
こんにちは、なおじです😊
「べらぼう」第34話、見ましたか?
いやぁ〜、これは参りましたね。
タイトルの「ありがた山とかたじけ茄子」という言葉遊びから始まって、最後まで蔦重らしいウィットと反骨精神が光る45分間でした。
松平定信の登場で江戸の空気が一変し、まるで台風一過ならぬ「政権一過」といった感じ。
今回の見どころはこちら:
- 🏛️ 定信の「田沼病」発言で政治的大激震
- 📝 南畝の「筆を折る」宣言に涙
- 🎭 蔦重の豪華狂歌絵本企画という挑戦状
- 😱 土山と誰袖の衝撃的な結末
定信の「田沼病」診断〜これは辛辣すぎでしょ
突然の老中首座就任
天明7年(1787年)6月19日、定信がいきなり老中首座に抜擢されたシーン。
これはまさに歴史のターニングポイントですよね。
田沼時代の華やかな文化から、一気に質素倹約の世界へ。
まるでカラオケボックスから図書館に移ったような静寂感です(笑)。
「田沼病」って、そこまで言う?
定信の演説で一番インパクトがあったのが**「今この国は田沼病にかかっておる!」**という発言。
前政権を病気扱いするなんて、現代の政治家顔負けの辛辣さ。
でも考えてみれば、これも政治の常套手段ですよね。
前任者の失敗を強調して自分の正当性をアピールする。
いつの時代も政治家のやることは変わりませんな〜。
蔦重の「ふんどし野郎」発言が秀逸
読売で定信の演説を知った蔦重の反応。
**「ふんどし野郎」**って、これまた江戸っ子らしい直球ストレート!
「人のふんどしで相撲を取る」という慣用句から来てるんですが、意次が収めた打ち壊しの手柄を横取りした定信への的確な批判ですね。
現代なら**「人の功績でドヤ顔する政治家」**ってところでしょうか。
蔦重の毒舌センス、さすがです✨
狂歌師の受難〜表現の自由って何だろう

南畝の「筆を折る」宣言が切ない
今回一番胸に迫ったのが、桐谷健太さん演じる大田南畝(おおたなんぽ)の「筆を折る」宣言でした。
定信を皮肉った狂歌の疑いで処罰の危機に直面し、「もう書けない」と悟った南畝。
これ、現代の表現者やジャーナリストの置かれた状況と重なって見えませんか?
権力者を批判することの難しさ、創作活動の制限。
江戸時代も現代も、本質は変わらないんだなと痛感させられました😢
蔦重の反撃〜豪華狂歌絵本という名の挑戦状
そんな空気の中で蔦重が提案した豪華な狂歌絵本制作。
これはもう完全に定信の質素倹約方針への真っ向勝負ですよね!
狂歌と歌麿の写生絵を雲英摺で仕上げる豪華絢爛な企画なんて、まさに「時代に逆らってやる!」という意気込み。
現代でいえば、規制強化の流れに対してあえて攻めた企画を仕掛けるメディア企業みたいな感じでしょうか。
蔦重の反骨精神、カッコよすぎます🔥
渡辺謙の名演技〜巨星墜つ
田沼意次との最後の対話
田沼意次役の渡辺謙さんがクランクアップとなったこの回。
長年権勢を誇った政治家の失脚という重いテーマを、渡辺さんの円熟した演技で見事に表現していましたね。
蔦重が「ある決意をもって意次の屋敷を訪れる」シーンでの二人の会話。
権力を失った者と、それでも前進しようとする者の対比が印象的でした。
田沼屋敷の「投票制度」に驚き
最後に蔦重が目にした田沼屋敷での「投票」による役割決定。
江戸時代に民主的な手法を取り入れていたとは…
意次の先進性を物語るエピソードですよね。
意次の「べらぼうでござろう?」という台詞も印象的で、時代を先取りした発想の持ち主だったことがうかがえます。a
確かに「べらぼう」な発想でした!
衝撃の結末〜視聴者も大騒ぎ

土山と誰袖の運命に涙
終盤の土山宗次郎(柳俊太郎)の斬首と誰袖(福原遥)の押込の刑。
これには私も含めて多くの視聴者が衝撃を受けましたよね😱
SNSでも「土山様だった…」「誰袖ちゃん!」という悲鳴が上がっていました。
公金横領という罪名での斬首。
江戸時代の刑罰の重さを改めて実感させられる展開でした。
特に誰袖の処罰が「ナレーション」で処理されたのも、制作側の配慮だったのかもしれません。
なぜ「ナレーション」処理だったのか

史実では、誰袖ちゃんはどうなったのでしょう。
実際の誰袖も捕らえられ、取り調べを受けています。
そしてその取り調べで、裸にされるなどの辱めを受けた、という記録があるんです。
しかし、その後の消息は不明なんです。
史料には残されていないんですね。
ここからはなおじの想像なのですが、『実際の江戸時代の女性への処罰は、現代のわたしたちには非常に重い内容だった可能性があったと思うんです。
そう考えると、「裸にされるなどの辱め」という史実を映像化するのはNHKとしても、ちょっと危険だったんでしょうね。
というわけで、ナレーションだけで処理、ということになったのだと…。
視聴者の反応が物語る作品の力
この展開に対する視聴者の反応を見ていると、キャラクターへの愛着の深さを感じます。
脇役にもしっかりと感情移入できる脚本と演出の力。
これこそが優れたドラマの証拠ですよね✨
歴史から学ぶ現代への教訓
田沼意次といえば賄賂政治の代名詞として語られがちですが、実際は商業重視の先進的政治家だったんです。
一方、定信の政治は確かに清廉でしたが、経済面では後退要素も多く含んでいました。
この対比は現代政治にも通じる普遍的なテーマ:
田沼政治 | 定信政治 |
---|---|
商業重視 | 農業重視 |
革新的発想 | 伝統回帰 |
経済成長 | 道徳重視 |
革新vs保守、経済成長vs道徳重視の対立構造は、現代でも続いている永遠のテーマですね。
・田沼病 診断書には 薬なし
・狂歌師も ペン先折れて 筆無沙汰(ふでぶさた)
・蔦重の 反骨心が 光る秋
まとめ〜時代を超える普遍的メッセージ
第34回「ありがた山とかたじけ茄子」は、歴史の転換点を見事に描いた回。
定信の質素倹約政策と蔦重の自由な発想力の対立は、現代社会にも通じる重要なテーマを提起しています。
表現の自由、権力との対峙、時代変化への適応…これらは現代でも変わらぬ課題。
蔦重の「それでも書く」「それでも作る」という姿勢は、私たち現代人にも大きな示唆を与えてくれますね。
田沼意次の退場は寂しいものがありますが、物語はいよいよクライマックスへ向かいます。
来週以降の展開、楽しみで仕方ありません!
なおじも、蔦重の反骨精神を見習って、自分らしく生きていきるぞ〜🌸
みなさんは?