こんにちは、なおじです。
10月13日放送の朝ドラ「ばけばけ」第11話、見応えがありましたね。
第3話「ヨーコソ、マツノケヘ。」がスタートし、トキ(髙石あかり)と銀二郎(寛一郎)の新婚生活が本格的に始まりました。


トキと銀二郎、理想的な新婚スタート
お見合いが成功し、ついに始まった二人の新婚生活。
働き者の銀二郎が松野家に婿入りして、家計も少しは楽になる見通しが立ちました。
祖父の勘右衛門(小日向文世)も父の司之介(岡部たかし)も、跡取りができた安堵感でほっとした表情。
共通の趣味である怪談話で盛り上がる姿は、まさに理想的な夫婦の形ですよね。
トキが銀二郎の語る怪談を聞いている様子は、見ているこちらも温かい気持ちになった~。
でも…
銀二郎、真面目すぎて、優しすぎて、できすぎの人物すぎない…。
完璧すぎて、不安になるんだけど…。
松野家に現れた借金の現実
ここで銀二郎は、松野家の深刻な借金問題を知ることになったわけ。
借金取りが来たときに、まるで「黒船来航」のような衝撃で、家族の顔が青くなった。
明治という時代の背景を考えると、士族の凋落は珍しいことではありません。
江戸から明治へと急に世の中が変わり、武士たちは自分の生き方を見失い苦しみました。
その姿は、今の社会にうまくなじめず居場所をなくす人々にも重なりますよね。
雨清水家工場の経営難が徹底化
一方で、トキが通う雨清水家の工場にも、秋の風のような静かな変化が忍び寄っていた…。
景気は下り坂、お金のやりくりにため息が混じります。
そんな日々を、長男の氏松(安田啓人)は、家のために家族に知られないよう一人で駆け回っていたのです。
けれどある朝、机の上に手紙がひとつ。
「工場の苦しさは、自分の責任です」と残して、ふっと姿を消してしまいましたね。
傳(堤真一)と妻のタエ(北川景子)は、しばし言葉も出ないまま。
この出来事を知っているのは、まだ二人だけ。
女工たちは何事もない顔で今日も手を動かし、外見は変わらぬ日常が流れていました。
けれど水面下では、小さな波紋がじわり広がり始めていた…。
「この先、どうなってしまうんだろう。」
三之丞(板垣李光人)が社長代理に…そんな未来が待っているのかもしれません
視聴者の複雑な心〜銀二郎への愛と心配
銀二郎君、あまりに良い人すぎて、逆に「大丈夫?」と思ってしまったなおじ。
教師時代、優等生ほど心配になったものですが、銀二郎もその典型かもしれません。
実際、小泉八雲とセツ夫婦がモデルということは、最終的にはトキとヘブン(トミー・バストウ)が結ばれることが確実です。
そうなれば銀二郎とは別れることになる…。
箸止まる 秋刀魚冷めゆく 隣かな
まさにこんな境遇です。
出演キャスト〜豪華な顔ぶれに注目
主要キャスト
- 松野トキ:髙石あかり
- 松野銀二郎:寛一郎
- 松野勘右衛門:小日向文世
- 松野司之介:岡部たかし
- 松野フミ:池脇千鶴
- 雨清水傳:堤真一
- 雨清水タエ:北川景子
- 雨清水氏松:安田啓人
- 雨清水三之丞:板垣李光人
髙石あかりさんは、トキの小さな心の揺れまでそっと映してくれます。
笑顔も、ため息も、秋の午後みたいに優しく空気を染めます。
見合いの場面も、新婚の幸せも、言葉少なに気持ちがにじんでました。
そのまなざしが、時には物語の風向きを変えてしまうほど。
話し方も、手の動きも、見ているだけで物語に誘われます。

来週への期待と不安
第12話では、誰かが病に倒れるよう。
トキの運命は…。
松野家の借金、雨清水家の工場の苦しさ――ふたつの重荷が大きな波になりそうな予感…。
銀二郎の健気なまっすぐさ、つぶれないといいんだけど…。
この先どんな風が吹くのか、つい目が離せません。
明治の時代は、価値観のぶつかり合いで人が揺れる変革期。
今回の第11話、皆さんはどんな思いを抱きましたか。
トキと銀二郎の夫婦仲が気になる方も多いことでしょう。
まさか、病になるのは銀次郎?
(こうなると、まったく「あんぱん」の次郎さん状態だけど…。)
どうぞ、感じたことをコメントで聞かせてくださいね。
次回も一緒に、物語の続きをたのしみましょう。



