こんにちは、なおじです。
昨夜『良いこと悪いこと』第9話を見ながら「やっぱり宇都見か…」とつぶやいたら、横で家計簿をつけていた妻が一言。
「あなた、犯人当てるのはいいけど、電気代の犯人探しも手伝ってよ」。
真犯人・宇都見啓の逮捕で一応の決着を見たかに思えた連続殺人事件。
でも視聴者の大半が「これで終わり?」と首をひねっていますよね。

この記事でわかること
- 第9話で逮捕された真犯人・宇都見啓の正体と復讐の動機
- 宇都見だけでは説明できない謎と黒幕の存在を示す伏線
- 最有力候補・東雲晴香が瀬戸紫苑本人説の根拠と考察
- 今國一成・森智也・萌歌ら他の黒幕候補の可能性
- 複数犯説と東雲・今國共犯説が支持される理由
- 最終回で明かされると予想される衝撃の真相
- いじめ加害者たちが最後にたどり着く「答え」の予想
良いこと悪いこと真犯人は宇都見啓だけか

宇都見啓という男と、第9話の逮捕シーン
第9話のラストで手錠をかけられたのが、宇都見啓(木村昴)。
現職の刑事が、かつて婚約者を追い詰めた「黒塗り6人組」に自分の手で制裁を下していた、というわけ。
ピアノコンサート会場で、宇都見が高木将(間宮祥太朗)たちの名前を一人ずつ挙げていくあの場面は、視聴者に向けて「全部お前だったのか」と突きつける時間でしたよね。
学級会だったら、「先生、これもう警察案件ですよね」で終了のやつです。
宇都見の動機と、瀬戸紫苑の悲劇

宇都見の復讐の中心にいるのが、婚約者だった瀬戸紫苑(演・大後寿々花)。
小学生のころ、紫苑はキングたちからのいじめで、ピアニストの夢を踏みにじられました。
大人になってようやくステージに返り咲いたのに、過去の加害者と再び向き合うことになり、心が折れてしまう。
結果として命を絶った、という重い経緯が描かれています。
「愛する人の仇討ち」と一言で片づけるには、あまりにも根が深い。
これは、いじめの後始末を誰もしてこなかった二十数年分のツケ。
元教師としては、胃がキュッとする設定。
教え子には、絶対こういうふうになってほしくない。
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宇都見一人では終わらない違和感と、黒幕の影
「全部宇都見」で片づけるには無理がある
ここで多くの視聴者が、同じところでつまずきます。
「宇都見一人で、ここまで綿密な復讐計画を立てられるか?」
これ、大問題ですよね。
22年前の小学校時代の細かい情報、タイムカプセル、黒塗りの卒業アルバム、夢を映したDVD。
当時のクラスメイトレベルで内部事情に詳しい誰かが、明らかに背後にいますよ。
しかも、宇都見が直接手を下していない事件もある。
これ「実行犯は宇都見だとして、その上に別のレイヤーがある?」という見え方になる。
真犯人は宇都見、でも黒幕は別腹。
そんな二段構え。
東雲晴香=瀬戸紫苑説がここまで濃厚な理由

そこで最有力候補として浮上しているのが、記者の東雲晴香(深川麻衣)。
この人、ただの”有能な報道記者”で終わるには、あまりにも動きが意味深なんです。
- 事件現場に「都合よく居合わせる」頻度の高さ
- いじめの内部情報への入り込み方
- 34歳前後という年齢設定が、瀬戸紫苑とピタッと重なること
特に、「夢で死ぬなんて皮肉ですね」といったセリフ…。
このセリフ、紫苑のピアノへの執着と挫折を知っていなければ出てこない言葉なのでは…。
もし東雲=瀬戸紫苑自身、あるいはその親族だとしたら。
自分の死を偽装して、宇都見を”復讐の駒”として動かし、自分は記者として世論を操る側に回る。
そう考えると、あの余裕ある立ち振る舞いにも妙な説得力が出てきます。
宇都見は、真犯人でありながら、もっと大きな計画の一部に過ぎない。
そういうゾッとする構造。
元教師目線だと、「いじめを止める大人がいなかった世界の行き着く先」を見せられているようで、本当に苦いです。
今國・森・萌歌…複数犯説を支える3人
今國一成という”情報の交差点”

スナック「イマクニ」のマスター、今國一成(戸塚純貴)。
この人も、黒幕候補として外せない気がする。
元刑事という経歴。
被害者側・加害者側どちらとも自然に距離を縮められる立場。
そして、店そのものが「情報の交差点」として機能していること。
視聴者からは、「東雲と今國の共犯説」も根強く支持されているんですよね。
ちなみに、私の妻は「今國・共犯者説」一押しです。
東雲が”企画・広報担当”で、今國が”情報管理と現場調整”。
宇都見が”実行犯”。
そんな役割分担が見えてくる布陣。
ドラマの世界というより、完全に犯罪組織の編成だなこれ。
森智也と掲示板「鷹里小の森」

7人目の同級生・森智也(古舘佑太郎)も、忘れてはいけないピース。
匿名掲示板「鷹里小の森」を作ったのはこの人で、いじめの過去を掘り返す仕掛けを用意した張本人です。
「僕も悪い子だとバレたら殺される」と怯える姿からは、単なる傍観者ではなく、どこかで”片棒を担いだ”後ろめたさがにじんでいるんだよなー。
とはいえ、森そのものが黒幕というより、上の誰かに利用された”情報屋タイプ”。
子ども時代に何もできなかった罪悪感。
大人になってから、変な形で”償おうとしてしまった人”。
そんな中間的なポジションにも見える。
萌歌と「34歳の姉」の謎

そしてもう一人。
地味に視聴者の心に刺さり続けているのが、タレント・丸藤萌歌(田中美久)の「34歳の姉」問題。
年齢的に瀬戸紫苑と重なる設定。
「姉が夢を諦めた話」と、「紫苑のピアノの夢」。
この二つがリンクしているのではないか、という考察も出ています。
もし萌歌が紫苑の妹だとしたら。
芸能界という表の世界から、姉の復讐を側面支援していた可能性も…。
ここまでくると、「真犯人は一人ではない」「悪い子は一人ではなかった」というタイトル回収にすら見えてくるんだけど…。
いじめの現場でも、そうでしたからね。
最終回の結末は?「良い子」と「悪い子」の線引き
スッキリ終わらせるのか、モヤっと問いを残すのか

最終回の結末予想は、大きく二つの方向に分かれるのでは…。
ひとつは、東雲(=瀬戸紫苑)が黒幕としてはっきり描かれ、復讐の連鎖を止めるエンディング。
猿橋園子(新木優子)やキングたちが、紫苑と向き合い、いじめの後始末をようやく始めるパターンです。
もうひとつは、黒幕の存在をにおわせつつも「誰が一番悪いのか」を最後まで言い切らないエンディング。
「良いこと」と「悪いこと」を白黒で分けること自体に、ドラマが疑問を投げかけてくる形。
タイトルが『良いこと悪いこと』ですからね。
視聴者に考えさせるラストの可能性は、かなり高い。
教師時代の感覚でいえば、「正解を黒板に書かない授業」(なおじ、これ得意)
いじめの”時効”と、加害者たちの行き先

個人的に一番気になっているのは、「22年前のいじめに加担した子どもたちの罪を、どこまで大人になってから問うべきか」という点。
ドラマの中で、キング(間宮祥太朗)たちはそれぞれに事情を抱え、後悔や自己嫌悪をこじらせながら大人になっています。
- 子どものころの「悪ふざけ」が、一人の人生を根こそぎ奪うこと。
- その事実を、大人になってから知ってしまったとき、人はどこまで償えるのか。
この二つの問いに、最終回は答えを出そうとしている。
というより、「答えはひとつじゃないよ」と突き返してくる気がしています。
教室でも、いじめの加害者・被害者・傍観者を”良い子””悪い子”で区切ろうとすると、だいたい無理が出ます。
このドラマは、そこを正面からやっている作品。
最終回は、胸がざわざわする夜になりそうです。
黒塗りの アルバム開くたび 閉じる (なおじ)
Q&Aで振り返る良いこと悪いこと真犯人
Q1:真犯人は宇都見一人と考えていい?
第9話の時点で、実行犯としての真犯人は宇都見啓で確定しています。
ただし、情報提供や計画の”司令塔”として別の人物がいる可能性は高く、黒幕候補として東雲晴香や今國一成が挙がっている状況です。
Q2:東雲晴香=瀬戸紫苑説は本当に有力?
年齢設定、現場への現れ方、いじめの内部情報への踏み込み方、そして意味深なセリフ。
これらを総合すると、東雲=瀬戸紫苑説(または親族)はかなり濃厚な仮説になっています。
もちろん最終回で裏切ってくる可能性もありますが、「ここまで材料をそろえておいて何もありませんでした」はさすがにないだろうと受け止めています。
Q3:最終回はハッピーエンドになりそう?
いじめと復讐をここまで真正面から描いてきたドラマなので、「完全ハッピーエンド」は考えにくい構造です。
どちらかと言えば、「苦い現実を受け止めたうえで、それでも前を向いて生きていく」という、”現実と折り合いをつけるエンディング”になる可能性が高いと受け止めています。
筆者紹介|なおじ
元社会科教師として35年間教壇に立ち、小学校と中学校で歴史や公民を教えてきました。
現在は7つのブログでドラマ・芸能・政治・歴史・スポーツ・旅・学びを綴り、ドラマ記事では「時代背景」や「登場人物の心の揺れ」を、ゆっくりと言葉にしていくスタイルを大切にしています。