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ばけばけ106話|怪談・階段のすれ違いと史実で語る元教師の感想

こんにちは、なおじです。

ばけばけ106話のフィリピン行き葛藤、今日も語っていきますね。

ランとトキの「かいだん」すれ違い笑話、ヘブンがトキに言い出せないもどかしさ、そしてトキの大あくびが示すかもしれない史実の予感。

元教師なおじが、感想と史実を絡めながら深掘りしていきます。

📚この記事でわかること

  • ランとトキの「かいだん」すれ違い笑話の中身
  • ヘブンがフィリピン行きをトキに言い出せない理由
  • トキのあくびと史実・小泉セツ妊娠の接点
  • 英語勉強シーンに見る「書いて覚える」の教育的意味
  • 106話のQ&A(5問)
目次

眠気が止まらないトキの英語奮闘

→ この 項が答える読者の疑問:106話前半のあらすじは?英語勉強シーンは?

ヘブンの「アメリカ、イク、シナイデスカ」作戦

英語の映画(活動写真)の勉強をするトキから、106話はスタートします。

なんだか妙にあくびが出る。

廊下で深呼吸して気合を入れ直すも、発音がうまくいかない。

それでもヘブンは怒らず、辛抱強く教え続けているんですよね。

なおじ、まずここに感心しました。

そこへヘブンが突然、核心を突く片言日本語を繰り出してくる。

「アメリカ、イク、シナイデスカ」。

トキの答えは「ノーです」、きっぱりです。

ヘブンのお面作戦、大あくびで撃沈

ヘブンは「あなた怖い好き」と詰め寄り、さらにお面を被って説得を試みる。

「デモ、ゴースト、イル」。

これに対しても、トキの返しが鋭かった。

「こげな怖さと、あげな怖さはちがいますけん」。

お化けや怪談が好きな「怖さ」と、異国へ渡る「怖さ」は別物だということです。

ヘブンも「なるほど」と認めつつ、まだあきらめない。

しかしトキはまた大あくび

「ヘブンさん、こりゃダメだ」という顔が目に浮かぶようで、なおじはここで思わず笑いましたよ。

丈・正田と「書いて覚える」英語勉強

帰宅後、トキは丈と正田(正木)から英単語を教わります。

「フーツト・足」「アエ・目」「ドレーシ・着物」……。

カタカナに変換しながら、必死にノートへ書き記すトキ。

実はこれ、ランから教わった「書いて覚える」勉強法を早速実践している姿でもあります。

なおじは教師時代、「読んで覚えるより、手で書いて覚えろ」と言い続けてきました。

英語は特に、手で書くことでリズムが体に入っていく。

そういう意味では、ランのアドバイスは王道の勉強法だったんですよね。

ランとトキ「かいだん」の爆笑すれ違い

→ この 項 が答える読者の疑問:ランとトキの笑えるシーンの中身は?

外国人妻の先輩・ランとのティータイム

ロバートの妻・ラン(蓮佛美沙子)のお茶会に招待されたトキ。

クッキーに舌鼓を打ちながら、「西洋人の妻の友達が欲しかったの」と打ち明けるラン。

なんとも正直で、しかもお茶目な人ですよね。

ブラックジョークもかましてくれるタイプらしく、なおじはすぐに好きになりました。

ランとロバートは「東京のダンスパーティーで出会った」というのも、いかにも洒落ています。

一方でランは、トキとヘブンの馴れ初めを聞いてくる。

怪談がきっかけで仲良くなった」というトキの答えに、ランが目を輝かせました。

「螺旋階段」が来た瞬間

「あらやだ、かいだんが好きなの?」とラン。

トキも「大好き!」と元気よく返す。

「東京だと牡丹灯籠ですか、四谷怪談ですか?」と聞いたところ、ランの答えが「螺旋階段」。

「そげなかいだん、初耳です」というトキに、「いいわよもう、渦みたいにぐるぐるでね」とラン。

ここでトキが「あれ?」と気づく。

「怪談(幽霊の怖い話)」と「階段(staircase)」の同音異義語のすれ違いでした。

二人は互いの勘違いに気づいて、笑い合う

なおじも画面の前で思わず、『クス』でした。

言葉ひとつのすれ違いが、こんなに愛らしい笑いになる。

朝ドラの醍醐味ですよね。

👉関連記事:ばけばけ86話感想|借金完済の喜びが一転ラシャメン騒動へ

言葉のすれ違いといえば、86話のラシャメン騒動も思い出します。

言葉ひとつで天国と地獄が入れ替わる——明治という時代の面白さと怖さを、このドラマは丁寧に描いていますよね。

ばけばけ106話・ヘブンのフィリピン行き葛藤

→ この 項が答える読者の疑問:ヘブンはフィリピンに行くのか?なぜトキに言い出せない?

イライザからの手紙・ヘブンの心が動く

またイライザからヘブンに手紙が届きます。

内容は「フィリピン滞在記を書かないか」という執筆依頼。

ロバートに相談すると「行くべきだ」と背中を押された。

作家としての本能と好奇心が、フィリピンに引き寄せられているのは間違いありません。

日本滞在記が評判を呼んでのオファーですから、これはヘブンにとって断りにくい話でもあります。

トキへのシグナル・言えない男心

ところが、ヘブンはトキに直接言い出せない。

だから英語の勉強を通して、暗に「フィリピン、行きたい、一緒に行こう」とシグナルを送り続けます。

なおじ、このシーンを見ながら「言えない男心」を感じました。

傷つけたくないから遠回りになる。

伝えたいのに、相手の顔が浮かんで言葉が出てこない——そういう経験、誰にでもありますよね。

そして英語の勉強に大苦戦のトキを見ながらも、ヘブンは怒らずに教え続けている

この忍耐強さこそ、ヘブンの本質だと思います。

フィリピン行き葛藤と史実のハーン

また、史実でも小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は旅と執筆への強い欲求を持ち続けた人物でした。

たとえば熊本・松江・東京と転居を重ねながら、常に新たな土地への眼差しを持ち続けていた。

ドラマのフィリピン行き葛藤は、そのハーンの旅への情熱を丁寧に反映した設定だといえるでしょう。

👉関連記事:【ばけばけモデル】小泉セツが語る『思ひ出の記』の魅力

あくびの正体と史実・小泉セツの予感

→ この項 が答える読者の疑問:トキのあくびは眠気だけ?史実とどうつながる?

眠気というより、何かが違う

今回、冒頭からトキが「あくびが止まらない」と繰り返し描写されていました。

ふつうに見れば「英語勉強に疲れているのかな」で終わります。

しかし、このあくびの描写が妙に丁寧すぎるんですよね。

脚本家がわざわざ繰り返し入れているということは、そこには意味があるはず。

そう思いませんか。

史実・1893年・小泉セツの妊娠

史実では、小泉セツ(トキのモデル)と八雲(ハーン)の長男・一雄が生まれたのは1893年(明治26年)のこと。

ドラマが第22週のこの時期を描いている以上、あのあくびの意味は……という読みは、かなり自然ではないでしょうか。

大あくびのトキ、もしかすると新しい命のサインだったかもしれません。

そう思って106話を振り返ると、あのシーンがまたじんわりと愛おしくなります。

朝ドラの伏線、侮れないんですよね。

怪談か 階段かとて 笑い飯

あくびひとつ 春告げるとき 気づかれず

Q&A|106話をもっと楽しむための5問

Q1. ランって何者?ロバートの妻というだけじゃない?

A. ラン(蓮佛美沙子)は、ヘブンの同僚ロバートの妻で、外国人の夫と生きるトキの「先輩格」にあたる女性です。

東京のダンスパーティーでロバートと出会ったという洒脱な経歴の持ち主で、英語が堪能。

「書いて覚える」という勉強法をトキに伝えてくれた、頼れる存在です。

ちょっとお茶目な性格で、今後もトキの心強い仲間として活躍しそうですよね。

Q2. ばけばけ106話のフィリピン行き依頼、史実にある?

A. 実際の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がフィリピン滞在記を書いた記録はありません。

ただし八雲は旅と執筆への強い情熱を終生持ち続けた人物でした。

ドラマはその欲求を「フィリピン滞在記依頼」として昇華させた創作的解釈と考えるのが自然では‥。

史実とドラマの違いを比べながら見るのも、ばけばけの楽しみ方のひとつかなと思いますよ。

Q3. イライザって誰?なぜ繰り返し登場する?

A. イライザは、ヘブンとアメリカ時代からつながりのある編集者・知人にあたる人物です。

ヘブンの日本滞在記が評判を呼んだことで、フィリピン滞在記の依頼を持ちかけてきました。

つまりヘブンの「作家としての顔」を引き出す装置として機能しているキャラクターですよね。

繰り返し登場するのは、それだけヘブンの葛藤が深まっているサインでもある、と‥。

👉関連記事:シャーロット・フォックス・エライザ役レビュー

Q4. 第22週のタイトル「アタラシ、ノ、ジンセイ。」の意味は?

A. ヘブンの片言日本語で綴られたこのタイトル、すでに新しい展開を予告しています。

フィリピン行きの葛藤、トキのあくびが示す変化、そして史実が示す新しい命——。

それらすべてが「新しい人生」へとつながる週であることを示したタイトルだと、なおじは読んでいます。

Q5. ランとトキ、今後も仲良くなる?

A. はい、ランはこの22週でトキの「外国人妻仲間」として、精神的な支えになっていきます。

英語の勉強だけでなく、トキが不安に揺れる場面でもランの言葉が響いてくる展開が待っているのでは‥。

107話以降もぜひ注目してみてください。

👉関連記事:ばけばけは史実と何が違う?全話感想と人物モデル一覧

筆者紹介|なおじ

茨城県の公立学校で社会科教師を35年、校長を11年務めました。

退職後はブログ執筆に専念し、ドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評の8ブログを運営中です。

「テレビを一緒に見ながらしゃべっている先生」のような距離感で書くことを大切にしています。

ランとトキ

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