MENU

恵方とは何か|2026年から2031年までの方角一覧と決め方を元教師が解説

こんにちは、なおじです。

恵方 方角 一覧について、正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。

2026年の恵方は南南東です。恵方がどのように決まるのか、なぜ毎年変わるのか、その仕組みを知ると節分の恵方巻きもより意味深く感じられます。

元社会科教師として35年間暦や日本の伝統文化を教えてきたなおじが、恵方の基礎知識から2031年までの一覧、決め方の仕組みまでを分かりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 恵方の意味と歳徳神との関係
  • 2026年から2031年までの恵方一覧
  • 恵方が十干で決まる仕組み
  • 恵方巻きの正しい食べ方と節分の由来
目次

恵方とは何か|歳徳神がいる縁起の良い方角

おばあちゃんの恵方巻

恵方の意味と由来

恵方とは、その年の歳徳神(としとくじん、とんどさん)がいる方角のことです。

歳徳神は福徳を司る神様で、その方角に向かって事を行うと万事に吉とされてきました。古くから日本の暦の中で重視されてきた考え方です。

恵方は「吉方」「明きの方」とも呼ばれます。節分に恵方を向いて恵方巻きを食べる風習は、この歳徳神への信仰に由来しています。

なおじが教師時代に暦を教える際、生徒たちは「神様がいる方角」という説明に興味を示していました。目に見えない存在への敬意が、日本文化の根底にあることを感じる瞬間です。

歳徳神(としとくじん)とは

歳徳神は、その年の福徳を司る神様です。

毎年異なる方角に位置するとされ、その方角が「恵方」となります。この神様のいる方角に向かって祈願すると、幸運が訪れると信じられてきました。

この信仰は陰陽道に由来します。平安時代から貴族の間で広まり、江戸時代には庶民にも浸透しました。

現代の恵方巻きの風習につながっています。元教師の視点で見ると、日本人の「方角」への意識の高さは、風水や陰陽道という東洋思想の影響が色濃く表れている文化的特徴といえます。

2026年から2031年までの恵方方角一覧

恵方巻 方位

【表:2026年〜2031年の恵方一覧】

十干恵方方角(度数)
2026年丙(ひのえ)南南東約165度
2027年丁(ひのと)北北西約345度
2028年戊(つちのえ)南南東約165度
2029年己(つちのと)東北東約75度
2030年庚(かのえ)西南西約255度
2031年辛(かのと)南南東約165度

※各種暦情報サイトをもとに作成(2026年2月3日時点)

2026年の恵方は南南東

2026年の恵方は南南東(約165度)です。

南南東は、南を0度とした場合、そこからやや東寄りの方角を指します。スマホのコンパスアプリを使えば、正確な方角を簡単に確認できます。

2026年は十干の「丙(ひのえ)」にあたります。この年の歳徳神は南南東に位置するとされています。

節分の日には、この方角を向いて恵方巻きを食べる習慣があります。なおじも毎年、妻と一緒にコンパスで方角を確認してから恵方巻きを食べています。

2027年以降6年間の恵方方角

表の通り、恵方は4つの方角を周期的に繰り返します

2027年は北北西、2028年は再び南南東です。2029年は東北東、2030年は西南西となります。

そして2031年は再び南南東です。この6年間を見ても、南南東が3回登場していることが分かります。

実は恵方は、東北東・西南西・南南東・北北西の4方向しか存在しません。この規則性を知っておくと、数年先の恵方も予測できます。

恵方の決め方|十干と方角の関係

十干で決まる4つの恵方

恵方は十干という暦の仕組みで決まります。

十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類の要素です。年・日・時刻を表す古代中国由来の暦法で、日本では干支と組み合わせて使われてきました。

恵方と十干の対応は以下の通りです:

  • 甲・己の年:東北東(約75度)
  • 乙・庚の年:西南西(約255度)
  • 丙・辛・戊・癸の年:南南東(約165度)
  • 丁・壬の年:北北西(約345度)

この規則により、恵方は4方向のみに限定されます。2026年は「丙」の年なので、南南東が恵方となるわけです。

元社会科教師として、この十干の仕組みを理解すると、日本の暦文化の奥深さを実感します。

👉関連記事:朱子学から見る水戸学の形成:儒教思想が生んだ日本独自の学問

恵方巻きの正しい食べ方

恵方巻きには、伝統的な食べ方のルールがあります。

まず、恵方を向いて食べることが基本です。2026年であれば南南東を向きます。

次に、無言で食べきることが重要とされています。途中で話すと福が逃げるとされているためです。

また、一本を切らずに食べることで、縁を切らないという意味が込められています。なおじの家でも、毎年この作法を守って恵方巻きを食べています。

孫たちは無言で食べるのが難しいようで、いつも笑いをこらえるのに必死です。

恵方と節分の関係

家族で食べる

節分の意味と由来

節分とは、季節を分ける日という意味です。

本来、節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日すべてを指しました。しかし現在では、立春の前日(2月3日頃)のみを節分と呼ぶのが一般的です。

立春は旧暦では新年の始まりにあたります。そのため節分は、一年の厄を払い、新しい年の福を招く大切な日とされてきました。

元教師として暦を教える際、「節分は旧暦の大晦日」と説明すると、生徒たちは豆まきの意味をより深く理解していました。

豆まきと恵方巻きの風習

じいちゃんと恵方巻

節分の代表的な風習は、豆まき恵方巻きです。

豆まきは「鬼は外、福は内」と唱えながら豆をまき、邪気を払う行事です。まいた豆を年の数だけ食べると、一年間健康でいられるとされています。

一方、恵方巻きは江戸時代の大阪で始まったとされる風習です。商売繁盛や無病息災を願って、恵方を向いて巻き寿司を食べる習慣が広まりました。

なおじが教師時代、節分の日には必ず教室で豆まきをしていました。子どもたちが声を合わせて「鬼は外!」と叫ぶ姿は、今でも懐かしい思い出です。

Q&Aで振り返る恵方

Q1:恵方は誰が決めているのですか?

恵方は誰かが決めているのではなく、十干という暦の仕組みで自動的に決まります。十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類で、年ごとに循環します。各十干に対応する方角が決まっているため、その年の十干が分かれば恵方も分かります。

Q2:恵方は4方向しかないのですか?

はい、恵方は東北東・西南西・南南東・北北西の4方向のみです。十干の10種類が4つの方角に振り分けられているため、特定の方角が複数回登場します。特に南南東は、丙・辛・戊・癸の4つの十干に対応するため、最も頻度が高くなります。

Q3:恵方巻きはいつから始まった風習ですか?

恵方巻きは江戸時代の大阪で始まったとされています。商人たちが商売繁盛を願って、節分に太巻き寿司を恵方を向いて食べる習慣が生まれました。全国的に広まったのは1990年代以降で、コンビニエンスストアの販売戦略が大きく影響しています。

Q4:スマホで恵方の方角を調べられますか?

はい、スマホのコンパスアプリを使えば簡単に調べられます。iPhoneなら標準の「コンパス」アプリ、Androidなら「Google Maps」のコンパス機能が便利です。2026年の南南東は約165度なので、その方角を確認してください。

Q5:恵方を向かないで食べても良いですか?

もちろん構いません。恵方を向いて食べるのは縁起を担ぐ習慣であり、強制ではありません。大切なのは、節分という季節の節目を家族や友人と楽しく過ごすことです。形式にこだわりすぎず、日本の伝統文化を楽しむ気持ちが何より重要だと、なおじは考えています。

筆者紹介|なおじ

元社会科教師として35年間教壇に立ってきました。

茨城県の公立小中学校で、暦や日本の伝統文化を教えてきた経験があります。現在は8つのブログ(ドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評)を運営しています。

この記事では、日本の伝統文化である「恵方」の仕組みを、暦の知識と教師経験を活かして分かりやすく解説するスタイルを心がけました。

恵方巻

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次