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稲見萌寧、サロンパスカップ第2ラウンドを途中棄権『息をするのもつらい』…理由は?

稲見萌寧選手は、サロンパスカップまでの直近3試合を予選落ちしていた。そのような状況下、今季最初のメジャーのサロンパスカップに意欲を見せていたのだが…。ファンたちも復調した元気な姿を見せてくれるかと期待していたが、なんと第2ラウンド途中で棄権。棄権の理由は「体調不良」とのこと。ちょっと心配…。

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目次

稲見萌寧、サロンパスカップ第2ラウンドを途中棄権『息をするのもつらい』…理由は?

稲見萌寧は、どのタイミングで棄権したのか

今季最初のメジャー、サロンパスカップが5月4日~7日までの4日間開催されている。
会場は、茨城県つくばみらい市茨城ゴルフクラブ西コース。全長6780ヤード。パー72。賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)。

初日、2日目は吉田優利選手が4アンダーでトップに立った。初日終了時点では、第二位がなんと地元茨城の金澤志奈選手。

稲見萌寧選手は、初日からじんましんが出て体調は良くなかったという。そんな中でも、「初日を最後までプレーできただけでもよかった」と語っていた。

だが、体調不良の稲見萌寧選手は、残念ながら2日目の午前中9番ホール終了時点で、この試合を棄権することになった。

棄権の理由は

ところで、体調不良とは、何なのだろうか。
じんましんが出ていた、と本人は話している。

また、5日の棄権後には、
花粉もすごくて、息をするのもつらくて、とてもプレーを続けられる状態ではなかったので棄権をした。
と語った。
『サロンパス貼ってもらったかな?』

と言うことは、花粉症もあった?
だが、それ以上に心配なことがある。本人は何も語っていないようだが、「腰の状態」について。

棄権の時点で何位だったか

初終了時点では、4オーバー42位タイ。超難関セッティングなので4オーバーは、十分に予選通過ラインに入っている。

2日目の1番ホールも、1打目、2打目とナイスショット。だが、バーディーパットをはずし、残念ながらパー。

「これなら、今週は予選通過できるかな」
と思っていたが、午前中の9番ホールで映ってきた稲見選手の様子は悲惨なものだった。
成績こそ、この時点ではまだ7オーバー46位タイだったが、ショットに精細がない。
「このまま、続ければ予選通過は難しいのではあるまいか」
と感じた直後の、棄権。

実際のカットラインは、何と9オーバーだったので、7オーバーのまま行ければ通過できたのだが…。

喉元を押さえ苦しそうな稲見萌寧選手

棄権後、何をするのか

今回の棄権を含め、4試合連続で決勝トーナメントに進めていない。
焦るだろうが、ここは先ず体を休めて体調を回復させ、その後に自分で新しいスイングに納得がいくように、周りととことん話すといいとの思う…。

いろいろな情報を見ていると、稲見さん本人が新しいスイング改造に本当に納得しているのか、疑問を感じる。

もしかすると、稲見さんは「やっぱりもとのスイングに戻した方が良いのでは」と悩んでいる?。
迷いがあるうちは、この体調不良は良くならないのではないかと感じる。

どちらにしろ、キーポイントは、「腰痛」のはず。
「腰痛」を克服するためにどうすればよいかが、一番のポイントだと思うのだが。
しっくりこようが、こまいが、腰に負担のかからないスイングの完成を目指す以外ない?!

今までの感覚が邪魔をして、新しいスイングの完成を遅らせているようだが、「今は我慢のしどころ」

棄権の前の試合は、どういう状況だったのか

サロンパスカップ前、直近の3試合は3試合とも、連続して予選落ちをしている。

4/15~4/17「バンテリンレディースオープン」
4/22~4/24「フジサンケイレディスオープン」
4/29~5/1「パナソニックオープンレディース」

稲見萌寧選手にとって初めてのことだ。

「スイングに違和感がある」「腰に痛みがある」との理由から、このオフにスイング改造に取り組んできたが、新しいスイングが、まだ体に馴染んでいない、とのこと。

新しいスイングについて稲見さんは、

「頭では理解できているんですけど、練習では出来ても、試合ではちょっと癖が出てきちゃって、ミスショットが結構ある。縦の距離が全く合わなくて…。」

と言っていた。

稲見さんの腰痛はいつから始まったのか

腰痛について、いつから、どのように報じられたか

稲見さんの腰痛に関する記事を見ると、稲見腰痛が最初に公になったのは、2021年10月の富士通レディース後のインタビューだ。

稲見さんは、自己の腰痛について隠していたが、インタビュアーが、「稲見さんが腰痛を発症し、レントゲン撮影を受けたところ、ヘルニアらしい陰が映っていた」ことを、インタビューの時にインタビュアーがついしゃべってしまったらしい。
どこのテレビ局だろうか。

稲見さんは、本当は隠しておきたかったらしく、この話題を無視し、試合に関する感想に話題を切り替えて話し続けたという。

2021年は、稲見さんが22歳の年だから、少なくとも22歳の時点では既に腰が悪かったことになる。

腰痛に対して、どのような対策を行っているのか

ヘルニアの要因は、姿勢や動作によると言われる。
稲見さんのような若い方の場合は、悪い姿勢での動作や作業が原因。

となれば、ゴルフの姿勢や動作を改善しないといけない。
稲見さんの取り組みは、必要不可欠ということになる。
だが、スイングを変えるには稲見さんのスイングが良過ぎた。

2020年~2021年シーズンの稲見さんのスイング

2020-21年シーズン、稲見さんのスイングを解析すると、すべての数値が高い次元でバランスのとれたデータとなって表れていた。

特に、トータルドライビング順位とパーオン率順位を合算したボールストライキングという指標で、1位。
ショット面ではドライバー、アイアンともに精度の高さを証明する数値が出ていた。

2023年に向けた稲見さんのスイング改造

だが、稲見さんの腰痛悪化が深刻化し、これまでのスイングを改造しなければならなくなった。

これはかわいそう。
良かったものを変えざるを得ないのだから、精神的にも参るよ。
そこで、新しく奥村竜也氏をコーチとして契約し、スイング改善に取り組み始めた。奥村氏は、セキ・ユウティンさんのコーチでもある。

「22歳の女性でここまで疲労が蓄積して、体が硬くなっている人はあまり見たことがなかった。それで最初に施術した時から、可動域を広げたいと考えていて、稲見プロもそれを希望していました。稲見プロは股関節は柔軟性があるけど、上半身が硬い。そして、上半身が捻じれないから、手だけで振ろうとしたり、不必要な部分に力が入り過ぎてしまい、それで腰を痛めたと考えています。特にゴルフは同じ動作を繰り返すスポーツなのでなおさら。今はまだ硬さはありますが、徐々に回り始めてきています」

アルバネットより

奥村氏や新しいトレーナーの分析によると、『稲見萌寧さんの腰痛の原因は「捻転」のないスイング』にあり、解消のカギを握るのは「可動域」の改善だとする。
『「捻転」を意識し、可動域を広げたスイングか。』

この新スイングがなかなかしっくり来ていない。稲見さん本人は「夏までには身に付けたい」と語っている。
なかなか難しいところだが、信じて待ちたい。頑張れ稲見!

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