こんにちは、なおじです。
第40話「尽きせぬは欲の泉」、見ましたよ。
いやはや、今回は濃かった。
録画を見返したくなる回でした。
蔦重の復活劇が本格始動です。
そして何より、後の北斎と馬琴が初対面で喧嘩。
歴史の瞬間に立ち会えた気分ですわ。
「初対面 いきなり喧嘩で 歴史作り」

北斎と馬琴、まさかの大喧嘩
勝川春朗(くっきー!)と滝沢瑣吉(津田健次郎)の衝突シーン。
これが圧巻でしたね。
蔦重が瑣吉を手代として迎え入れた矢先。
勝川春章が連れてきた弟子の春朗と、いきなり火花バチバチ。
店内でつかみ合いの喧嘩に発展しました。
教師時代のあるあるなんだけど、才気走った生徒同士って、なぜか最初は合わない。
プライドがぶつかるんでしょうかね。
でも、そういう二人が後に互いを認め合って大成する。
そのパターンを何度も見てきました。
春朗は絵師としての矜持。
瑣吉は戯作者としての自負。
どちらも譲れない。
ただね、くっきーの春朗、めちゃくちゃ説得力ありました。
津田健次郎さんの瑣吉も、インテリ特有のプライドが滲み出てる。
この二人が後の北斎と馬琴って、もう胸熱ですわ。
まさに「類は友を呼ぶ」ならぬ「才は才と火を噴く」。
きよの絵から大首絵が生まれた
蔦重が歌麿の妻「きよ」の絵を見て、ハッと気づく場面。
ここが今回の白眉でした。
「顔だけ大きく描いたら、どうや」
この一言が、後の大首絵ブームを生むわけです。
歌麿が描いた美人画の革命的アイデア。
それが、日常の一枚の絵から生まれる。
アイデアって、ふとした瞬間に降りてくるもの。
朝シャンしてる時とか、散歩してる時とか。
蔦重の場合は、きよの絵を見た瞬間だった。
画面いっぱいに女性の顔。
江戸時代にそんな浮世絵、なかったんですよ。
全身を描くのが普通。
でも蔦重は、そこに商機を見出した。
商売人の嗅覚と芸術家の眼が重なる瞬間。
これぞプロデューサーの真骨頂ですね。
妻に「あんた、また変なこと思いついたでしょ」って顔されること、ありません?
なおじはしょっちゅうです。
蔦重、不屈の再起力
身上半減という重い処罰。
財産の半分を没収されたわけです。
普通なら心折れます。
でも蔦重は違った。
すぐに営業再開。
京伝のもとを訪ねて新企画の相談。
瑣吉を手代として迎え入れ、店の立て直しに動き出します。
「尽きせぬは欲の泉」
このサブタイトル、まさに蔦重そのもの。
創作への欲望と商いへの執念が、処罰を乗り越えて湧き続ける。
その姿に、還暦過ぎのなおじも励まされます。
転んでも 立ち上がる癖 商売人
人生、何度転んでもいい。
立ち上がれば、また前に進める。
蔦重が教えてくれました。
実は、これなおじの座右の銘
歌麿との再会が次の扉を開く
今回のラスト近く、
蔦重が歌麿に会うため栃木へ向かう場面がありました。
大首絵の構想を胸に、直接絵師と語り合いたい。
その一心で動く蔦重。
メールもLINEもない時代。
会いたければ自分の足で行くしかなかった。
なんか、羨ましいですね。
今はスマホでポチッと連絡できる。
便利だけど、あの頃の「会いに行く」という情熱は薄れた気がします。
蔦重と歌麿。
処罰を受けてなお前向きな版元と、創作に情熱を注ぐ絵師。
二人の「欲」が重なり合って、江戸文化の金字塔が生まれる予感。
次回以降の展開が楽しみです。
視聴者の反応は?
SNSを見ると、今回の評判は上々でした。
「くっきー!の春朗、想像以上に良かった」「津田健次郎さんの瑣吉、さすがの演技力」という声が多数。
特に二人の喧嘩シーンは、「迫力あった」「歴史的瞬間を見た気分」と好評でした。
大首絵のアイデアが生まれる場面も「こうやって歴史が動くんだな」「蔦重の発想力すごい」と注目を集めています。
一方で「展開が速い」「もう少しじっくり描いてほしかった」という意見も。
確かに、40話でここまで描くためには駆け足感は否めません。
でも、それだけ濃密な内容を詰め込んでるってことですね。
「大河見て 夜更かししても 悔いはなし」
次回への期待
第41話は「歌麿筆美人大首絵」。
いよいよ大首絵が形になる回です。
蔦重と歌麿がどんな議論を交わすのか。
きよの絵から生まれたアイデアが、どう具体化されるのか。
そして、春朗と瑣吉のその後も気になります。
来週も目が離せませんね。
【今回の要点まとめ】
- 春朗(くっきー!)と瑣吉(津田健次郎)が大喧嘩
- きよの絵から大首絵のアイデア誕生
- 蔦重の不屈の再起力が光る
- 歌麿との再会で次の展開へ