こんにちは、なおじです。
大河ドラマ『べらぼう』にドキドキしている私です。
予告で春町先生の切腹シーンが一瞬映って**「まさか切腹させられちゃうの?」**って心配になった方、きっと多いはず。
なおじも、気になって気になって仕方がなく調べてしまいました。
すると、意外な事実がわかりました。
恋川春町の実際の最期は、もっと複雑で切ない物語だったんですよ。
いやぁ〜、これは参りました。
今回の驚きポイント:
- 🤔 幕府は切腹命令なんて出してない
- 😅 春町が「病気です」と言って逃げた件
- 💔 46歳、謎の突然死の真相
- 😰 エリート武士の二重生活がもたらした悲劇

「病気なので勘弁してください」—春町の意外な反応
幕府「ちょっと来い」→春町「体調悪いんで…」
寛政元年(1789年)、例の『鸚鵡返文武二道』で定信をからかった春町に、幕府から出頭命令が。
ところが春町の返事が、これまた意外でした。
「申し訳ございませんが、病気なので、しばらく猶予をいただけませんでしょうか」
要するに「体調悪いんで、ちょっと待ってください」って、逃げちゃったわけです。
正直に告白しますが、私もちょっと拍子抜けしちゃいました(笑)。
もっと堂々と立ち向かうのかと思ったら、意外と人間らしい反応だったんですね。
46歳、謎に包まれた突然の死
そして同年7月7日、春町は突然この世を去ってしまいます。享年46歳。
死因は今でも謎のまま:
- 病死説:本当に体調が悪かった?
- 自死説:責任を感じて自ら…
でも確実に言えるのは、「幕府に切腹を命じられた」なんて記録はどこにもないってことなんです。
まさに 「真実は小説より奇なり」 ですよ。
切腹と 思いきや逃げ また謎死
エリート武士の苦悩—現代にも通じる二重生活の重み

実はバリバリの出世頭だった春町
春町の本名は倉橋格(くらはし いたる)。
実は小島藩の超エリート武士だったんです。
どのくらいエリートかというと:
- 百石取りの上級武士
- 天明7年には年寄本役(家老相当)まで昇進
- 狂歌でも一派を立てるほどの文化人
現代で言うなら、大手商社の部長クラスが副業でYouTuberやってて、その動画が政治的に大炎上しちゃった感じでしょうか。
考えただけでも、胃が痛くなりそう…。
「主君に迷惑かけちゃった」という地獄
さらに春町を苦しめたのが、江戸で広まった噂話。
「あれは藩主・松平信義が定信批判のために春町に書かせたんだろ。都合が悪くなったらトカゲの尻尾切りするつもりだ」
春町にしてみれば:
- 自分一人で責任を負うつもりだった
- 主君に迷惑をかけるなんて武士として最悪
- 養父にも申し訳が立たない
- でも作家としての信念は曲げたくない
この板挟み状態、想像するだけで息が詰まりそう。
元教師の経験から言わせてもらえば、責任感の強い人ほど、こういう時に追い詰められてしまうものなんですよね。
時代の大転換—「何でもアリ」から「何もダメ」へ
表現の自由が一夜にして奪われた恐怖
春町の死は、まさに時代の転換点を象徴していました。
天明時代:
- 風刺も皮肉もOKな自由な空気
- みんな笑って楽しく読んでた
- 「面白ければ何でもアリ」
⬇️ ガラッと変わって ⬇️
寛政時代:
- 「風俗を乱す」として規制強化
- 作家たちは震え上がった
- 「うかつなこと書けない」
現代風に言うなら:
- 「Twitter黎明期の何でも発言OK」→「炎上を恐れる現代SNS」
- 「自由に投稿できたYouTube初期」→「収益化停止におびえる今」
でも考えてみれば、いつの時代も 「表現の自由」 って、実は薄氷の上に成り立ってるのかもしれませんね。
春町の心の声を想像してみると…
46歳での突然死。
病気なのか、それとも…。
春町の心境を想像すると:(前述)

「自分の作品で主君に迷惑をかけてしまった」
「養父にも顔向けできない」
「武士として生きるべきか、作家として生きるべきか」
「でも自分の信念だけは曲げたくない」
この葛藤、現代のサラリーマン作家の皆さんなら、きっと共感できるはず。
「武士なり 筆も刀も 重すぎて」
ドラマの春町はどうなる?—史実より「武士らしい最期」かも
脚本家の選択に注目
春町の切腹シーンが出てきたけど、この通りなら、これは脚本家さんの判断でしょうね。
春町の性格を考えると:
- 武士としてのプライドがめちゃくちゃ高い
- 責任感がとても強い
- 最後まで筋を通そうとする人
「病気で逃げる」より「武士らしく腹を切る」という展開の方が、ドラマとしては感動的ですもんね。
それにしても、史実の複雑さをどうドラマで表現するのか。脚本家さんの腕の見せ所ですよ。
現代にも通じる「表現者の悩み」
春町の悲劇って、意外と現代的な問題でもあるんです。
いつの時代も変わらないジレンマ:
- 権力を批判すればリスクがつきまとう
- でも言いたいことは言いたい
- 家族や職場に迷惑をかけたくない
- 時代の変化に振り回される
SNSで政治的な発言をして炎上、会社から「ちょっと…」って言われて…なんて話、聞いたことありませんか?
春町の苦悩は、案外身近な問題なのかもしれません。
まとめ:史実の奥深さに改めて感動
今回の学びポイント:
📚 幕府は切腹命令なんて出してない
😅 春町は病気を理由に出頭拒否
💔 エリート武士と作家の板挟みの苦しさ
🌊 時代の変化に翻弄された表現者の悲劇
恋川春町は、史実では「切腹を命じられた」わけではなかった。
時代の激変と、武士としての責任感、そして表現者としての矜持の間で板挟みになって、最後は謎の死を遂げた悲劇の人。
ドラマでは史実と違う展開になるかもしれませんが、春町先生の心の葛藤は、きっと丁寧に描かれるはず。
「史実なり ドラマも真実 それぞれに」
次回の放送、春町先生の最期をしっかりと見届けたいと思います。
ところで、蔦重はどうなっちゃうんでしょう。

