こんにちは、なおじです。
10月9日放送の「ばけばけ」第9話。
朝から笑って、ちょっとホロリとさせられました。
司之介さん、娘のために髷を切ったはいいけれど、まさかのビジュアルに。
でも、その不器用さこそが父親の真剣さを物語っちょりまんな~。
この記事でわかること
✨ 司之介の散切り頭が「落ち武者」になった事情
💕 トキが見せた家族への深い愛情
🎭 寛一郎演じる山根銀二郎の魅力
😂 笑いと感動が同居する「ばけばけ」の真骨頂

第9話のあらすじ|家族か幸せか
第8話で破談になったトキ(髙石あかり)のお見合い。
叔父の傳(堤真一)と叔母のタエ(北川景子)は、トキに思い切った提案をします。
借金まみれの松野家に婿をもらうのは難しい。
だったら他家に嫁いで、自分の幸せだけを考えてはどうかと。
でもトキの答えは明快でした。

「みんなで幸せになって、初めて幸せなので」
自分一人だけが楽になっても意味がない。
家族を置いていくなんてできない。
そのやりとりを戸の外で聞いていた父・司之介(岡部たかし)は、娘の深い家族愛に胸を打たれます。
数日後、二度目のお見合いの日。
司之介は武士の誇りである髷を切り落として現れました。
ところが今度の相手・山根家の親子は、髷を結ったままの昔気質の武士。
運命のいたずらか、まさかの展開に!
第9話の登場人物と関係性
人物 | 演者 | 第9話での動き |
---|---|---|
松野トキ | 髙石あかり | 家族への愛を貫き、2度目のお見合いへ |
司之介 | 岡部たかし | 髷を切り落とし「落ち武者」姿に |
山根銀二郎 | 寛一郎 | 初登場。トキの不安を受け止める |
でん | 堤真一 | 「うちの落ち武者が」とツッコミ |
タエ | 北川景子 | トキに嫁入りを提案 |
司之介の散切り頭|誠意が生んだ珍事件
武士の魂を手放す覚悟
司之介が髷を切ったシーンには、正直グッときました。
武士にとって髷は単なる髪型じゃない。
誇りであり、生き方そのもの。
それを切り落とすということは、古い価値観を捨てて新しい時代を生きる覚悟なんですね。
明治の散切り頭への移行は、今で言えば長年のキャリアを捨てて全く新しい仕事に飛び込むようなもの。
でん様みたいにサッパリきれいな散切り頭になる人もいれば、司之介さんのように「これは…」という仕上がりになる人も。
月代(さかやき)を剃っていた部分があるから、どうしても落ち武者風になっちゃうわけです。
『髪型一つで、人生と人間性が出てるなあ』、なんて思いながら見てました。
「うちの落ち武者が」の破壊力
お見合いの席で傳様が放った「うちの落ち武者が」。
このツッコミ、タイミングが完璧でしたね。
真剣にやっていることがズレているから笑える。
岡部たかしさんの「えっ?」という表情も絶妙で、思わず吹き出してしまいました。
落ち武者が 座る見合いの 上座かな
誠実さとコミカルさが同居する。
これぞ、「ばけばけ」の世界観!、「ばけばけ」の魅力!
司之介さん本人は大まじめ。
でも結果がアレ。
人間、一生懸命やってもうまくいかないこと、ありますよね。
そんな不器用さが愛おしくなる展開…。
トキの覚悟|「みんなで幸せに」の重み
家族を見捨てない強さ
トキちゃんの「みんなで幸せになって、初めて幸せなので」という言葉。
シンプルだけど、ずっしり響きます。
借金だらけの松野家を離れれば、トキ一人は確かに楽になれる。
でも彼女はそれを選ばなかった。
この選択が、父の断髪という行動につながっていくんですね。
娘の覚悟が父を動かし、父の行動が新しい出会いを生む。
「親孝行したいときには親はなし」と言うけれど、トキは今、目の前にいる家族を大切にする道を選びました。
なおじは、この場面が心に響いて、飲んでたコーヒーが目からあふれてしまって…。
「怖い」と言える素直さ
お見合いの席で、トキは結婚への不安を「怖い」と正直に打ち明けます。
この素直さ、素敵じゃないですか。
格好つけて平気なフリをするんじゃなく、本音を言える。
人生の大きな決断を前にした不安を隠さない。
その誠実さが、山根銀二郎さんの心を動かしそうですね。
怖いとこぼし 娘が開く 人生の扉
恋愛も結婚も、着飾った言葉より本音のほうが相手に届くもの。
トキの素直さが、良い方向に物事を動かしていく予感。
山根銀二郎の登場|新しい風
寛一郎が演じる元士族の魅力
第9話で初登場した山根銀二郎(寛一郎)。
鳥取藩の元士族の長男で、父とともに髷を結ったままの昔気質。
でもこの人、ただの頑固者じゃないんです。
トキの「怖い」という告白を優しく受け止めて、「二人で話そう」と提案するのだそう。
一度目のお見合い相手が家の体面ばかり気にしていたのとは大違い。
銀二郎さんには、相手の気持ちを大切にする器の大きさがありますね。
彼は司之介の落ち武者姿も屈託なく笑える。
この笑いが場を和ませて、お見合いを良い雰囲気にしてくれました。
両家の親同士も和やかな感じ。
このままいけば、結婚は確実な流れですよね。
これからの展開に期待
次回第10話では、銀二郎がトキを”特別な場所”へ散歩に誘うのだそう。
二人の関係がどう深まっていくのか。
そしてトキの「怖い」という気持ちがどう変化していくのか。
髷を結った銀二郎と、散切り頭(落ち武者風)の司之介。
見た目は対照的だけど、どちらも娘・(未来の)妻を大切にする誠実さは共通しちょるんやないかーい!


第9話の見どころ総括
笑いと感動のバランス
要素 | 第9話のポイント |
---|---|
笑い | 司之介の落ち武者姿、傳のツッコミ |
感動 | トキの家族愛、司之介の断髪の覚悟 |
新展開 | 山根銀二郎の登場と優しさ |
テーマ | 家族の絆、誠実さの大切さ |
第9話は、「ばけばけ」らしさが詰まった回でしたね。
笑えるシーンがあって、ホロリとするシーンもある。
そのバランスが絶妙。
司之介さんの不器用な愛情表現。
トキちゃんの家族への深い愛。
そして新しく登場した銀二郎さんの優しさ。
それぞれが自然体で、それぞれが誠実。
だから見ていて心地いいんですね。
最後に一句
散切りも 髷も笑顔で 繋ぐ縁
– 散切り(ざんぎり)も 髷(まげ)も笑顔で つなぐ縁(えにし)
明治の世を生きる人々の姿から、現代の私たちも学ぶことがあります。
形式より中身。
見た目より心。
第9話は、そんなメッセージを笑いとともに届けてくれましたね。
これからトキと銀二郎の関係がどう進展するのか、松野家の借金問題はどうなるのか。
目が離せない展開が続きそうです。
「あんぱんロス」は、まだ続いてるけど、
なおじにとっては「ばけばけ」という毎朝の楽しみが、確実に一つ増えた。

