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🌙ばけばけ第12話ネタバレ感想~傳さん倒れて不幸の連鎖が始まった!雨清水家の危機

こんにちは、なおじです。

今週は所要のため、水曜日の夜に12話・13話を続けて視聴。
まずは、12話を見終えて感想を書きました。

第3週「ヨーコソ、マツノケヘ。」の第12話。

トキと銀二郎の新婚生活が始まったばかりなのに、雨清水家に暗雲が立ち込めてきましたね。

今回は傳さんが倒れるという衝撃的な展開で、なんだか不幸の連鎖が始まった感じがしてなりません。

小泉セツ 八雲と「怪談」を作り上げたばけばけの物語
目次

雨清水家の危機~長男出奔と工場の資金難

景気悪化の波が、ついに雨清水織物にも押し寄せてきましたね。

工場は資金難に陥り、社長の傳(堤真一)は金策に奔走することに。

しかも、こんな大事なときに長男の氏松が出奔してしまうという、踏んだり蹴ったりの状況。​

主なキャスト

役名俳優名
松野トキ高石あかり
雨清水傳堤真一
雨清水タエ北川景子
雨清水三之丞板垣李光人
山根銀二郎寛一郎

三之丞が急遽社長代理に

傳は急遽、三男の三之丞(板垣李光人)を事務室に呼びました。

経営のことなど何も知らない三之丞が、いきなり社長代理を任されることに。​

李光人君、今回の役どころは『頼りな~』な人物のよう。

事務所で何をしていいかわからず、ただ椅子に座っているだけの三之丞。

そこに従業員の平井が、工場再建のため女工たちに一日一反ずつ織らせるようアドバイス。

思わず、テレビに向かって「鬼~」と叫んでました。

三之丞は女工の負担を考えることなく、経営が良くなるならと簡単に同意してしまうのです。​

これは典型的な「現場を知らない管理職」の失敗パターンですな。

数字だけ見て判断すると、現場で働く人の苦労が見えなくなる。

三之丞の判断が、後々どんな結果を招くのか心配になりました。​

傳さん倒れる~吐血して寝込む衝撃

金策に奔走する傳でしたが、うまくいきません。

翌日、トキが工場にいると「工場が危ない」という噂が流れ始めます。​

そして、金策に失敗した傳が帰ってきますが…ひどい咳を繰り返し、吐血してしまいます。

そのまま倒れて寝込んでしまうという、衝撃的な展開。​

「病は気から」と言いますが、傳さんの場合は「病は金策から」になってしまいました。

お金の心配で心身ともに追い詰められた結果でしょうか。

元社会科教師として、明治時代の景気変動がいかに庶民を苦しめたか、改めて考えさせられる場面でした。​

タエの看病とトキの献身

傳が倒れたことで、雨清水家の脆弱さが露呈します。

タエ(北川景子)はお嬢様育ちで、お粥も作れず看病もままならない。

火事になりそうになったというから、これはもう笑えません。​

トキは雨清水家と自分の関係を知らずに、傳の看病を買って出るんでしょうね、きっと。

しかし、家族の微妙な反応に違和感を覚えるという展開かな。

そして、その「違和感」が、後の展開で重要な意味を持ってきそうな予感。

タエは、お粥も作れぬお嬢様 看病で家事を出しそうな有様…。

良家の子女として育てられたことが、こんな非常時には逆に足を引っ張ってしまう。

『教育とは何か』…。

考えさせられるエピソードでした。​

銀二郎の厳しい現実

一方、松野家に婿入りした銀二郎(寛一郎)も、厳しい状況に置かれていますね。

貧乏な武士でプライドを持っている親が嫌だったのに、松野家の養父・勘右衛門(小日向文世)はそれ以上に厳しい。​

竹刀を振りながら跡取り教育を受ける銀二郎。

「格が格が」と言うのであれば、『まずは借金を返せよ』と銀二郎は思っていたのでは…。

二人並んで座ったときの距離が、心の隙間を暗示している…。

新婚生活が始まったばかりなのに、お互いに重荷を背負わされている感じ。​

竹刀振る 隣の部屋の 借金帳

銀次郎の努力と心の底の『格下という劣等感』、対して、プライドは高いが借金だらけの松野家の現実。

この矛盾が、二人の関係にどう影響していくのか。​

なおじの感想~これは離婚フラグ?

今回の第12話を見て、正直なところ不安しか感じません。

雨清水家は工場の危機、長男の出奔、傳の病気と三重苦。

松野家も借金問題と、跡取り教育のプレッシャーから生まれる心の隙間​

トキと銀二郎は怪談好きという共通点で結ばれた二人ですが、現実の重さに押しつぶされそうになっていますよね。

これは離婚の伏線なのでしょうか。

史実では、小泉八雲のモデルとなったラフカディオ・ハーンの妻・セツは離婚していませんが、ドラマでは別の展開になるかもしれませんね。​

まとめ:

「ばけばけ」第12話は、雨清水家と松野家の両方に暗雲が立ち込める、重苦しい展開でした。

傳さんの病気、工場の危機、銀二郎のプレッシャーと、不幸の連鎖が止まりません。​

トキと銀二郎の幸せな新婚生活は、あっという間に現実の重さに押しつぶされそうになっています。

これは離婚への伏線なのか、それとも二人で乗り越えていくのか。

次回以降の展開に注目です

気になるポイント3つ

  1. 傳さんは助かるのか? 吐血して倒れた傳さんの容態が心配です。当時の医療水準では、重病から回復するのは困難でした。​
  2. 雨清水家は倒産するのか? 長男不在、社長病気、資金難という三重苦。三之丞では経営を立て直すのは無理でしょう。​
  3. トキと銀二郎の関係は? お互いに重荷を背負い、すれ違いが始まりそうな予感。新婚なのに会話も少なかったのが気になります。​

金策の 足音消えて 咳ひとつ

今回の第12話を一言で表すなら、まさにこの川柳です。

一つの不幸が次の不幸を呼び、止まらない連鎖が始まってしまった感じがします。​

連続テレビ小説 ばけばけ Part1 (1)
ばけばけ12

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