MENU

ばけばけ91話感想|熊本行きに揺れるトキと家族の決断を元教師が味わう

こんにちは、なおじです。

ばけばけ91話は、ヘブンの「クマモト、ドウデスカ」という一言から、トキの胸の奥にしまっていた不安と本音が一気に表に出た回。

熊本行きの話、錦織兄弟の将来、生徒たちの「帝大に連れて行って」の大合唱まで、「家族と学びの幸せ」をどう選ぶかがぎゅっと詰まっていましたね。

なおじも、進路指導で何度も聞いてきた「先生、家族と離れたくないんです」という声を思い出しながら見入ってしまいました。

驚く司之介とフミ

この記事でわかること

  • ヘブンの熊本行き提案に対するトキの「家族と離れたくない」という本音の重み
  • 錦織が弟の丈を帝大に活かすため、校長就任を目指す兄弟の覚悟
  • 「夫婦げんか」に見えて実は「家族会議」だった司之介・フミを巻き込んだ対話
  • 生徒たちの「帝大に連れて行ってくれ」という声とヘブンの苦悩
  • フミが無言でトキを見送る場面に隠された、消えない「噂」の影
目次

ばけばけ91話感想|「クマモト、ドウデスカ」とトキの本音

マツエを離れたいと言うヘブン

ヘブンの提案とトキの動揺

ヘブンがトキに「イク、シタイ、マツエ、ハナレル、シマショウ」と熊本行きを持ち掛けた場面。

なおじは思わず身を乗り出しました。

トキは動揺しながらも「熊本には何があるのか」と問います。

ヘブンが「山、海、空」と答えたのに対し、「松江と変わらず…わたしは行きません」と返すトキ。

まさに出雲の娘のが出たなあと感じました。

「家族と離れたくない」という本音

「家族の誰とも離れたくない」とはっきり口にしたトキ。

この一言、なおじには長年の進路指導で何度も聞いてきた声そのものでした。

ばけばけ91話の核心は、この「離れたくない」という素直な気持ちにあります。

「(雨清水家、おじじ様たち含め)ミンナ、ツレテイク、シマス」と押し切ろうとするヘブンの片言が、今回は妙に現実的で重く響きます。

それに対して、「一人でも反対したら、私は行かない」とトキが言い切ったトキ。
これは単なる条件闘争ではなく、「家族全員で決めたい」という主体的な意思表明だと感じました。

ハンバート・ハンバートの歌詞が残る

なおじの耳には、「帰る場所など とうに忘れた、君と二人歩くだけ」というハンバート・ハンバートの歌詞がずっと残っていました。

夫婦でどこへでも行けるのが理想に見えて、実は「帰る場所」=松江と家族をどう守るかが、トキにとっては譲れない一線なのだと伝わってきます。

👉 関連記事:ばけばけ90話感想~ヘブン決断の理由とおトキの傷跡

ばけばけ91話感想|錦織兄弟と「帝大に連れて行って」の熱

弟の丈と将来について話す錦織

錦織が弟の丈に語る覚悟

錦織が弟の丈を呼び出し、「丈は将来どうしたいか」と問いかけるシーン。

なおじ的にはグッときました。

丈が「帝大に行きたい」とはっきり口にします。

錦織は「俺とヘブンさんがお前を帝大に連れて行く」と語ります。

元社会科教師(担任)視点で見ると、「校長になるのは、丈を帝大に活かせることが目的」と言い切る兄の姿には、家族の教育投資としての覚悟がにじんでいると感じます。
(同僚・校長視線で見ると、おいおい錦織さん…なんですけど。)

生徒たちの「帝大に連れて行ってくれ」大合唱

教室では、丈をはじめとした学生たちが「帝大に連れて行ってくれ」とヘブンに迫ります。

ヘブンは「私、神様、違う」と苦笑しながら受け止める流れも面白い対比です。

明治の若者が「帝大」を夢見る姿は、現代の「難関大に行きたい」「県外に出たいけど、親が心配」という声と地続きに見えます。

ばけばけ91話では、錦織の覚悟と生徒たちの期待が、ヘブンの熊本行きという選択にプレッシャーをかけていく構図が見えてきますよね。

👉 関連記事:ばけばけ83話感想|サワと庄田の初デートと錦織の決意

ばけばけ91話感想|夫婦げんかに見えるけれど、実は「家族会議」

松江を離れたいと言うヘブン

司之介とフミの反応

司之介とフミが「トキとヘブンが夫婦げんかだ」とささやき合うくだり。

視聴者の気持ちをそのまま代弁してくれているようでした。

ヘブンが意を決して「マツエ、ハナレル、シマセンカ」と切り出した瞬間、トキが「いきなり言うな」と怒るのももっともです。

なおじも「それはそうだ」とうなずいてしまいました。

「松江の冬が寒いから」という理由

長屋住まいに戻ることを心配する司之介

もともとは「松江の冬が寒いから」という理由だとトキが司之介とフミに説明します。

司之介は「なぜ自分たちまで」と戸惑い、一度は「松江を出ていくのは嫌だ」と拒みます。

しかし「ヘブンが熊本に行ってしまったら、自分たちはまた長屋暮らしか…」と考え直すあたり、生活感たっぷりのリアルな計算も見え隠れ…、実に司之介らしい。

司之介の軽さは別として、この場面は「情」と「生活」と「学び」(ヘブンの教師としての役割)が絡み合っていて、単なる夫婦げんかではなく、「どこでどう生きるか」を家族みんなで選び取る話になっていると感じます。

家族の反応を整理してみると

ばけばけ91話で見えてきた家族それぞれの立場を表にまとめてみます。

人物当初の反応本音・背景
ヘブン熊本行きを提案松江の冬が寒い/教師としての新天地
トキ「行きません」と即答家族と離れたくない/出雲の人としての誇り
司之介「松江を出るのは嫌」ヘブンがいなくなると長屋暮らしに戻る不安
フミ無言で見守るトキへの複雑な感情/家族の行く末への心配?/娘と離れる覚悟?
錦織ヘブンと一緒に丈を帝大へ弟の将来のために校長就任を目指す

表にしてみると、ばけばけ91話は「家族全員の人生がかかった決断」であることがわかります。

👉 関連記事:ばけばけ89話感想|噂が消えた理由と「謝らんでごしなさい」の重み

ばけばけ91話感想|トキのショールと、少し怖いフミのまなざし

無言でトキを見送るフミ

フミが買い物に出るトキを廊下で見送る場面。

なおじは「ちょっと怖い」と感じました。

車(人力車)で買い物に出かけるトキを、無言で見つめるフミの表情には、心配とも不安ともつかない複雑さがにじんでいます。

トキが玄関で胸元に手を当て、車上でショールを被る動き。

これは、「ラシャメン騒動」の記憶を抱えたまま外に出る怖さの表現にも見えました。

前話までの「噂」「ラシャメン疑惑」が完全には消えていないのではないか、と感じさせる静かな伏線…。

そして、フミの心にある、娘(トキ)の行く末に対する漠然とした不安を表現していたのでは…。

元教師として校門前の通学路に立っていた経験から言うと、「何気ない仕草の変化」は生徒の不安のサインであることが多いです。

トキのショールに[隠れる・去る]というような匂いを感じてしまいました。

だからこそ、「一人でも反対したら、わたしも行かない」と言い切ったトキの言葉は、熊本か松江かという場所の問題を越え、「自分を大切にしながら家族で歩む」決意のように響きます。

👉 関連記事:ばけばけ84話|おトキとおサワ再会とスイーッチョ

ばけばけ91話Q&A|熊本行きとこれからの展開は?

Q1 ヘブンは本気で熊本に行くつもりなの?

現時点の描写では、「松江の冬が寒い」という理由をきっかけに、熊本行きをかなり本気で考えているように見えますよね。

ただし、「みんなツレテイク」と家族・親族全員を連れて行く案を出していることから、単なる転勤ではなく、暮らし方そのものを組み替える大胆な提案になっているのがポイントですよね。

実は、史実では…。

Q2 トキが「一人でも反対したら行かない」と言った意味は?

表面的には条件闘争ですが、なおじには「これは私一人の問題じゃない」というメッセージに聞こえました。

出雲の人として家族を大事にしてきたトキが、自分の不安だけを飲み込むのではなく、きちんとと向き合って決めたいという、主体的な姿勢の表れだと思います。

Q3 これから丈や生徒たちの進路はどう関わってくる?

丈が帝大を目指し、錦織が校長になる決意を固め、生徒たちも「帝大に連れて行って」と声を上げた今、熊本行きは「教えの場」をどこに置くかという問題ともつながってきます。

ヘブンが松江を離れれば、錦織や生徒たちとの関係も変わるはずで、その揺れが今後の一週間の大きなテーマになりそうです。

筆者紹介|なおじ

元社会科教師として公立小・中学校で35年勤務し、バスケットボール部顧問も10数年担当した経験を持つブロガーです。

現在は8つのブログ(ドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評)を運営しています。

ばけばけ91話のようなドラマ記事では、「心の揺れ」をていねいに「感受」しつつ、教育現場や家族の視点でシーンの奥行きを解説するスタイルを大切にしています。

家族

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次