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歴史雑感
『負けに不思議の負け無し』敵を知るために 外国旗に関する最古の書を残した 松浦静山
松浦静山は、鎖国下わずかな史料しか手に入らないにもかかわらず、国旗研究の先駆者として優れた成果を残した。大名で有りながら剣の達人でもあった。著書「剣談」には、あの有名な『勝ちに不思議の勝ち有り、負けに不思議の負け無し』という言葉がある。 -
水戸学
ペリー来航で慌てる幕府を説き伏せて、「日の丸」を国旗とした水戸の斉昭
日本の国旗『日の丸』は水戸から生まれた! 最古の戦扇日の丸を持っていたのは、安倍晋三前首相のご先祖安倍貞任。日本最古の日の丸は、武田家の家宝「御旗」実はこれらも全て茨城(常陸)と関わりが深い。 -
水戸学
水戸は、なぜ彦根の井伊直弼を討ったのか:建造時の姿を残す彦根城
水戸と彦根の因縁、桜田門外の変はなぜ起こったか。また、日本に当時のまま天守閣が現存する城はいくつあるのか。彦根城はその一つ。 -
新聞雑感
グ・ヨンチョル氏の嘘を暴く「軍艦島の真実」
軍艦島に関するグ・ヨンチョル氏の嘘。その嘘に対する元島民の怒り。そして、日本国民の怒りを日本政府はユネスコなど世界に対し、毅然と主張する姿勢を貫いてほしい。 -
日本らしさ
「倭」は「日本」なのか
中国の書『旧唐書』に「倭」と「日本」の関係が書かれている。でも支離滅裂。サンドイッチマンではないが『ちょっと、何言ってるか分からない』と言いたくなる。中国人には「倭」と「日本」は同じ国、という万世一系が理解できなかった。 -
日本らしさ
「日本」の呼称、「にっぽん」と「にほん」どちらがより古いか
「日本」の読み方は「にっぽん」「にほん」両方可。ではどちらがより古い時代からある読み方か。実は「にっぽん」が古い。もう一つ、漢音では「ジッポン」で、ここから「ジャパン」になる。さらに、大和言葉では「日本」は「やまと」と読まれた。 -
日本らしさ
剣の達人たちの心『平常心』 塚原卜伝・宮本武蔵・反町無格
三男に剣を捨てよと言い渡す塚原卜伝・足下の蟻を見よと言った宮本武蔵・目で見ず心で見ると悟った反町無格、3人の剣豪の心髄は、どこかで『平常心』を保つことにつながっているようだ。 -
日本らしさ
『運が悪くて負けるのではない』 武田信玄語録より
勝ちに不思議の勝ち有り、負けに不思議の負け無し、とは松浦清山の言葉を元に野村監督が好んだ言葉。そして信玄も「負けない態勢を作るのは自分の問題。こちらが勝てる隙を作るのは敵の問題。」と述べた。 -
日本らしさ
忍城主 老中阿部忠秋は 癇癪持ちの3代将軍家光をどうやって諭したか
武蔵の国現在の埼玉県、 八万石の藩主だった阿倍忠秋(1602~1675)、3代将軍徳川家光と4代家綱を補佐した老中で、温厚な人物として知られている。その忠秋の逸話『湯殿坊主久庵の処罰の顛末』で語る「短期は、損気」 -
日本らしさ
逆境を耐え忍んだ黒田家四代(重隆・職隆・官兵衛・長政)
黒田家4代の例話。黒田重隆(しげたか)は黒田官兵衛(如水)の祖父である。重隆は家勢が傾いた黒田家を立て直す。農家に間借りするほど落ちぶれた黒田家を、目薬屋として財を成し、その財をもとに小寺政職に仕える。黒田家は、その後官兵衛孝高、長政と歴史に名を遺していく。