こんにちは、なおじです。
ばけばけ105話、見ましたよ。
蓮佛美沙子さん演じるランが初登場して——一気に洋館テイストになりましたね。
英語ができるラン、からっきしのトキ。
この対比が、じわじわ効いてくる回でした。
そして帰宅後のトキの体調急変。
「おイセの呪いが来たのか」とつぶやきながら眠ってしまうトキ——もしかして、妊娠ですかねえ(なおじの予想です)。
この記事では、元教師目線で気になった鉛筆の持ち方問題、ヘブンが英語を再提案した本音まで、ゆっくり語っていきますね。

この記事でわかること
- ランを演じる女優・蓮佛美沙子とはどんな人か
- イライザの帰国勧告がヘブンとトキの関係にどう影響するか
- 元教師が気になった「鉛筆の持ち方問題」の背景
- トキの体調急変は妊娠の予感か(予想)
- フジキミツヒコ脚本の「一語で持たせる技」の面白さ
ばけばけ105話のあらすじと見どころ
リテラリーアシスタントとして走り回るトキ
105話のトキは、新聞を読みながらヘブンに「ネタになりそうな記事」を次々と教える。
もう立派なリテラリーアシスタントですよね。
殺された警察官の事件があれば現場にも足を運び、自分の目で確かめてからヘブンに伝える。
まるで記者さんみたいな動きです。
脚本のふじきみつ彦さん、この「リテラリー……アシスタント」という一語だけで3分も話を持たせてしまうんですよね。
好き嫌いはあるかもしれません。
でも、なおじは好きです。
「読む・考える・伝える」というメディアリテラシーの本質に、言葉遊びでさらっと触れている。
教育畑にいたなおじとしては、そこがたまらないところです。
イライザの手紙とヘブンの「二度見」

そこにアメリカのイライザから手紙が届きます。
「日本滞在記がまた重版になっている、今アメリカに戻れば売れっ子作家になれる」——帰国のお勧めです。
読み上げながら、ヘブンは思わず手紙を二度見してしまうほどうれしそうで。
その表情を見ているトキの不安げな顔との対比が、胸に刺さりましたね。
「重版だ!」と素直に喜ぶ家族たち。
でもトキだけは「このまま一緒にいられるのか」という不安をこらえているように見えます。
朗報ほど、人をうれしくも不安にもする——そういう回でした。
👉関連記事:ばけばけ第23話ネタバレ!イライザへの手紙に込められた想い
ロバート邸の晩餐とトキの体調不良

五中存続が決まったことを祝って、ヘブンとトキはロバート邸に招かれます。
洋館で洋食のもてなし。
ヘブンとロバートは英語で会話を弾ませる一方、トキは内容が分からず。
隣でにこにこしながらも、ちょっとぽつんとしていましたね。
帰宅後の英語レッスンでは、「ハット」を「ハタ」、「サンキュー」を「サンキョー」。
微笑ましいけど、道のりは遠い(笑)。

でもその途中で、急に気分が悪くなってしまうトキ。
「おイセの呪いが来たのか」とつぶやきながら眠ってしまって——これは遂に妊娠ですかね(なおじの予想です)。
ランを演じる蓮佛美沙子とはどんな女優か

「この女優さん誰だっけ?」に答えます
「この女優さん、どこかで見たことあるなあ」——そう感じた方、多かったのではないでしょうか。
**蓮佛美沙子(レンブツミサコ)**さんです。
熊本編のキャスト発表時から「ロバートの妻・ラン役」として紹介されていました。
近年はNHKドラマへの出演が相次いでいて、「20年に1人の逸材」とも評される実力派の方です。
「恋愛体質のアラサー女子」から「死刑囚の妻」まで、役柄を大きく変えられる女優さんなんですよね。
「ランというキャラクター、ハマり役だなあ」とすっかり画面に引き込まれました。
「外国人の日本人妻」というロールモデル
ランは「外国人の日本人妻」として、ヘブンと同じく異文化の間に立つ存在です。
トキにとっては「こうなれたらいいな」と思わせる、ロールモデル的なキャラクターとして描かれています。
英語を流暢に話しながら、日本語でトキにさりげなく気遣いをかける。
まさに才女ですよね。
ヘブンがロバート夫妻を見て「トキとの間にも言葉の橋を架けたい」と感じるきっかけになったのも、ランがいてこそだと思います。
「なんとなーく、なんとなく」という優しさ

晩餐の席で、「おトキさん英語は?」とランに聞かれて、「からっきしできない」と答えるトキ。
そこでランが「難しいわよね、英語は」と一度共感してから——「なんとなーく、なんとなく分かる」とハードルを下げてみせたんですよ。
「分かります!」と胸を張るのではなく、「なんとなく」と曖昧さを残す。
これ、トキの劣等感を刺激しないようにする気遣いですよね。
でも視聴者としては「ちょっと悔しい」というトキの気持ちも分かってしまって(笑)。
三人の微妙な距離感がリアルに伝わる場面でした。
元教師が気になった鉛筆の持ち方問題

職業病が出てしまいました
なおじが105話で一番ザワッとしたのは——正直、オトキの鉛筆の持ち方でした。
取材ノートをまとめるシーンで、トキの指の添え方や角度が「うーん、そこは直したいなあ」という持ち方だったんですよね。
これは完全に35年の書字指導による「職業病」。
自分でも苦笑いです。
今なおじの周りにいるお子たちも同じような持ち方をしていて、「令和型の持ち方」とでも言いたくなる傾向があります。
なおじ仲間の元教師たちも、「あの持ち方は全員注意しちゃうよね」と首をそろえていました。
鉛筆の 持ち方ひとつ 昭和魂
タエさまやフミさんなら絶対直していた
なおじが引っかかったのは持ち方そのものより、キャラクターとの整合性でした。
「雨清水のタエさまや養母のフミさんが見たら、絶対に注意して直していたはず」——そういう疑問がじわっと浮かんできたんですよね。
丁寧に育てられてきたトキが、あのままの持ち方で大人になるだろうか。
テスト前だけきれいなノートを出してくる生徒みたいに(笑)、何か理由があるのかなあとも思いましたが。
どうしても「ここまで細部を作り込むドラマなのに、なぜここは?」という気持ちが残ります。
令和視聴者への配慮か、昭和教師のモヤモヤか
「今の視聴者の持ち方に近い方が共感を得られる」という判断があったのかもしれません。
「そこはあえて正しい持ち方を見せてほしかったなあ」というのは、昭和世代の本音。
ドラマ全体の出来を左右するような問題ではありませんが、「細部に神は宿る」と信じている元教師としては——ちょっぴり残念ポイントでもありました。
イライザとランが揺らすヘブンとトキの心
トキの「子ども目線」がヘブンの創作を動かす
トキは事件の取材から帰って、ヘブンにこう語りかけます。
「殺された警察官にも、犯人にも、子どもがいたかもしれない」。
それを聞いたヘブンが、「すばらしい、かんがえ、ありがとう」「いい話が書けそうです」と静かにつぶやく。
まさに「書く人」と「読み・感じる人」が響き合う瞬間ですよね。
統計でも歴史でもない、ただの想像かもしれません。
でも「もし自分がその家族だったら」という共感の力が、ヘブンの創作の源になっていく——元社会科教師としても、「事実の向こうにいる人の姿を想像する」ことこそ、学びの核だなあと深くうなずきました。
👉関連記事:元教師なおじのばけばけ104話感想|人形の墓の呪いとトキの決意
ヘブンが英語再開を提案した本音
ロバート夫妻との晩餐の後、ヘブンはトキに「英語習う、またしませんか」と切り出します。
表向きはトキの世界を広げるため——でも、その奥には「妻ともっと心を通わせたい」というヘブン自身の願いがあるように思えてなりません。
アメリカにいるイライザとは英語、日本にいるトキとは日本語。
ヘブンの中の二つの言語世界が、ここで静かにぶつかり合っています。
英語で談笑するロバート夫妻をうらやましそうに見ていたヘブン。
「自分もああなりたい」という憧れと、「トキとイライザ、両方を大切にしたい」という葛藤が——あの表情に滲んでいましたね。
英語より 心に届く 日本語よ
イライザを気にするトキの乙女心
「きっとイライザさんも喜ぶ、新しい本が出るのをお待ちなのでは」——イライザの手紙を読んだあと、トキはそう言葉を選びながらヘブンに伝えます。
その裏には、「ヘブンさんはイライザのことなんてもう気にしていないよ」と言ってほしい、でも自分からは聞けない——そんな複雑な乙女心が隠れていそうです。
英語と日本語という二つの言語が、二人の言えない距離感を象徴しているようで。
視聴者としても胸がキュッと締め付けられる流れでした。
👉関連記事:銀二郎イライザ手紙ばけばけ61話|鉢合わせの衝撃
Q&A|視聴者が気になるポイントを補足
Q1:ランを演じているのは誰ですか?
蓮佛美沙子(レンブツミサコ)さんです。
熊本編から「ロバートの日本人妻」として登場し、トキにとってのロールモデル的な存在として描かれています。
近年NHKドラマへの出演が続いており、「20年に1人の逸材」と評される実力派ですよ。
蓮佛美沙子さん、NHKドラマでの主な出演作
- 『七瀬ふたたび』ドラマ8(2008年・NHK総合)
超能力を持つ少女・火田七瀬役(主演)。筒井康隆原作のSFドラマで、若手時代から主役を任された代表作。 - 『聖女』ドラマ10(2014年・NHK総合)
本宮泉美役(主要キャスト)。“聖女”と呼ばれる女性のミステリアスな過去と現在を描く社会派ラブサスペンスで、複雑な内面を持つヒロイン。 - 『ランチのアッコちゃん』プレミアムよるドラマ(2015年・NHK BSプレミアム)
澤田三智子役(主人公の部下ポジションの主要キャスト)。仕事に悩むOLとして、黒川芽以さん演じる“アッコちゃん”に触発されて変わっていく様子を演じた。 - 『2030 かなたの家族』(2015年・NHK総合 特集ドラマ)
板倉絵美衣(エミイ)役。近未来の家族像を描くオリジナルドラマで、テクノロジーと家族関係の狭間にいる若い世代を体現。 - 『ブランケット・キャッツ』ドラマ10(2017年・NHK総合)
第1話ゲスト・立花ヒロミ役。事情を抱えた女性として、猫を介して心がほぐれていく繊細な変化を演じた。 - 『べっぴんさん』連続テレビ小説(2016年度後期)
坂東(野上)ゆり役。ヒロインすみれの親友でありライバル的存在の“ゆり”を長期にわたって好演し、朝ドラ視聴者にも名前を知られるきっかけに。 - 『大地のファンファーレ』(2012年・NHK札幌/帯広)
吉野早紀役。北海道の競馬を舞台にしたローカル制作ドラマで、地方局制作でも印象的な役どころを任された。 - 『夜明けのララバイ』(2012年・NHK)
月島緑里役。家族や進路に揺れる若者像を描く青春ドラマでの重要キャスト。
Q2:トキは本当に妊娠しているのでしょうか?
105話ラスト時点では「妊娠」という明確な言葉は出ておらず、確定情報ではありません(あくまでなおじの予想です)。
ただ、前話からの体調変化の描写が重ねられていて、視聴者の間でも「妊娠の伏線では」と広く受け止められています。
今後の公式な描写をワクワクしながら待ちましょうね。
👉関連記事:ヘブン おトキ 散歩 ばけばけ65話|銀次郎の決断
Q3:五中存続はいつ決まったのですか?
第21週「カク、ノ、ヒト。」の中で、第五高等中学校の存続が決まったことはドラマ内の確定事実として描かれています。
ヘブンは「学校がなくなる危機」からはひとまず解放されましたが、今度は「アメリカに帰るか、日本に残るか」という別の選択を迫られることになりました。
Q4:イライザとはどんなキャラクターですか?
アメリカにいるヘブンの旧知の友人です。
ヘブンの「日本滞在記」の価値を早くから認めており、「今帰国すれば売れっ子作家になれる」と勧めてくる存在として描かれています。
トキにとっては「英語で話せる才女」「アメリカにいるライバル」という複雑な存在でもありますよ。
Q5:ふじきみつ彦さんはどんな脚本家ですか?
「リテラリー……アシスタント」という一語で3分間引っぱるような、言葉遊びと「間」の使い方が独特の脚本家さんです。
好き嫌いは分かれるかもしれません。
でも、なおじは好きです。
「先生が全部説明しない授業」みたいな感覚——余白を大切にする脚本ですよね。
👉関連記事:ばけばけは史実と何が違う?全話感想と人物モデル一覧
筆者紹介|なおじ
なおじは元社会科教師として教育現場に35年間携わり、指導主事を5年、校長を11年務めました。
退職後もボランティアで子どもたちに学習を教えています。
朝ドラを見ながら「あの鉛筆の持ち方が気になる!」と思ってしまうのは、35年の書字指導が身にしみているからでしょうか。
ばけばけは、昭和世代の元教師にとっても発見がたくさんある作品です。