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ばけばけ第23話ネタバレ!イライザへの手紙に込められた想いと錦織の板挟み

こんにちは、なおじです。

10月29日の「ばけばけ」第23話、ご覧になりましたか?

もう、松江の朝の風景が美しすぎて!

霧に包まれた松江大橋、遠くで響く鐘の音。

ヘブンじゃなくても、思わずうっとりしちゃいますよね。

米掲く音 天狗も起こす 松江かな

ヘブンがイライザへ綴った手紙。

そして、教科書を手にした時の震える手。

今回は、登場人物たちの心の内側が、じわりと伝わってくる回でした。

ヘブンさんが松江で迎えた朝

この記事でわかること

  1. ヘブンがイライザへ送った手紙の全内容と本当の意味
  2. 教科書を持つ手が震えていた理由と心理描写
  3. 錦織を「無視」したヘブンの行動の真相
  4. 錦織が直面している知事との板挟み状況
目次

松江の朝、神々の首都で迎えた感動

ヘブンが松江にやってきて一夜明けました。

花田旅館の土間から響く、米を掲く音。

あの音で目覚めるって、風情がありますよね。

窓から見える松江大橋、遠くで響く寺の鐘、物売りの声。

明治時代の松江が、まるで絵巻物のように描かれていました。

ヘブンにとって松江は「神々の国の首都」。

憧れの地で迎える朝に、彼はどれほど感動したことでしょう。

「光と音の世界」「鳥肌が立った」「映画のよう」

なおじも同じ気持ちです。

この美しい映像表現こそ、朝ドラ「ばけばけ」の真骨頂ですね。

イライザへの手紙が明かす本心

さて、今回の最大の注目ポイント。

ヘブンがイライザへ送った手紙の内容です。

机に右目を近づけて、ペンを走らせるヘブン。

視力に問題を抱えていた彼の描写が、リアルに描かれていました。

手紙には、こう書かれています。

「この町は想像以上だ」

「きっと素晴らしい日本滞在記が書けるだろう」

「楽しみに待っていてほしい」

「日本滞在記が書けたら、君に一番に読んでもらう」

「そしたら、すぐにアメリカに帰る」

この最後の一文、重要なんですよね。

ヘブンは松江に永住するつもりはなかった。

日本滞在記を書くこと、それが来日の目的だったわけです。

しかも「君に一番に読んでもらう」って。

これ、間違いなくイライザへの特別な想いの表れでしょう。

便箋に 君の名先で 日本後

イライザとヘブンは恋人なの?

ドラマでは、二人は「密かに思い合っている」という設定になっています。

イライザはアメリカで活躍する女性記者で、ヘブンの新聞社時代の同僚。

ヘブンにとっては「憧れの存在」なんです。

イライザもヘブンに対して恋愛感情らしきものを抱いている、と描かれているんですね。

ただし、史実では少し違うんですよ。

実在のエリザベス・ビスランドは、小泉八雲より11歳年下の後輩記者でした。

八雲はビスランドにゾッコンだったようですが、ビスランドにとって八雲は「たくさんいる崇拝者の一人」に過ぎなかった。

切ないですよね。

ドラマでは、この関係性をより対等に、お互いに想い合う関係として描いるようです。

これが後々、トキとの関係性にどう影響していくのか。

今から楽しみで仕方ありません。

震える手が語る不安と緊張

錦織さんがヘブンの部屋を訪ねます。

中学校で使う英語の教科書について、意見を聞きたかったんですね。

でも、ヘブンは書き物に集中していて反応しません。

ふすまが閉まっていて、中からはペンを走らせる音だけが聞こえてくる。

錦織さん、何度も声をかけたんですよ。

でも、ヘブンからの返事はない。

仕方なく錦織さんは教科書を置いて帰ります。

その後、ヘブンはふすまを開けて教科書を手に取りました。

その手は、かすかに震えていたんです。
気が付きました?

なぜ手が震えたのか?

これは、ヘブンの緊張と不安の表れでしょうね。

海を渡って遠路はるばる見知らぬ土地に来て、いきなり見知らぬ国の人の前で授業をする。

想像しただけで緊張しますよね。

ヘブンは毅然とふるまっています。

でも、教科書を手にして「明日から授業が始まる」と思ったら、思わず手が震えてしまったのでは…。

教科書に 触れて震える 異国の手

史実の小泉八雲も、松江での教師生活には苦労したと言われています。

特に、視力の問題を抱えていた八雲にとって、教壇に立つことは大きな挑戦だったはず。

机に右目を近づけて文字を書く描写も、その視力の問題を示唆しているんでしょうね。

ヘブンが錦織を無視した理由

ここで、なおじが気になったポイント。

なぜヘブンは錦織さんの呼びかけに応じなかったのか?

錦織さん、本当にかわいそうでしたよね。

何度も声をかけているのに、完全にスルーされて。

でも、これは「無視」ではなかったんじゃない?

ヘブンは、イライザへの手紙を書くことに完全に集中していました。

ペンを走らせる音だけが聞こえていた、という描写からもわかります。

つまり、ヘブンは錦織さんが来たことに気づいていなかった可能性が高い。

あるいは、気づいていても、手紙を書き終えることを最優先にしたのかもしれません。

イライザへの想いを綴ることが、それほどまでに彼にとって大切だったんでしょう。

錦織さんにとっては、たまったものじゃありませんけどね。

教科書を 置いて帰るや ペンの音

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ばけばけ23

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