古代– category –
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神功皇后が敦賀から出航した理由とは?氣比神宮と新羅征伐を結ぶ歴史の真実
「神功皇后」 佐々木尚文 筆 結論からお話しします! 神功皇后といえば『三韓征伐』 夫である仲哀天皇がなくなった後、皇后自らが海を渡り三韓を征伐に向かったことで有名ですよね。 では、神功皇后はどこから出航しかというと、敦賀からなんです。 ここ... -
書評:遠山美都男著『壬申の乱』|天武天皇の中央集権化と壬申の乱の歴史的意義
遠山美都男氏の『壬申の乱』は、古代日本最大の内乱とされる壬申の乱(672年)を、従来の通説に挑む形で再検討した意欲的な著作です。 本書は、単なる王位継承争いとして語られがちな壬申の乱を、日本律令国家形成への重要な契機として位置づけ、その歴史... -
河内春人著『倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア』の概要と書評まとめ
倭の五王 河内春人著『倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア』は、古代日本史を再構築する画期的な一冊です。 本書では、5世紀に中国南朝へ使節を派遣し、国際社会で活躍した「倭の五王」(讃・珍・済・興・武)の実像を、中国や朝鮮半島との外交関係を通... -
平安時代の日記文化とユネスコ世界遺産に登録された御堂関白記の魅力
平安時代は、日本の歴史の中でも特に文化が花開いた時代です。 その中で、貴族たちが書き残した日記は、現代の私たちに当時の社会や価値観を伝える貴重な資料となっています。 本記事では、平安時代の日記文化を概観し、その中でもユネスコ「世界の記憶」... -
秦氏の歴史、伏見稲荷との関係:渡来系氏族が日本文化に与えた影響
古代日本における最大規模の渡来系氏族である秦氏は、その技術力や文化的影響を通じて日本社会に大きな貢献を果たしました。 特に、京都の太秦地区を拠点とし、伏見稲荷大社の創建にも深く関与したことで知られています。 本記事では、秦氏のルーツや歴史... -
息長氏と継体天皇の知られざる関係:謎に包まれた古代豪族の実像とは
日本古代史において、息長氏(おきながし)は謎多き豪族として知られています。 近江国坂田郡(現在の滋賀県米原市周辺)を本拠地とし、皇室との深い関係を持ちながらも、その実態はほとんど解明されていません。 特に、継体天皇とのつながりやその役割に... -
古代豪族・平群氏の謎:ヤマト王権における馬管理と政治的影響
平群氏は、日本の古代豪族であり、特にヤマト王権時代において重要な役割を果たしました。しかし、現代ではあまり知られていない氏族です。 このブログでは、彼らがどのようにしてヤマト王権に関与し、特に馬の管理者としてどのような役割を担っていたのか... -
蘇我氏は渡来人だったのか?歴史的背景と真偽を徹底検証
序章:蘇我氏の出自をめぐる謎 蘇我氏は、飛鳥時代における日本の政治・文化の発展に大きな影響を与えた豪族です。 その一方で、その出自については多くの議論があり、「渡来人説」がその中心にあります。蘇我氏が朝鮮半島から渡来した一族なのか、それと... -
尾張氏とはどのような氏族か?その民族的背景と歴史、先祖と子孫について
1. 尾張氏とは? 尾張氏は、古代日本において尾張国(現在の愛知県)を支配した有力な氏族です。彼らはヤマト王権との深い関わりを持ち、日本の歴史に大きな影響を与えました。 尾張国は、古代から交通の要所であり、東西を結ぶ重要な拠点として栄えました... -
物部氏の正体とは?日本史に隠された古代豪族の謎を徹底解説
物部氏とは何者か? 物部氏は、日本古代史において重要な役割を果たした古代豪族の一つです。しかし、その正体や影響力については多くの謎が残されています。 物部氏は、ヤマト政権内で一時的に強大な権力を持ちましたが、仏教伝来時の宗教対立や蘇我氏と...