本日10月2日、なおじはゴルフで朝の放送を見逃してしまいました。
夕方にNHKone(リニューアルされた新しいやつ)での視聴となりましたが、この第4話「消息不明」は文字通り絶望的な展開でしたね。
ゴルフの疲れも吹き飛ぶほどのドラマチックな回で、妻からは「テレビに釘付けになって、お疲れさまの声もかけられないじゃないの」とお小言をもらいました。
**連続テレビ小説 ばけばけ Part1 (NHKドラマ・ガイド)**をお手元に置いて視聴すると、より深く楽しめますよ。

☆ばけばけ第4話「消息不明」あらすじ☆
・司之介(岡部たかし)が「ちょっと」で出かけて10日間失踪
・トキ(福地美晴)が学校に通いながら毎日父を捜索
・宍道湖のほとりで浮浪者姿の司之介を発見し家族で迎えに行く
・ウサギ相場暴落で巨額借金発覚、学費も払えない状況に
・愛兎「ウサ右衛門」が「しめこ汁」として食卓に登場
・トキ「帰ろう、父上」「生きとっただけでじゅうぶんじゃけん」の名演技

10日間の父捜し:教師時代を思い出す
司之介の失踪とトキの奮闘
司之介(岡部たかし)が「ちょっと」の一言で家を出て、そのまま10日間も帰らない状況からスタート。
この「ちょっと」が永遠の別れになりかねない朝ドラの恐ろしいパターンか…。
教師時代、家庭訪問で「お父さんはどちらに?」と尋ねると「ちょっとそこまで…」と答えたお母さんのことを思い出しました。
あの時の複雑な表情と重なるものがありました。
宍道湖での運命の再会
トキ(福地美晴)が毎日父を探し回る中、浮浪者の遺体を見るたびに「司之介ではない」とホッとする場面は、見ている側も胸が痛みますなぁー。
『子どもに心配させちゃだめだよ、お父さん』
教師時代にも、そんな声をかけたことがあったような…。
そして宍道湖のほとり。
橋の上で手を合わせるトキが、ふと湖を見下ろすと浮浪者姿の司之介を発見するシーン。
この緊張感は朝ドラっぽいー。
司之介が逃げようとするのを、トキが必死に抱きついて阻止。
フミ(池脇千鶴)も駆けつけて、まさに家族の絆が試される瞬間。
ウサギバブル崩壊の現実
ウサギ相場が暴落し、松野家にはトキが学校に通うお金もなくなってしまったとのこと。
これがお父ちゃん(司之介)失踪の真相。
明治時代の投機的商売の危険性を、現代の視聴者にも分かりやすく描いた脚本は見事!
いいよ、いいよ!
心に刺さった名場面

「帰ろう、父上!」「「生きとっただけでじゅうぶんじゃけん」
トキの必死の叫びに、教師時代を思い出すんです。
時に子供の方が大人より強いときもある。
『お父さん、こどものためにしっかりしなきゃ!』とどうやら私がつぶやいたよう。
すかさず妻が、「お父さん、心の声が漏れてますよ」と。
ともあれ福地美晴ちゃんの演技が素晴らしかった。
大人顔負けの表現力でした。
しめこ汁の衝撃的真実

愛されていたうさ右衛門が「しめこ汁」として食卓に…これは朝ドラ史に残る衝撃的な展開 。
「しめこ汁とは」「えーーーー?!うさ右衛門がーー!」
といった悲鳴が、そこここで上がってた!
過去の朝ドラ「ちむどんどん」のアババ事件を彷彿とさせる展開に、視聴者の心も揺れ動いたのでは…。
なおじ的考察:明治商業史の視点から
元武士の商売への無知
やはりウサギの売買は危険ダッタヨネー。
まるっきりの授業ネタだよ。
最初の利益200円だけで手を引いていれば、こんな大問題にはならなかったのに…。
社会科教師の血が騒ぐままに解説すると、これは明治維新後の士族の商法への不慣れさを象徴する出来事。
胴元だけが儲かる仕組みは、現代の投資詐欺にも通じるものがあるなー。
岡部たかしさんの演技に脱帽
司之介を演じる岡部たかしさんの「情けなくも憎めないダメ親父」の演技が秀逸。
岡部さんが演じると、重いテーマなのにどこかにおかしみもある。
朝ドラ常連「岡部たかし」は、やっぱり名優。
この複雑な人物像を表現する技量は、さすがベテラン俳優ですね。
福地美晴さんの圧巻の演技
子供時代のトキを演じる福地美晴さん、もうちょっと見ていたくなった。
特に父を探すシーンでの表情の変化は、プロの俳優顔負けだったよ。
主要キャスト情報
- 司之介(松野司之介):岡部たかし – 元武士で松野家の大黒柱
- トキ(子供時代):福地美晴 – 本作のヒロイン、小学生
- フミ(松野フミ):池脇千鶴 – 司之介の妻、トキの母
- 勘右衛門(松野勘右衛門):小日向文世 – トキの祖父、幕末をたくましく生き抜いた生粋の武士
勘右衛門は、幕末をたくましく生き抜いた生粋の武士。明治になっても、この国を守るのは自分だと信じ、髷(まげ)を結い、剣の稽古を続ける’ラストサムライ’。
だが。トキにはめっぽう弱い。
どこのおじいちゃんも、そうだよね。
なおじのまとめ
ウサギ跳ね 夢一瞬で 今朝は汁
怖いですね~!
今回のポイント整理
- ✅ 司之介10日間失踪→宍道湖で発見
- ✅ ウサギバブル崩壊で巨額借金発覚
- ✅ 愛兎ウサ右衛門が「しめこ汁」に…
- ✅ トキ「「生きとっただけでじゅうぶんじゃけん」の名演技
- ✅ 明治の元武士商法失敗の典型例
第4話でなおじ的に一番響いたのは
福地美晴ちゃんの「帰ろう、父上!」
教師時代、ヤングケアラーをこなすなど家庭で頑張る子供たちを何人も見てきましたが、あの必死さは本物。
ざわついたのは、しめこ汁(ウサギ汁)
『ちむどんどん』の再来やー!
明日以降の注目点
・大人トキ(髙石あかりさん)登場で時代はどう変わる?(福地美晴ちゃん、もうちょっとみたいかも)
・借金問題の解決策は?
第4話、ゴルフ疲れも忘れるほど見入った。
妻には「心の声が漏れてる」と言われました…。(笑)
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