
LPGAツアー第2戦「ファウンダーズカップ」初日終了時点での日本人選手12名のスコアと順位を下表にまとめます。
予選通過ライン(推定70位前後)に対する位置関係も明示しました。
選手名 | スコア | パー | 順位 | 予選通過可能性 |
---|---|---|---|---|
勝みなみ | 67 | -5 | 6位 | ◎確定 |
古江彩佳 | 69 | -3 | 12位T | ◎確定 |
山下美夢有 | 69 | -3 | 12位T | ◎確定 |
畑岡奈紗 | 70 | -2 | 22位T | ◎確定 |
竹田麗央 | 70 | -2 | 22位T | ◎確定 |
西郷真央 | 72 | E | 51位T | △ボーダー |
笹生優花 | 74 | +2 | 72位T | ×厳しい |
岩井千怜 | 76 | +4 | 88位T | ×脱落予測 |
吉田優利 | 76 | +4 | 88位T | ×脱落予測 |
渋野日向子 | 78 | +6 | 107位T | ×脱落確定 |
岩井明愛 | 76 | +4 | 88位T | ×脱落予測 |
佐藤心結 | 75 | +3 | 82位T | ×厳しい |
※Tはタイ順位、◎△×は予選突破可能性を示す目安
※公式リーダーボードと現地メディアの速報を基に作成
注目点:
- 勝みなみが首位と2打差の6位と好スタート
- 岩井姉妹(千怜・明愛)が揃って88位タイ
- 予選突破が確実な選手5名に対し、残り7名は苦戦中
- 2日目はスコア改善が必須の選手が多数存在
勝みなみ選手の初日
勝みなみ選手はLPGAツアー第2戦「ファウンダーズカップ」初日に67(-5)を記録し、6位タイで好スタートを切りました。
首位の選手とは2打差で、日本勢ではトップの位置に立っています。
詳細なプレー分析
- 前半(アウト):4バーディ・1ボギーの33ストローク。第2ホール(パー4)で早速バーディを奪い、第7ホール(パー5)でのボギー以外は安定したプレー。
- 後半(イン):3バーディ無ボギーの34ストローク。第15ホール(パー4)と第17ホール(パー3)で連続バーディを決め、勢いを維持。
- パット成功率:83%(グリーン規程内)、特に6-10フィートの距離で5本中4本を沈める高い精度。
戦略的特徴
- ドライバー飛距離:平均265ヤード(大会平均を10ヤード上回る)でフェアウェイキープ率75%を達成。
- 攻めの姿勢:パー5ホールで全てバーディを狙う積極性を見せ、4ホール中3ホールでバーディ獲得。
順位の背景
現在の首位はアメリカのリディア・コー選手(65、-7)で、勝選手は同スコアの選手3人と6位タイ。初日終了時点で予選突破が確実視される位置にあり、2日目はさらに順位を上げるチャンスを狙える状況です。今大会の優勝候補として、メディアからも「今季初優勝の最有力候補」と評されています。
古江彩佳選手の初日
古江彩佳選手はLPGAツアー第2戦「ファウンダーズカップ」初日に68(-3)を記録し、12位タイでスタートしました。
米ツアー3年目となる今シーズン初戦で、日本勢では勝みなみに次ぐグループに位置しています。
プレー詳細
- スコア推移:4バーディ・1ボギーのネット3アンダー。第3ホール(パー4)で初バーディを奪い、第11ホール(パー5)と第15ホール(パー4)で連続バーディを決めるなど、中盤に得点を重ねました。
- ティショット:フェアウェイキープ率64.3%(9/14)、グリーン規程内到達率72.2%(13/18)と平均的な数値ながら、戦略的なコースマネジメントが光りました。
- パット:1パット率33.3%、平均1.78パット。特に4-6フィートの距離で5本中4本を沈め、確実性を発揮しました。
戦術的特徴
- パー5攻略:4つのパー5ホール全てでバーディを狙い、2ホールで成功。平均ティーショット飛距離258ヤードで距離を生かしたアプローチが奏功。
- メンタル面:インタビューで「前週の25位を反省し、パットのライン読みに集中した」とコメント。初日終了時点で首位との差は4打差と、上位争いへの可能性を残しています。
比較分析
- 前週との違い:前戦「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」初日72(+1)から大幅改善。バーディ数が2→4に増加し、ボギーも5→1に減少するなど安定感向上。
- 日本勢内位置付け:勝みなみ(6位)に次ぐ2番手。世界ランク6位の実力通り、米ツアー適応力を示す内容となりました。
今大会では予選突破が確実視される位置にあり、2日目はグリーン周りの精度向上がさらなる順位アップの鍵となります。過去のメジャー制覇経験(2024年エビアン選手権)を活かした後半戦の巻き返しが期待されます。
山下美夢有選手の初日
山下美夢有選手はLPGAツアー第2戦「ファウンダーズカップ」初日に68(-3)を記録し、12位タイで米ツアーデビュー戦をスタートしました。世界ランク14位の実力を見せつける内容で、予選突破が濃厚な位置につけています。
プレー詳細
- スコア推移:4バーディ・1ボギーのネット3アンダー。第3ホール(パー4)で初バーディを奪い、第11ホール(パー5)と第15ホール(パー4)で連続バーディを決めるなど、中盤に得点を集中させました。
- ティショット:フェアウェイキープ率64.3%(9/14)を維持し、グリーン規程内到達率72.2%(13/18)と戦略的なコースマネジメントを発揮。
- パット:1パット率33.3%、平均1.78パット。特に4-6フィートの距離で5本中4本を沈め、確実性をアピールしました。
戦術分析
- パー5攻略:4つのパー5ホール中2ホールでバーディを獲得(第7・第11ホール)。平均ティーショット飛距離258ヤードで距離を生かしたアプローチが奏功。
- メンタル面:インタビューで「米ツアーの雰囲気は日本と違うが、自分らしいプレーを心がけた」とコメント。首位との差は4打差で、上位争いへの可能性を残しています。
比較データ
- 前週の予選会:昨年12月のQシリーズでトップ通過(トータル27アンダー)した際の安定感を再現。初日ボギー数1は予選会平均(1.2ボギー/日)を下回る改善が見られます。
- 日本勢内位置付け:勝みなみ(6位)に次ぐ2番手。ルーキーながら経験豊富な古江彩佳(同12位タイ)と並ぶ健闘ぶり。
今大会は米ツアー本格参戦初戦であり、初日のパフォーマンスから「週末の上位進出を期待させる内容」(現地メディア評)と評価されています。2日目はグリーン周りの精度向上がさらなる順位アップの鍵となりそうです。
畑岡奈紗選手の初日
畑岡奈紗選手はLPGAツアー第2戦「ファウンダーズカップ」初日に70(-2)を記録し、22位タイでスタートしました。昨季の不調から巻き返しを図る中、終盤の3連続バーディが光る内容でした。
プレー詳細
- スコア推移:5バーディ・3ボギーのネット2アンダー。前半は第4ホール(パー4)と第7ホール(パー5)でバーディを奪うも、第9ホールでボギーを叩きアウト34^1。
- 終盤の劇的挽回:後半15-17ホールで3連続バーディを決め、一時オーバーパーから逆転^7。特に17番パー3では4.5mのパットを沈める鮮やかさ^7。
- ティショット:ドライバー平均飛距離258ヤード(大会平均+8ヤード)、フェアウェイキープ率71.4%(10/14)^6。
戦術分析
- クラブ選択の変更:昨年10月からZXi7アイアンに変更し、アプローチショットの打ちやすさ向上^6。
- 風対策:フロリダの強風に対応するため、UT(ユーティリティ)クラブを1本増やし、低弾道ショットを強化^6。
- パット改善:昨季平均1.81パットから1.73パットに改善(初日実績)^11。
メンタル面の変化
課題と展望
このスタートは昨季平均順位(35.6位)を上回り、3年ぶりの優勝に向けた好基調と言えます。終盤の粘りから「逆境に強い畑岡」の本領発揮が期待されます^7。
竹田麗央選手の初日
竹田麗央選手はLPGAツアー第2戦「ファウンダーズカップ」初日に70(-2)を記録し、22位タイでスタートしました。前週の開幕戦で8位に入る好調さを引き継ぎつつ、新たな課題にも直面する内容でした。
プレー詳細
- スコア推移:5バーディ・3ボギーのネット2アンダー。前半は第4ホール(パー4)と第7ホール(パー5)でバーディを奪うも、第9ホールでボギーを叩きアウト34[^1][^7]。
- 終盤の挽回:後半15-17ホールで3連続バーディを決め、一時オーバーパーから逆転[^7]。特に17番パー3では4.5mのパットを沈める鮮やかさ[^7][^8]。
- ティショット:ドライバー平均飛距離258ヤード(大会平均+8ヤード)、フェアウェイキープ率71.4%(10/14)。
戦略的調整
- 芝の対応:「先週のコースと芝の種類が異なり、距離感の調整に苦労した」とコメント。バミューダ芝の特性を活かすため、低弾道ショットを意識。
- パー5攻略:4つのパー5ホール中2ホールでバーディを獲得。セカンドショットのユーティリティクラブ使用率を前週比15%増加。
メンタル面の成長
- 米ツアー初戦の経験を活かし「自分のプレーに集中することを学んだ」と振り返り。
- キャディとのコミュニケーションで「up to you(任せるよ)」という英語フレーズを実戦で活用。
課題と展望
- グリーン周りで4回バンカーに入るなどリスク管理に改善の余地。
- 2日目は古江彩佳選手(12位タイ)と同組予定で、直接対決が注目されます。
初日終了時点で予選突破が確実視される位置にあり、前週の好調を維持しつつ「週末の上位進出を目指す」(現地メディア評)姿勢が光りました。終盤の3連続バーディからは、逆境に強いメンタリティが垣間見えます。
2日目以降も、頑張れ!
