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フジ月9『119エマージェンシーコール』と現実のギャップとは?横浜市消防局で描く救命の最前線

目次

ドラマ『119エマージェンシーコール』とは?

119エマージェンシーコール

フジテレビの月9ドラマ『119エマージェンシーコール』は、横浜市消防局の通信指令センターを舞台にした完全オリジナルストーリーです。

主演は清野菜名さんで、命を救う「声」の重要性に焦点を当てた作品です。
このドラマは、指令管制員たちが通報者と向き合いながら命をつなぐ最前線で奮闘する姿を描いています。

横浜市消防局が全面協力しており、リアルな現場の再現に力が入れられています。
しかし、視聴者からは「現実との違い」についても多くの意見が寄せられています。

また、横浜市消防局が広報協力を取り消した背景には何があったのでしょうか?
この記事では、ドラマと現実のギャップや広報取り消しの背景、自治体とメディア連携の課題について迫ります。

指令管制員とはどんな仕事?

現実の指令管制員の役割

指令管制員は、119番通報を受け付ける「命の窓口」として重要な役割を果たしています。
彼らは24時間体制で通報に対応し、状況を分析して適切な部隊を派遣します。

例えば、「火事です!」という通報があった場合でも、その火事が住宅火災なのか車両火災なのかを瞬時に判断しなければなりません。
さらに、通報者から正確な情報を引き出すためには冷静さと高度なコミュニケーション能力が求められます。

まさに、ドラマ通りじゃない。

また、非緊急通報いたずら電話も日常的に発生します。
総務省消防庁によると、非緊急通報は全体の約20%にも上るとされています。
これらへの対応も現場の大きな負担となっています。

ある指令管制員は、「いたずら電話にも冷静に対応する必要があります」と語ります。
例えば、「猫が木から降りない」という通報にも真摯に対応しつつ、本当に緊急性があるかどうかを判断する必要があります。

忍耐力が必要な職業だね。

ドラマで描かれる指令管制員

一方、『119エマージェンシーコール』では、通報者の感情が高ぶり、不安定な状態に陥る場面が描かれることが多く、それに対して指令管制員たちが冷静に対応する姿が強調されています。


主人公たちは、通報者の混乱やパニックに寄り添いながらも、迅速かつ的確な判断を下すことで命を救う役割を果たします。

例えば、第1話では主人公が初めて「命」を預かる場面が描かれました。
通報者がパニック状態に陥り、状況説明が難航する中、主人公は冷静さを保ちながら必要な情報を引き出し、適切な指示を出します。


その結果、救助が成功し、大きな感動を呼ぶシーンとなっています。

しかし、現実の現場では、このようなドラマチックな展開は少なく、指令管制員には常に「冷静さ」と「迅速さ」が求められます。

感情的になった通報者への対応も重要ですが、感情に流されることなく正確に状況を判断する能力が最優先されるのだそうです。

第3話で、『通報者の感情に寄り添うのも大事だが、
冷静さ、迅速さこそ重視すべき』
と言うような意見があったね。
でも、ドラマ内ではどちらかというと、否定的に扱われていたかな。

ドラマと現実の具体的な違い

119エマージェンシーコール

緊張感と冷静さ

ドラマでは緊迫したシーンが多く描かれますが、現実では冷静さが最も重要視されます。
例えば、大規模災害時には数百件もの通報が一度に入ることがあります。
その中で優先順位をつけて対応するためには、一瞬たりとも動揺してはいけないのだそうです

一方で、ドラマでは視聴者に感動を与えるため、緊張感と感情的なやり取りが強調されています。

業務環境と設備

『119エマージェンシーコール』ではセットや衣装にもリアリティが追求されていますが、実際の通信指令センターはさらに高度なシステムで運用されています。

例えば、高性能な地図情報システムやAI技術を活用した支援ツールなども導入されています。

このような最新技術はドラマ内ではあまり描かれておらず、その点も現実との違いと言えます。

なぜ広報協力が取り消されたのか?

横浜市消防局による広報取り消しの背景

横浜市消防局は当初、このドラマへの全面協力を行っていました。
しかし、フジテレビで発生した元タレント中居正広氏に関するトラブルへの対応が批判され、市民感情への配慮から広報活動を控える決定に至りました。

その結果、第4話以降からエンドロールから「横浜市消防局」「横浜市会」のクレジットが削除されます。
また、消防士や指令管制員をPRするために制作されたタイアップポスターも配布中止となりました。

広報活動縮小による影響

この広報取り消しによって、職業理解促進や都市ブランド向上への影響も懸念されています。
特に若年層への職業認知度向上という目的が達成しづらくなる可能性があります。

自治体とメディア連携の課題とは?

メリットとリスク管理

自治体とメディア連携には多くのメリットがあります。
例えば、『119エマージェンシーコール』の場合、職業理解促進や地域イメージ向上につながる可能性があります。

しかし、一方でメディア側で問題が発生すると、その影響は自治体にも波及します。
今回のように、市民感情への配慮から広報活動を控える事態になることもあります。

まとめ:ドラマ『119エマージェンシーコール』が示す未来像

『119エマージェンシーコール』は職業理解促進や命を救う活動への注目度向上に貢献しています。

一方で、現実とのギャップや自治体との連携課題についても議論すべき点はあります。

視聴者としても、「リアル」と「ドラマ」の違いを理解しながら楽しむことが重要です。

また、このような作品をきっかけに自治体とメディア連携について考える機会となれば善いと思います。

このドラマ自体は個人的な感想ですが、面白いです。

今回のフジの不祥事で、放送打ち切りにならないことを祈ります。

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