歴史雑感– category –
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田沼意次の経済政策は先進的だった?重商主義と賄賂政治の真実
田沼意次(おきつぐ) 田沼意次は「賄賂政治家」として悪評が広まっていますが、実際には江戸幕府の財政を立て直すために革新的な政策を推進した改革者でもあったのです。 彼の代表的な政策である株仲間制度は、現代の独占企業や法人税制度に似た仕組みで... -
べらぼう第4話感想|版元問題と地本問屋制度に挑む蔦重の葛藤と成長
西村屋与八 「べらぼう」第4話では、主人公・蔦屋重三郎が江戸時代特有の版元問題に直面します。 地本問屋制度という仕組みが、新規参入者である彼の前に立ちはだかりました。 この制度は、出版物を流通させるために地本問屋の承認が必要なものでした。 こ... -
北畠親房と『神皇正統記』:小田城で描かれた南朝思想と伊勢神道の革新
北畠親房立ち姿 北畠親房は、南北朝時代を代表する公卿であり、思想家です。 彼は常陸国小田城(現在の茨城県つくば市小田)で『神皇正統記』を執筆し、日本史における重要な歴史書として知られています。 この書物は、日本が「神国」であることを説き、南... -
鬼平 ほんとはどんな人?池波正太郎と大河『べらぼう』で描かれるギャップ
中村隼人演じる若き日の長谷川平蔵 長谷川平蔵(通称:鬼平)は、江戸時代中期に実在した火付盗賊改役であり、池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公として知られています。 彼は「理想的な指導者」として描かれる一方、大河ドラマ『べらぼう』では若き... -
『べらぼう』第3話感想:蔦重の商才と人間ドラマが交錯『一目千本』の成功秘話
第3話「千客万来『一目千本』 『べらぼう』第3話「千客万来『一目千本』」は、主人公・蔦屋重三郎(蔦重)が吉原遊郭の復興を目指し、独創的なガイドブック「一目千本」を制作する物語です。 この本は、遊女たちを花に例えるという斬新なアイデアで大成功... -
【実録】大河ドラマ『べらぼう』で描かれる蔦屋重三郎の死因と墓の謎
蔦屋重三郎「べらぼう」より 2025年の大河ドラマ『べらぼう』で話題の蔦屋重三郎は、「江戸のメディア王」と呼ばれた出版業界の革新者です。 『吉原細見』や浮世絵美人画などで成功し、江戸文化を支えましたが、多忙な日々と都市生活特有の病「江戸わずら... -
河内春人著『倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア』の概要と書評まとめ
倭の五王 河内春人著『倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア』は、古代日本史を再構築する画期的な一冊です。 本書では、5世紀に中国南朝へ使節を派遣し、国際社会で活躍した「倭の五王」(讃・珍・済・興・武)の実像を、中国や朝鮮半島との外交関係を通... -
べらぼう第2話感想|平賀源内と花の井の魅力全開!蔦重の奮闘を追う
花魁花の井・小芝風花 「べらぼう」第2話では、吉原遊郭の客足が衰える中、蔦屋重三郎(蔦重)が奔走する姿が描かれました。 彼が考えた策は、吉原を紹介する案内本「吉原細見」の巻頭文を刷新し、当時の天才・平賀源内に執筆を依頼すること。 現代で言え... -
平賀源内の男色小説『根南志具佐』を徹底解説!江戸文化と美少年愛の物語
平賀源内・男色 2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(べらぼう つたじゅうえいがのゆめばなし) が始まりました。 「べらぼう」第2話では、蔦重(蔦屋重三郎)と平賀源内(演・安田顕)が絡むエピソードが描かれましたね。 この平... -
林羅山の理当心地神道とは?神儒一致思想で再解釈された神道の本質
林羅山 江戸時代初期、儒学者林羅山は、日本古来の神道を朱子学の哲学的枠組みで再解釈し、「理当心地神道」を提唱しました。 この思想は、神道と儒教を融合し、倫理的かつ哲学的な基盤を与える試みでした。 羅山は朱子学の「理気二元論」や「陰陽説」を用...