こんにちは、なおじです。
明治19年、トキ18歳(髙石あかり)になってました。
分かっているけど、大人になるのが早い朝ドラあるある。
18歳のトキは、松野家の苦しい実情に対して現実的すぎる提案をするわけ。
「婿取りだって!」
思わず画面に釘付け。
貧困から抜け出すための思い切った決断に、現代の婚活事情とは次元の違う覚悟を感じた。


**連続テレビ小説 ばけばけ Part1 (NHKドラマ・ガイド)**をお手元に置いて視聴すると、より深く楽しめますよ。

家族の絆が光る日常描写
明治19年、トキは18歳となり傅様の機織り工場で働く毎日。
松野家は長屋住まいとなり、司之介は牛乳配達で生計を立てているという状況か…。
母上への疲れ自慢で張り合うトキと司之介の様子は、貧しくても家族の結束の強さを物語っていましたよね。
傅様から預かったカステラを前に手を合わせる場面では、「生きてて良かった、さすが傅様、それに比べて…」 という、司之介への当てつけも含んだトキの発言が実に印象的。
今回の朝ドラは、こういう軽さが売りなわけか。
少し、慣れてきた。
カステラで 父上の株 大暴落
お墓参りのようにカステラに手を合わせるフミとトキに、「まだ生きてる!」 と慌てる司之介。
そこでトキが司之介にジャイアントスイングをかます場面は、まさに家族愛の表現でしょうか(笑)。
明治というより、なんとなく昭和の雰囲気。
借金取りの衝撃的現実
翌朝現れた借金取り・森山善太郎の言葉は、まさに現実の厳しさを突きつけるんだけど、そこにもなんとわなしのユーモア。
「このままじゃ返済に200年かかる」 という計算に、「100年以内には」 と返すフミ。
「しんどる!」 という借金取りのツッコミ、もっともですよね 。200年計画なんて、まさに超長期ビジョンの極み、クスっとワロタ。
そして「おトキちゃんいくつになった?18歳じゃ。ぎりぎり間に合うけん 遊郭にいくか」 という衝撃提案。
勘左衛門が借金取りにお茶をかけて追い返す場面は、娘を守る父親の気持ちがひしひしと…。
トキの現実的すぎる解決策
そこでトキが提案したのが「婿様をもらいましょうか。婿様をもらって働き手を増やして借金を返すのです。こげな暮らしから抜け出すにはそれしかない」という、あまりにも現実的な解決策。
18歳でこの判断力とは恐れ入りやの鬼子母神。
現代の婚活とは違い、生存戦略としての結婚。
八重垣神社の意味深な恋占い
友人たちと訪れた八重垣神社での恋占いは、なんとも象徴的でしたね。
紙の船に小銭を置いて池に浮かべる占いで、トキの紙だけが「黒船みたい」と言われるほど遠くまで流されていく場面。
日が傾いても沈まない船は、トキの運命の複雑さを暗示。
まるでペリー来航並みの衝撃を予感させる展開。
未来を知っている視聴者である我々は、『だよね~!』とつぶやきつつ、この状況に納得。
ちょっぴりとトキがかわいそうだったけど、
『トキ、将来すごい出会いがあるんだよ』
と声をかけてあげたくなったよね。
なおじの視点:時代の変化と人間模様
福地美晴ちゃんから髙石あかりちゃんにバトンタッチされ、いよいよ大人のトキの物語が始まりました。
司之介がまだ丁髷を結んでいるのも、時代の変化に対する抵抗感を表現しているようで興味深かった。
気になったのはサワちゃんの境遇 。
川の向こう側、女郎屋の隣という環境で暮らす彼女の複雑な事情が…。
「女が一人で生きていくためには身を売るか男と一緒になるしかない!」 という女郎・なみの言葉が、当時の女性の厳しい現実を物語ってた。
明治時代の女性の選択肢の少なさを考えると、こういうことはあっただろうななぁ…、胸が痛くなる。
婿探し 明治の頃は 死活問題
キャラクターの魅力再確認
トキの婚活スタートで物語も新展開を迎えましたね 。
貧乏で悲惨かと思いきや、家族の温かさや明るさもあって、なんやかんやで楽しい日々が描かれているのが秀逸。
なおじも、『ばけばけ』のドラマ感に慣れてきた感じがする。
岡部たかしさんの頼りない司之介ぶり、髙石あかりちゃんの明るさ、池脇千鶴ちゃんの芯の強さ、小日向さんの**「おじょかわいい」が最高 。
次回(来週)はいよいよ婿探しが本格化するのでしょうか。
この借金まみれの家に婿になっ郎としてくれる人はいったい誰、非常に気になるところですよね。
婿候補 借金聞いて 遁走か
今回の注目キャスト
主要出演者
- 松野トキ(髙石あかり/少女期:福地美晴)
- レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)
- 松野司之介(岡部たかし)
- 松野フミ(池脇千鶴)
- 松野勘右衛門(小日向文世)
- 雨清水傳(堤真一)
- 雨清水タエ(北川景子)
- 野津サワ(円井わん)
- なみ(さとうほなみ)
- 森山善太郎(岩谷健司)
今回新たに登場した借金取りの森山善太郎役・岩谷健司さんの迫力ある演技も印象に残りました。
「200年計画」 という現実離れした返済プランを突きつける役どころ、絶妙。
まとめ:現実と夢の狭間で
第5話は、トキの現実的な決断力と、恋占いに表れる運命の不確実さが対照的に描かれた興味深い回。
18歳の女性が家族の生活を背負って結婚を決意する。
重い話を軽妙に演じる役者さんたち。
ありですね。
読んでいただき、ありがとうございます。
皆さんはトキの婿取り提案についてどう思われましたか?
コメントでぜひお聞かせください。

