鑑賞・脚本執筆

黒崎煌代(くろさきこうだい)さんはレプロエンタテイメント30周年企画 主役オーディション
という5000人の応募者の中から競う、オーディオに見事に合格し、芸能界入りを果たした有望新人。

このオーディオをクリアし、レプロエンタテイメントで1年間の役者育成カリキュラムで学び、今回NK朝ドラのオーディオにも通った。

新人ながらも、味のある演技を見せてくれている。

ブギウギ六郎のモデル「亀井八郎」は、どういう人物だったのか

八郎は、静子の2歳年下の弟だった。
実質二人姉弟として育った、八郎を静子は大変にかわいがっていた。
このあたりはブギウギの通りだが、「八郎」は「六郎」のような個性的すぎる人間では無かった。
不登校気味、ということは無かった。

1935年(昭和10年)、戦果が悪化する数年前、19歳で床屋を開業している。
開業できるほどの腕と、才覚があった。

だが、1938年(昭和13年)の1月に軍に招集された。
亀岡連隊配属、入営している。

入営の日、八郎は、静子の手を握り、

「生きて帰れるかどうかわがらん。僕にかわって家のことはあんじょう頼みまっせ」

と言って、家を出て行った。

八郎の戦死

八郎は、1941年(昭和16年)7月、の南部仏印進駐のために出征した。
そして、この年の12月6日、現在のベトナムの沖合で戦死する。
冷たい海にその身を沈め、日本のために散った。

笠置は、後に自伝の中で
「本当にかわいい弟でした」と書いている。

1952年4月、笠置は、故郷香川の東かがわ市引田の萬生寺に、二基の墓を建立した。
養母「梅」と、25歳の若さでこの世を去ったかけがえのない弟、亀井八郎の墓だった。

血のつながりは無い姉だったが、愛する「弟には両親のそばで眠って欲しい」という強い思いがあった。

服部良一作詞作曲の軍歌

もしや 八郎の
部隊の名が書いてないかと
いつも○○ ○部隊 ○○方面
○○基地 ○○機の編隊だ
○○○では わからない
姉さんは
遠戦地を 偲ぶごと

これは、服部良一が、失意の笠置シヅ子のために書いた「大空の弟」という軍歌だった。
残念ながら、レコードや具体的な資料は残っていない。
○○の伏せ字の部分は、今となっては分からない。

まとめ:ブギウギ福来スズ子の弟、花田六郎の実在のモデルは誰:不登校だったか

・ブギウギ、福来スズ子の弟「花田六郎」のモデルは、「亀井八郎」
・「六郎」のキャストは、幼年時代を「又野暁仁(またの・あきひと)君
青年時代を黒崎煌代(くろさきこうだい)さんが演じている。
・亀井八郎は、25歳の若さで、ベトナム沖で戦死
・八郎と両親の墓は、笠置シヅ子が香川県東かがわ市に建てた。

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