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板垣李光人と北川景子の母子演技が凄い!ばけばけ34話・35話で見せたすれ違いと愛情を元教師が分析

タエと三之丞

こんにちは、なおじです。

「そうですか」

たった5文字。

でも、この一言に、どれだけの愛情が込められていたのでしょうか。

2025年11月13日放送のNHK朝ドラ「ばけばけ」第34話。

三之丞(板垣李光人)が母・タエ(北川景子)に「社長に採用されました」と報告したとき、タエは短く答えました。

表面上は、クールに見えるこの言葉。

でも私には、母の深い愛情が透けて見えたんです。

元教師として35年間、多くの親子を見てきた私が断言します。タエは、三之丞のウソに気付いています

翌日の第35話では、三之丞が松野家を訪れ、トキに「冬が来たらおばさまは死んでしまう」と訴えられる場面がありました。

この2日間で描かれた母子関係の深さ。

この記事では、板垣李光人さんと北川景子さんの母子演技の凄さを、3度目の共演という話題性も交えながら、深掘り分析します。

目次

板垣李光人と北川景子の共演歴|3度目の親子役

板垣李光人さんと北川景子さんは、「ばけばけ」で3度目の共演を果たしています。

1度目は、2020年公開の映画「約束のネバーランド」

北川景子さんが「ママ・イザベラ」、板垣李光人さんが「ノーマン」を演じました。

2度目は、2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」

北川景子さんが「茶々」、板垣李光人さんが「井伊直政」を演じました。

そして3度目となる「ばけばけ」では、初めて親子役での共演となりました。

板垣李光人さんは、北川景子さんとの共演について「大河がご縁となって今回の『ばけばけ』につながりました。

以前ご一緒した方々と、またご一緒できるのがうれしい」とコメントしています。

板垣李光人さんの演技力については、こちらの記事で詳しく分析しています。

第34話・35話で見せた三之丞とタエの母子シーン

第34話:「社長に就任した」というウソと「そうですか」という愛情

第34話では、三之丞がタエに「社長に就任した支度金」と虚勢を張る場面がありました。

三之丞は、記者に渡した口止め料の出処を聞かれ、とっさにウソをついたんです。

タエは「そうですか」と短く答えました。

表面上は、安心したように見える反応。

でも、私にはそうは思えませんでした。

タエは、三之丞のウソに気付いている

そう確信したんです。

なぜか?

元教師として35年間、生徒の「嘘をつく表情」を何度も見てきたからです。

親は、子の嘘に気付きます。

でも、あえて追及しない。

それが、親の愛なんです。

第35話:「冬が来たらおばさまは死んでしまう」というセリフの重み

第35話では、三之丞が松野家を訪れ、トキからもらった月給の半額(実際は9円)を返そうとするシーンがありました。

三之丞は「自分で稼いだお金でなければ母を救えない」と意地を張ります。

そして、トキが「冬が来たらおばさまは死んでしまう」と必死に訴えたとき、三之丞の表情が変わりました。

このセリフの重み。

あなたは感じましたか?

「すれ違いながらも愛情がある」母子関係を元教師が分析

タエの「人に使われるな」という厳命が生む悲劇

タエは、三之丞に「人に使われるな」と厳しく教えてきました。

これは、士族としてのプライドを守るための教えです。

しかし、この教えが三之丞を苦しめています。

「母を救いたい。でも、人に使われることはできない」

このジレンマが、三之丞の心を引き裂いている。

板垣李光人さんは、この関係性について「時代のなかですれ違ってしまいましたが、やはりお互いがお互いに親子の愛情はある」と語っています。

「子どもは子どもだから」という北川景子の言葉

板垣李光人さんは、北川景子さんとの会話を振り返り、こう語っています。

「北川さんとお話しした際に、『この時代の三男とはいえ、子どもは子どもだから』とおっしゃっていました」

この言葉に、私は深く共感しました。

時代が変わっても、親子の愛情は変わらない

これが、板垣李光人さんと北川景子さんの母子演技の核心なんですね。

3度目の共演だからこそ生まれる「息の合った演技」

板垣李光人さんと北川景子さんは、3度目の共演です。

だからこそ、言葉にしなくても通じ合う「間」があります。

第34話・35話の母子シーンで、私が特に感動したのは「視線の交わし方」です。

三之丞がタエを見るとき、その視線には「母を救いたい」という切実な思いが込められていたことを感じました。

一方、タエが三之丞を見るとき、その視線には「息子のプライドを守りたい」という思いが込められていた…。

この視線の交わし方こそ、3度目の共演だからこそ生まれる「息の合った演技」なのではないでしょうか。

Q&A

Q1:板垣李光人と北川景子は以前も共演している?

はい、3度目の共演です。

1度目は映画「約束のネバーランド」(2020年)、2度目は大河ドラマ「どうする家康」(2023年)、そして3度目が「ばけばけ」です。

Q2:第34話で三之丞が言った「社長に就任した」は本当?

いいえ、ウソです。

三之丞は、記者に渡した口止め料の出処を隠すために、とっさにウソをついたんです。

そして、タエはそのウソに気付いていると考えられます。

Q3:第35話で三之丞はどんな決断をした?

三之丞は、トキから受け取った9円を返そうとしましたが、トキの「冬が来たらおばさまは死んでしまう」という訴えを聞き、最終的に受け取る決断をしました。

これは、三之丞が「自分の意地よりも母の命」を選んだ、成長の瞬間でした。
トキの決断については、こちらの記事でも詳しく書いています。

板垣李光人さんと北川景子さんの母子演技は、3度目の共演だからこそ生まれる「息の合った演技」でした。

第34話の「そうですか」という一言に込められた母の愛。

第35話の「冬が来たらおばさまは死んでしまう」というセリフの重み。

すれ違いながらも、確かに存在する愛情。

元教師として多くの親子を見てきた私ですが、この2日間の演技には心が震えました。

今後も、板垣李光人さんと北川景子さんの母子演技に注目していきたいと思います。

なおじ

タエと三之丞

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