みなさん、こんにちは!今日は、茨城県北茨城市にある「チームラボ 幽谷隠田跡」について、ワクワクするような体験をお話ししたいと思います。私も実際に訪れてきたので、その魅力を皆さんにお伝えできればと思います。さあ、一緒に幻想的な夜の森の旅に出かけましょう!
チームラボ 幽谷隠田跡とは?
まず、「チームラボ 幽谷隠田跡」って何なのか、簡単にご紹介しますね。
この素晴らしいアート空間は、2024年9月30日にオープンしたばかりの新しいミュージアムです。場所は、茨城県北茨城市の五浦という地域。五浦と書いて「いづら」と読みます。
ここは、近代日本美術の重要人物である岡倉天心が晩年を過ごした場所なんです。
「幽谷隠田跡(ゆうこくおんでんあと)」という名前、ちょっと難しそうですよね。実は、とても意味深い名前なんです。「幽谷(ゆうこく)」は奥深い谷のこと。「隠田(おんでん)」は、江戸時代に農民が年貢逃れのために隠してつくっていた田んぼのことを指します。つまり、この場所は昔の人々の生活の痕跡が残る、秘密めいた場所なんです。
チームラボは、この隠された棚田跡を発見し、そこからインスピレーションを得てこのプロジェクトを始めたそうです。自然をそのまま活かしながら、最先端のデジタル技術を使ってアート作品を作り上げる。それが「チームラボ 幽谷隠田跡」の魅力なんです。
アクセス方法
さて、この素晴らしい場所にどうやって行けばいいのか、詳しくご説明しますね。
「チームラボ 幽谷隠田跡」は、茨城県北茨城市大津町2132番地の五浦 幽谷隠田跡温泉内にあります。
車でのアクセス
車で行く場合は、常磐自動車道の北茨城ICから約20分で到着します。駐車場も完備されているので、車での来場も安心です。ただし、休日や連休中は混雑が予想されるので、少し余裕を持って出発するのがおすすめです。
公共交通機関でのアクセス
電車を利用する場合は、JR常磐線の大津港駅で下車し、そこからタクシーで約10分です。バスも運行していますが、本数が限られているので、事前に時刻表を確認しておくことをおすすめします。
どちらの方法でも、事前に公式ウェブサイトやSNSで最新の情報を確認しておくと安心ですよ。
幻想的な夜の森の魅力
さて、いよいよ「チームラボ 幽谷隠田跡」の魅力に迫っていきましょう。
この場所の最大の特徴は、昼と夜で全く違う顔を見せることです。昼間は普通の森に見えるこの場所が、日が沈むにつれて幻想的なアート空間へと変貌していくんです。
私が訪れたのは10月14日の午後9時でした。三連休の最終日だったので、少し混雑するかなと心配していましたが、広大な森の中なので、混雑してはいましたが、それでもゆったりと楽しむことができました。
月明かりの中、森に足を踏み入れると、まるで別世界に迷い込んだような感覚に襲われます。夜の闇と月明かり、幻想的なイルミネーション、そして音楽の流れる森の中、光と音が織りなす幻想的な空間が、心の中にジワジワと染み入ってくるんです。
主要な展示作品
それでは、具体的にどんな作品があるのか、いくつかご紹介しましょう。
《隠田跡》
この企画のなんと言ってもメインは、《隠田跡》という作品です。アシに覆われた湿地となった天水棚田の跡と周囲の森全体を活かしたアート空間です。光と音が織りなす幻想的な世界に、思わず息を呑んでしまいます。
《隠田跡の水鏡の道》
さらに、《隠田跡の水鏡の道》。棚田跡の水面を利用した幻想的な光の道です。水面に映る光が、まるで別世界への入り口のように感じられます。
ここで一つアドバイスを。この作品を楽しむなら、長靴(レインブーツ)を持参することをおすすめします。私は普通の靴で行ってしまい、靴のまま水に入れずに裸足になりました。
10月の夜の水は冷たいので、裸足で入るのはちょっと抵抗がありましたが、ギリギリこの時期だったので大丈夫でした。
しかし、これ以後は裸足で水に入るのは厳しい時期になるでしょう。
そこで、長靴です。長靴があれば、水の中を歩きながら作品を楽しめますよ。
《幽谷の呼応する森》
《幽谷の呼応する森》は、森全体が呼応しあうインタラクティブな作品です。人が近づくと、光と音で反応する不思議な体験ができます。まるで森全体が生きているかのような感覚に包まれます。
《タブノキに宿る呼応する宇宙》
《タブノキに宿る呼応する宇宙》も見逃せません。人が近づくと光と音で反応する球体のインスタレーションです。タブノキの枝に宿る光の球体が、まるで宇宙そのものを表現しているかのようです。
《幽谷の竹林》
《幽谷の竹林》は、来場者の歩く速度やペースによって音楽体験が変化する作品です。ゆっくり歩いたり、速く歩いたりしながら、自分の動きが音楽に変換される不思議な体験ができます。
さらに、10月8日からは新たに《海が立ち上がる時花が咲く – 五浦の海》と《連続する生命の痕跡》が加わりました。これらの新作も、きっと皆さんを驚かせることでしょう。
チームラボの思想
ここで少し、チームラボがこの作品群に込めた思想についてお話ししましょう。
チームラボは、この場所を通じて「時間の連続性」を感じてもらいたいと考えているそうです。長い歴史を持つ棚田跡をそのまま作品に取り入れることで、私たち一人一人が長い生命の連続性の上に存在していることを感じてもらいたいのだとか。
正直、最初はちょっと大げさな考えだなと思いました。でも、実際に訪れてみると、不思議とその思いが伝わってくるんです。森の中を歩きながら、昔の人々の営みに思いを馳せ、そして今この瞬間に自分がここにいることの不思議さを感じる。そんな体験ができるんです。
訪問時の注意点
最後に、訪問する際の注意点をいくつかお伝えしておきますね。
チケットの購入
まず、チケットは事前にインターネットで購入することをおすすめします。2024年10月時点では、当日券の販売は行われていないようです。人気の展示なので、早めの予約がおすすめです。
一人、2,200円でした。
また、駐車場料金が1台500円でした。
ちなみに、私はキャンピングカーで訪れましたが、まったく問題なく駐車できました。
営業時間
営業時間は季節によって変動します。夏は日が長いので開始時間が遅くなり、冬は早くなります。訪問を計画する際は、必ず公式ウェブサイトで最新の情報を確認してくださいね。
私は、一番最後の午後9時入場の予定で予約をしました。
入り口で、「全部を巡り終わるのにかかる時間は、約1時間です。」と言われました。
実際は、ゆっくり歩き回り、立ち止まりして、約2時間をかけました。
10月14日時点で、終了時間は24時とのことでした。
服装と準備
服装は動きやすいものがおすすめです。特に靴は歩きやすいものを選んでください。そして、先ほども言いましたが、長靴(レインブーツ)があると《隠田跡の水鏡の道》をより楽しめます。
また、季節によっては防寒具も必要かもしれません。夜の森は意外と冷えるので、上着を一枚持っていくと安心です。
宿泊施設は、イベントとは別
私たちは、隠田温泉なので、温泉にも入れるのかと思っていました。
しかし、温泉施設を利用できるのは、宿泊客のみだとのことです。
私たちは、この事実を知って、ちょっと困りました。
仕方がないので、この日はお風呂をあきらめました。
お風呂の利用を考えておられる方は、この点は注意が必要です。
五浦のホテルなどで、日帰り温泉がありますので、そちらを利用するのも手ですね。
日帰り温泉を利用する場合は、そのホテルや民宿で、時間が限定されている場合が多いので、事前に営業時間を確認しておく必要があります。
チームラボ 幽谷隠田跡連絡先
TEL 0293-24-5251
ご利用に関するヘルプ https://www.teamlab.art/jp/e/izura/#faq
問い合わせフォーム https://forms.gle/zurJ4wDRydSPuB3H9
まとめ
「チームラボ 幽谷隠田跡」は、単なるアート展示ではありません。それは、自然と技術が融合した新しい体験の場所なんです。
昼と夜で異なる表情を見せるこの空間は、訪れる人々に時間の連続性や自然との調和を感じさせ、新しい芸術体験をもたらします。アートファンはもちろん、自然愛好家や地域の歴史に興味がある方にとっても、魅力的な目的地となることでしょう。
私自身、訪れてみて「想像以上に良かった」と唸ってしまいました。言葉では表現しきれない、その場所に立ってみないと分からない魅力があります。
みなさんも、ぜひ一度訪れてみてください。夜の森に広がる幻想的な光の世界で、非日常的な体験をしてみませんか?きっと、忘れられない思い出になるはずです。
さあ、茨城の夜の森で、新しいアート体験を楽しみましょう!
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