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ばけばけ第2話感想|堤真一の散切り頭に「バケ」た!明治初期の豪邸ぶりに驚愕

こんにちは、なおじです。

「ばけばけ」第2話、堤真一さんの散切り頭登場シーン。

あの凛々しい姿を見て、一句浮かんだんです。

散切り頭 時代は変われど 魂は武士

今回は北川景子さんと堤真一さんが初登場し、物語がぐっと重厚になりましたね。

朝の15分間が充実。

「何も起きない物語」で明治の息吹を感じるシーンでした。

目次

堤真一が魅せた「武士の決断」

第2話最大の見どころは、雨清水傳(うしみず でん・堤真一)が髷を切って現れるシーンでした。

「武士の時代はとうに終わりじゃ」と言い切る姿は、まさに時代の変わり目を生きる武士の覚悟を表していましたね。

織物工場を始めると宣言する場面では、没落士族がどうやって生き抜こうとしたか、その現実がリアルに描かれていました。

あの散切り頭を見たときのタエの驚きよう。

「化け物に心を食われた」ように見えたんでしょうね。

でも、あれこそ文字通り「ばけばけ」してますよね。

外見は変わっても、中身は立派な武士のまま。

堤真一さんの演技の深みがありました。

北川景子の気品あふれる厳格さ

北川景子さん演じるタエの初登場も印象深いものでした。

「武士の娘が金を稼いだりしてはいきません」と厳しく言い放つ姿は、明治初期でもまだ身分意識が根強く残っていた時代背景をよく表現していたと思います。

この場面、授業で使えそうです。

あの着物姿の美しさといい、立ち居振る舞いの気品といい、さすが名家のご令嬢という雰囲気が漂っていました。

朝ドラ初出演とは思えない存在感で、これからの展開が楽しみになりました。

福地美晴ちゃんの自然体が光る

子役の福地美晴ちゃんの演技も素晴らしかったですね。

特にトキが「教師になりたい」と宣言するシーンでの表情の変化は、見ていて心が温かくなりました。

親友のサワに影響されて将来を考える姿は、子どもらしい純粋さがよく出ていました。

令和の現在、教師のなり手が少なくて困ってるんですよ、実は。

トキのけなげなこのセリフが、教師の原状回復の助けになるといいのだが…。

福地美晴ちゃん演技経験がほとんどないんだそう。

それなのに、今朝の演技は自然で魅力的な表現ができてた。
傳おじさまを「素敵だった」と語るシーンの無邪気さは、見ている大人も癒されましたね。

今後が楽しみ。

明治初期の上流階級の暮らしぶりに仰天

さて、今回見ていて一番気になったのは、雨清水家の豪華な生活ぶりでした。

あれだけの女中さんや家付きの武士を抱えていたのを見て、「明治初期の上流階級って、本当にこんなにスケールが大きかったのかな?」と疑問に思ったんです。

調べてみると、確かに明治初期の上級武士の家では、多数の使用人を雇うのが普通だったそうです。

特に「上女中」「下女中」といった階級制度まであり、それぞれ役割が明確に分かれていました。

雨清水家のモデルとなった小泉家は松江藩の番頭クラスで家禄300石という上級武士だったので、あの豪華な暮らしも決して大げさではなかったようです。

明治維新後も、上流階級の家では旧家臣団との関係が続き、彼らが使用人として屋敷の運営を支えていたというのが実情だったんですね。

なるほど、これで合点がいきました。

「百聞は一見にしかず」ならぬ 「百読は一ドラマにしかず」

岡部たかしの父上がちょっと心配

トキの父・司之介を演じる岡部たかしさんも味のある演技でした。

武士のプライドと現実のギャップに戸惑う姿は、時にコミカルで時に哀愁を誘いますねー。

第1話では、実の息子の岡部ひろきさんが演じる松野トキ(幼少期)の担任・谷川原先生から厳しい言葉を受けてました。

実の親子がいがみ合う(ドラマ上は他人だけど)という設定は、制作陣のユーモアを感じさせて面白かったですね。

でも、司之介さんもそろそろ奮起しないと、家族が心配になります。

このお父ちゃん、大丈夫かね…。

泣きの場面がもう少し欲しいかも

正直に言うと、まだこのドラマには完全にハマり切れていないのが本音です。

理由は、泣かせる場面が少ないから。

朝ドラといえば、朝から涙腺を刺激してくれるのが醍醐味なんですが、今のところユーモアと時代描写が中心で、心を揺さぶるような感動シーンがもう少し欲しいなと感じています。

でも、これはまだ序盤だから仕方ないでしょう。

これから物語が進むにつれて、きっと心に響くエピソードが待っているはずです。

時代の波に翻弄される人々の心情

「ばけばけ」第2話を見て感じたのは、明治維新という大きな時代の変化の中で、それぞれの立場で懸命に生きようとする人々の姿でした。

のように変化を受け入れて前進する人、タエのように伝統を守ろうとする人、司之介のように戸惑い続ける人。

どの登場人物も決して単純ではなく、それぞれに深い想いを抱えているからこそ、視聴者の共感を呼ぶのでしょう。

第2話の魅力をまとめると

見どころ評価コメント
堤真一の散切り頭★★★★★時代の変化を象徴する見事な演技
北川景子の気品★★★★☆朝ドラ初出演とは思えない存在感
福地美晴ちゃんの自然さ★★★★☆子どもらしい純粋さが魅力的
明治時代の再現度★★★★☆上流階級の生活がリアルに描写
感動度★★★☆☆まだ序盤、今後に期待

第3話以降、トキがどのように成長していくのか、そして時代の波に翻弄される松野家がどうなるのか、楽しみです。

「ばけばけ」を見ながら、明治という激動の時代に思いを馳せている自分がいます。

きっと現代を生きる私たちにも通じる何かが見つかるはず。

(元教師として歴史の面白さを感じつつ、今日も朝ドラを楽しみにしている一視聴者より)

ばけばけ2

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