こんにちは、なおじです。
先日、孫に「じいじ、目をつぶって歩ける?」と聞かれて、廊下で試したら壁に激突しました。
本日(2025年12月28日)、夜9時から放送されるラストマンの主人公・皆実広見は、全盲のFBI捜査官。
なおじとは大違いです。
今日は、この完全新作スペシャルドラマと12月24日公開の映画版の違い、そしてどちらから見るべきかを整理していきます。

この記事でわかること
- 本日12月28日夜9時放送のラストマンSPの放送情報と見どころ
- 映画版とスペシャルドラマ版のストーリーと舞台の違い
- 初見の方におすすめの視聴順番と、それぞれのメリット
- 福山雅治×大泉洋バディが描く現代社会へのメッセージ
- 連続ドラマ版を見ていなくても楽しめる理由
- 元教師が見た「協働」と「多様性」の教育的価値
ラストマン スペシャルドラマの放送情報

本日夜9時から放送開始
本日2025年12月28日(日)夜9時から11時5分まで、TBS系列で**完全新作スペシャルドラマ「ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH」**が放送されます。
全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)と、警視庁捜査一課の護道心太朗(大泉洋)による無敵のバディが、2年半ぶりに帰ってきます。
今回のスペシャルドラマでは、渋谷大爆破テロ計画とテレビスタジオ立てこもり事件という2つの危機に挑みます。
サブタイトル「FAKE/TRUTH」が示す通り、偽情報や内通者が暗躍する”真実と嘘”の時代をテーマにした物語です。
2年半ぶりの地上波復活
2023年4月から6月に放送された連続ドラマ以来の地上波復活となり、ファン待望の新作です。
元教師のなおじから見ると、障害を持つ主人公が活躍するドラマは、視聴者に多様性や協働の大切さを伝える貴重な教材になります。
年末の家族団らんで、ぜひご覧いただきたい作品です。
TBS系日曜劇場で放送された『ザ・ロイヤルファミリー』も、家族の絆を描いた感動作でした。
👉関連記事:ザ・ロイヤルファミリー最終回結末|原作と違う2026年勝利
映画とドラマの違いとストーリー関係

舞台と事件の違い
映画「ラストマン -FIRST LOVE-」は12月24日に公開されたばかりで、北海道を舞台に皆実の初恋の人が事件のカギを握るというストーリーです。
一方、本日放送のスペシャルドラマは、東京(渋谷)を舞台にしたテロ事件を描きます。
時系列と連続ドラマとの繋がり
時系列的には、2023年の連続ドラマ終了後から**「空白の2年間」**があり、映画とスペシャルドラマはどちらもこの期間に起きた事件を描いています。
連続ドラマの最終回では、皆実がFBI研修を終えてアメリカ・ワシントンDCに帰国し、今度は心太朗がFBI研修で渡米することになって幕を閉じました。
テーマの違いと補完関係
映画版では皆実の「初恋」と「家族の過去」に迫る深い人間ドラマが描かれ、スペシャルドラマでは派手なアクションと頭脳戦が展開されるというテーマの違いがあります。
公式サイトでは「ふたつのピースが合わさって完成する世界」と説明されており、両方を見ることでより深く楽しめる構成になっています。
元教師の視点から言えば、「複数の視点から1つの物語を理解する」という構成は、まさに歴史教育で大切にしてきた多角的思考と同じです。
なおじ、個人的に興味がわきます。
同じく2025年秋に放送されたTBS金曜ドラマ『フェイクマミー』も、家族の絆を多角的に描いた作品でした。
👉関連記事:フェイクマミー最終回感想|波瑠の涙に共感した理由
おすすめの視聴順番は?

初見はスペシャルドラマから
初めて「ラストマン」を見る方には、本日放送のスペシャルドラマから視聴することをおすすめします。
理由は以下の3点です。
まず、地上波で無料視聴できるため、気軽に作品の世界観に触れられます。
映画は劇場での鑑賞が必要ですが、スペシャルドラマなら自宅で家族と一緒に楽しめます。
次に、連続ドラマ未視聴でも楽しめる完全新作として制作されています。
公式サイトでも「映画を観た後にスペシャルドラマで”もう1つの真実”を探るもよし、スペシャルドラマの後に映画を観て”その先の運命”を追うもよし」と説明されており、どちらから見ても問題ありません。
そして、スペシャルドラマを見て興味を持った方が、その後に映画や連続ドラマを視聴すれば、作品世界への理解がより深まるという相乗効果が期待できます。
映画を先に見るメリットもある
ただし、映画公開からわずか4日後の地上波放送という異例のスケジュールには、両作品を連動させる戦略があります。
映画を先に見ることで、スペシャルドラマ内のセリフや伏線の重みがより深く理解できるという見方もあるでしょう。
元教師として授業設計をしてきた経験から言えば、「どこからでも入れる」設計は学びの入口を広げる優れた方法です。
今回の「ラストマン」も、視聴者それぞれの入口を用意している点が素晴らしいと感じます。
韓国ドラマ『キッドナップ・デイ(誘拐の日)』も、親子の絆を描いた異色のバディものとして話題になりました。
👉関連記事:キッドナップ・デイ『誘拐の日』 Netflix配信開始|日本版ESCAPEと比較
福山雅治×大泉洋バディの魅力

異色バディの相互補完
「ラストマン」最大の魅力は、全盲のFBI捜査官と孤高の刑事という異色バディの掛け合いです。
福山雅治さん演じる皆実広見は、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませて事件を解決する天才捜査官。
大泉洋さん演じる護道心太朗は、不器用だけど真っ直ぐな熱血刑事という対照的なキャラクターです。
今回のスペシャルドラマでは、2025年に皆実がテレビ出演のために再来日し、訪れたテレビスタジオが武装したテロリストに占拠されるという展開です。
渋谷大爆破テロ計画という前代未聞の危機に、2人がどう立ち向かうのかが最大の見どころです。
現代社会へのメッセージ性

また、サブタイトル「FAKE/TRUTH」が示す通り、偽情報や内通者が暗躍する現代社会の問題を描いています。
SNSやメディアで「何が真実か」を見極めることが難しい今の時代に、この作品は私たちに重要なメッセージを投げかけています。
元バスケ部顧問として約15年指導してきたなおじから見ると、バディものの魅力は「異なる個性の相互補完」にあると感じています。
バスケットボールでも、得意分野の違う選手が協力することでチームが強くなります。
ラストマンの2人も、お互いの弱点を補い合う関係性が感動を生んでいるのです。
日本テレビ水曜ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』も、オリジナル脚本で話題を呼びました。
👉関連記事:キッドナップ・デイ『誘拐の日』最終回結末分析|Netflix韓国ドラマ
Q&Aで振り返るラストマン
Q1:連続ドラマ版はどこで見られる?
2023年4月から6月に放送された連続ドラマ版は、TVerやParavi等の見逃し配信サービスで視聴できる可能性があります。
ただし、配信状況は時期によって変わるため、各サービスで検索して確認してください。
Q2:映画とスペシャルドラマ、どちらを先に見るべき?
どちらから見ても楽しめる構成になっています。
スペシャルドラマは地上波無料放送なので、まず本日夜9時から視聴して、興味を持ったら映画館へ足を運ぶという順番がおすすめでしょう。
Q3:原作はある?
「ラストマン」はオリジナル脚本のドラマ作品で、原作小説等はありません。
福山雅治さんと大泉洋さんの魅力を最大限に引き出すために作られた、完全オリジナルストーリーです。
Q4:連続ドラマを見ていなくても楽しめる?
はい、完全新作として制作されているため、連続ドラマ未視聴でも問題なく楽しめます。
ただし、連続ドラマを見ておくと、キャラクターの関係性やバックストーリーがより深く理解できます。
Q5:今回のテーマ「FAKE/TRUTH」の意味は?
偽情報や内通者が暗躍する現代社会で、「何が真実か」を見極める難しさを描いています。
SNS時代の情報リテラシーへの警鐘とも言える、タイムリーなテーマです。
筆者紹介|なおじ
元社会科教師として35年間、小学校・中学校で教壇に立ってきました。
バスケットボール部顧問として、生徒たちと汗を流した経験もあります。
現在は7つのブログで、ドラマ・芸能・政治・歴史・スポーツ・旅・学びを発信中。
ドラマ記事では「時代背景」や「心の揺れ」をゆっくり言語化するスタイルを大切にしています。
キャンピングカーで日本各地を旅する趣味も持っています。
