こんにちは、なおじです。
先日、孫に「じいじのこと、パパより好き」と言われたと息子に伝えたら、「それ、嘘でしょ」と息子に突っ込まれました。
でも、優しい嘘ってあるんですよ。
今朝の**「ばけばけ」第70話**は、まさにそれを描いた神回でした。
おトキが「ママさん」と呼んだ瞬間、涙腺が崩壊。家族の絆とは何か、深く考えさせられました。

この記事でわかること
- ヘブン先生が「カゾク、ナル、デキナイ」と言った理由と背景
- おトキが二つの家を支えてきた秘密と優しい嘘の意味
- 三之丞が社長詐称を謝罪し、母タエが見せた深い愛情
- おフミがおタエを「もう一人の母親」と紹介した場面の感動
- おトキが「ママさん」と呼んだ瞬間に込められた想い
- 日本の心とヘブンの合理主義が交わった第70話の意義
ヘブン先生の「ウソ、キライ」宣言

カゾク、ナル、デキナイと席を立つ
家族の顔合わせの席で、ヘブン先生が突然立ち上がりました。
「カゾク、ナル、デキナイ」
この一言が、その場の空気を一変させます。ヘブン先生の価値観では、嘘は信頼を壊すものです。
「ウソ、キライ」「みんな、ウソつき」と続けるヘブン。真っ直ぐすぎる言葉が、家族の秘密を次々と暴いていきます。
おトキへの問いかけ
ヘブン先生は、おトキに向かって言いました。
「パパさん支えると言った。ラストサムライ大船と言った」
でも実際には借金があり、支えられない。
三之丞は社長ではない。おトキさん、あなたもウソつきだ…。
この指摘に、おトキは覚悟を決めます。「では言います」、と。
日本には優しい嘘をつく文化があるんですよ、ヘブン先生。でも、あなたの真っ直ぐさが、この家族を本音に導いていくんです。
おトキの告白と優しい嘘

二つの家を支えてきた真実
おトキが語り始めました。
「そげです。松野家には借金がたくさんあって、先生からいただいた給金で私が返していた」
「私が二つの家を支えている」
この告白に、ヘブンも事態が呑み込めたようでした。さらに、黙っていた理由も、おトキは正直に話します。
「お金のために一緒になったと思われたくないから」
よーくわかります、おトキちゃんの気持ち。愛する人に、お金目当てだと思われたくない。この優しい嘘が、二つの家族を守ってきたんです。
こげな嘘もついてはだめですか
おトキの問いかけが胸に刺さります。
「こげな嘘もついてはだめですか」
そこへおフミさんが「ごめんね、おトキ。私たちのせいで」と謝罪。タエさんも「ごめんなさい」と続きます。
おトキは気づきました。自分の言葉は言いすぎてしまっていたことを。
おフミや、おタエが必死に守って来た優しい嘘を、自分が出すぎて暴いてしまったことを…。
座り直して深々と頭を下げ「申し訳ございません」と何度も繰り返すおトキ。これこそ日本人の心、人を思いやる心です。
謝罪の連鎖が生んだ絆
三之丞の社長詐称と母の愛
「いいんだ、もう」と三之丞が言いました。
母の方に向き直り「申し訳ございません」と謝罪します。ずっとずっとウソをついてきました。
「私は社長ではありません。トキから毎月お金をもらって、稼いでるふりをしていたウソつきで、恥さらしで、ダメな息子です」
この告白に、おタエ様は優しく答えます。
「知っていましたよ。あなたは私の期待に応えようと歯を食いしばって、仕方なく…だから言えなかった。十分…」
母は全部わかっていたんです。息子の苦しみも、必死さも。これが母の愛なんですね。
おフミが明かした秘密
おフミさんが、おタエ様の言葉をさえぎります。
「よその話ではございません」と。
そして爆弾発言。「おタエ様は親戚などと、嘘はつきたくなかったはずです。なぜなら、おトキのもう一人の母親なのです」
おタエ様「え…」
いつだったか、生みの親とか育ての親とかそんなのみんな忘れて、みんな家族だとおトキが言っていたと…。雨清水も松野も、みんな家族なのですと、おフミさんが語ります。
「トキの母親の雨清水タエ様でございます」と、改めて紹介するおフミさん。
なんて美しいのでしょう。
おトキが「ママさん」と呼んだ瞬間

ずっと言いたかった言葉
ヘブン先生が言います。
「大好き、ママ。ママ二人、うれしいです」
私たちのことも大好きになってくださいと、おフミ。
それに応えるように、ヘブンは「おフミママさん、おタエママさん」と…。
するとおトキが「だめ、だめ、だめ」と叫ぶんです。
「ずるい、ずるいです」「私だって、ずっと言いたかった…」「母上って」
ティッシュが足りません。
察して、おトキの後ろに下がるヘブン。
でも「無理無理無理、無理」とおトキ。
二人の母親という幸せ
「では、ママさんはどう」「ママさんなら言えるんじゃない」とおフミ。
いいお母ちゃんです。
…、…、…、 「ママさん」とおトキ。
「はい」とおタエ。
おトキ号泣。なおじももらい泣きです。
え、どうして三之丞が倒れた?ああ、ただ気が抜けただけなんですね。
「叫びますか、ぼっちゃん」と司之介。
司之介さん、いい味出しています。
そして、全員でダラクソと叫ぶ面々。
そこに錦織さんが入っているのがおかしい。錦織さん、ヘブンさんとBL確定かぁー。
日本の美を引き出したヘブンの合理主義

この日本の美を引き出したのは、実はヘブン先生の合理主義的な考え方なんですよね。
「ウソ、キライ」という真っ直ぐな価値観が、家族の秘密を表に出させました。そして本音がぶつかり合った先に、深い絆が生まれた…。
このあたりの機微も実に日本らしい。感動してしまって、いつの間にかティッシュ箱を抱えていました。
おタエ様、うれしかったでしょう。実の母だとこれで言えますね。
35年間教師をやってきて、生徒には「嘘をつくな」と言い続けてきましたが、今回の放送を見て、自分の教え方は浅かったと反省しています。
優しい嘘と本音の間で揺れる人間の姿。それを温かく包み込む家族の絆。第70話は、そんな日本の心を描いた神回でした。
【表:第70話で明かされた嘘と真実】
| 人物 | ついていた嘘 | 隠していた真実 | 告白の言葉 |
|---|---|---|---|
| おトキ | お金のことを黙っていた | 松野家の借金を自分の給金で返済 | 「お金のために一緒になったと思われたくない」 |
| 三之丞 | 社長になったと偽っていた | トキから毎月お金をもらっていた | 「ウソつきで、恥さらしで、ダメな息子」 |
| おタエ | 親戚と名乗っていた | おトキの実の母親 | 「知っていましたよ」 |
| おフミ | 黙って支えてきた | おタエが実の母だと知っていた | 「もう一人の母親なのです」 |
Q&Aで振り返るばけばけ70話
Q1:ヘブンはなぜ「カゾク、ナル、デキナイ」と言ったのか?
A:みんながウソをついていることに怒り、家族になれないと感じたから。ヘブンの価値観では、嘘は信頼を壊すものです。
Q2:おトキが隠していた秘密とは?
A:松野家の借金を自分の給金で返済し、二つの家を支えていたこと。お金のために一緒になったと思われたくなかったのです。
Q3:三之丞はなぜ社長だと嘘をついていたのか?
A:母タエの期待に応えたかったから。でも、母は最初から知っていて、息子を思いやっていました。
Q4:おタエがおトキの実の母だと明かされたのはいつ?
A:おトキ自身は第35話ごろにはすでに知っていました。でも、実の母だと明かされたのは、今回、第70話です。
おフミがヘブンや家族全員の前で「もう一人の母親」と公式に紹介した場面です。
これまでおタエは親戚として接してきましたが、ようやく「母親」として接することができるようになりましたね。よかった。
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Q5:おトキが「ママさん」と呼んだ理由は?
A:ずっと「母上」と呼びたかったけど言えなかった。でも、今までの長い歳月が邪魔して「母上」とは呼べそうもなかったのです
そこで、おフミの提案で「ママさん」なら言えると気づいたからです。
筆者紹介|なおじ
元社会科教師として35年間教壇に立ってきました。
現在8つのブログでドラマ・芸能・政治・歴史・スポーツ・旅・学び・書評を書いています。
ドラマ記事では「時代背景」や「心の揺れ」をゆっくり言語化するスタイルです。教師時代に培った「人の心を読み解く視点」を大切にしています。